お風呂ドアを引き戸にする3つのメリットとキレイを保つコツ!

バスルームの扉を開ける手

お風呂のドアには引き戸・折り戸・開き戸といった種類がありますが、今回はお風呂のドアを引き戸にするメリット・デメリットについて詳しく紹介します。お風呂のドアの引き戸は、年配の方がいるご家庭や小さなお子様がいるご家庭で特に注目されています。また普段からできるお風呂の引き戸をきれいに保つ方法も紹介しているので参考にしてください。

お風呂ドアを引き戸にする3つのメリット

バスルーム

お風呂のドアを引き戸にした場合、大きく分けて3つのメリットがあります。

メリット1:スペースを有効活用できる

お風呂のドアが引き戸の場合、スペースが有効活用できます。

引き戸でしたらお風呂場の前後にスペースが無くても、洗面所からお風呂、お風呂から洗面所への出入りの際に、ドアの扉が邪魔になってしまうことがありません。

開き戸や折れ戸の場合には扉の前後にドアを開閉させるためのスペースが必要になるので、扉が可動する場所には何も物を置くことができません。

お風呂の引き戸は、扉を引き込むスペースが必要になってしまいますが、その部分に棚を設置したり脱衣カゴを置くこともできるのでスペースを有効活用することができます。

メリット2:掃除がしやすい

お風呂の引き戸の構造は、レールの上に扉を乗せているだけという簡単なつくりなので、掃除がとてもやりやすくなります。引き戸のメーカーや製品によっては扉を取り外しも可能なので隅々まで掃除することができます。

お風呂は水やシャンプー・ボディーソープなどの成分や髪の毛で汚れがいろいろな場所に飛んでしまうだけではなく、カビも発生しやすい場所なので定期的に隅々まできれいに掃除をしなければなりません。

掃除がしやすいということは、家事の手間を大きく減らせるだけではなく、より長持ちさせるという観点からも重要なポイントになります。

メリット3:開閉しやすく誰でも開閉が簡単

お風呂の引き戸は扉をスライドさせるだけで開閉ができるので、子どもやお年寄りといった力が弱い人でも簡単に出入りをすることができます。

お年寄りの場合、開き戸や折れ戸の場合には扉を開けるときにバランスを崩してしまったり、指を挟んでしまうというアクシデントが発生してしまうことがありますが、引き戸でしたら扉をスライドさせるだけなので心配いりません。

また、入浴時に介護が必要な人がいる場合でも、付き添える介助者が浴室への出入りがしやすいこともメリットになります。

浴室内で誰かが転倒して動けなくなってしまった場合、開き戸や折れ戸は扉の可動するスペースに倒れている人や物があると扉を開けられないというトラブルになってしまうことがありますが、引き戸でしたらスライドさせるだけで扉を開けることができるので安心できます。

現段階で高齢者がいる家庭でしたら、風呂場での事故が多いということもあるので将来のことを考えると引き戸にしておくといろいろな面で安心できます。

《 ポイント 》

  • お風呂の引き戸は扉の開閉にスペースが無くても可能で、力が弱い方でも開けやすく、構造がシンプルなので掃除もしやすいという大きなメリットがある。
  • お風呂で何かアクシデントが起こった場合でも引き戸は動きやすく開き戸や折れ戸と比較して安心できる。

お風呂ドアを引き戸にするデメリット

お風呂場セット

お風呂ドアを引き戸にした場合のデメリットについても紹介しておきます。

デメリット1:引き込みスペースが必要

お風呂のドアを引き戸にリフォームする場合、扉の引き込みスペースが必要になります。また、窓のある位置や配管の配置場所によってはリフォームを考えてもできないこともあります。

デメリット2:交換費用が高額

お風呂の開き戸や折れ戸から引き戸への交換という場合には、工事が大掛かりになり交換するための費用が高額になってしまうことがあります。

同じ種類のお風呂の扉を引き戸へ交換する場合は、それまでに使用していたレールや枠をそのまま使用することができることがありますが、違うタイプの引き戸へ交換する場合は使用していたものを使うことができなくなってしまうため交換のための工事が大掛かりになってしまうので費用が高額になってしまいます。

お風呂の引き戸への交換の場合は、扉の引き込みスペースを作り、古い枠を取り外して新たな枠を取り付けなくてはいけません。

デメリット3:扉にタオル掛けが付けられない

お風呂の開き戸や折れ戸の場合には扉にタオル掛けなどを設置することも可能ですが、引き戸の場合には、開閉時に扉が引き込みスペースに収納されるので何も設置することができません。

タオル掛けなどは浴室内の壁に設置することになるため浴室のスペースを用意することになります。

《 ポイント 》

  • お風呂の扉を引き戸にリフォームしたいと考えた場合には、扉の引き込みスペースの確保や交換のための工事費用が高額になってしまうことがデメリットとして考えられる。
  • お風呂の引き戸の扉は開閉時に引き込みスペースに収納されるのでタオル掛けなど何も付けることができなくなってしまう。

お風呂の引き戸以外のドアのタイプ

バスルームの扉

これまでお風呂のドアとして、引き戸について紹介してきましたが、引き戸以外の扉について確認しておきましょう。

開き戸

玄関ドアや部屋のドアとして多く使われているタイプの扉ですが、お風呂の扉としてつかわれていることはあまり多くないタイプです。理由は大きなデメリットにもなりますが、扉を開けるためにはかなり大きなスペースが必要になってしまいます。

玄関や部屋で使用する場合には、扉の前のスペースが大きいので気にすることはありませんが、お風呂の場合扉の前は限られたスペースしかありません。洗濯機や脱衣かごなどの設置場所をよく考えておかないと扉が非常に開けづらくなってしまいます。

折り戸

折り戸は扉が中央部分で折れて浴室側に押して開く扉で、開き戸と比較すれば大きなスペースが無くても開閉することができます。

また、引き戸のように扉を引き込むスペースを用意する必要が無く省スペースで設置することが大きなメリットとなり、賃貸物件のユニットバスで使用されたり標準の扉として使用されています。

折り戸のデメリットは開き方が特殊なので子供が手を挟んでしまう恐れや年配の方が上手に開閉できないこともあります。またふいに手を付いて扉が前に動いてしまうと転倒の恐れもあります。

浴室側で誰かが倒れてしまったばあい折り戸の前で動けない場合には扉が非常に開けづらくなってしまうこともあります。

また、引き戸の扉は構造が他のタイプと比較して複雑なので、掃除が構造上やりづらいため埃が溜まって不衛生になってしまうことがあります。

《 ポイント 》

  • 引き戸と比べて、開き戸と折り戸にはデメリットとなる面が多く、特に開き戸に関してはあまり見かけることはない。
  • 引き戸と比べて、折り戸は扉の引き込みスペースの確保が難しいご家庭の場合など省スペースでの設置が可能なので普及している。

お風呂の引き戸をキレイに保つコツと掃除方法

シャワー

カビの発生を抑えるために普段からできることなどキレイを保つためのコツ、溝やレールのホコリの取り方など引き戸の掃除方法を紹介します。

引き戸掃除の方法と手順

お風呂の引き戸は他のタイプの扉と比較して構造がシンプルなので掃除がしやすい扉ですが、お風呂は家の中でも汚れやすい場所になります。お風呂を丁寧に掃除をして劣化が早く進まないようにきれいに保つようにしましょう。

溝やレールは歯ブラシで汚れを取る

引き戸は開閉にあまり力は必要ありませんが、溝やレールに汚れが溜まってしまうと、扉の動きが悪くなり重くなってしまうことがあります。

お風呂の扉にはほこりや石鹸カスなどの洗剤が付着しやすいので、使い古しの歯ブラシに浴室用の洗剤をつけて使用して溝やレールの中に溜まってしまったほこりや汚れを排除してきれいにしましょう。

ゴムパッキンのカビを除去する方法

お風呂の引き戸の扉の汚れの中で厄介な汚れはゴムパッキンで繁殖したカビの汚れです。効果的に汚れを落とすためには以下の手順で掃除しましょう。

  1. カビ取り剤をスプレーする
    泡が出るタイプのカビ取り剤をゴムパッキンで繁殖したカビにスプレーしてキッチンペーパーをかぶせておきます。
  2. ラップをして放置する
    カビ汚れがひどい場合はその上からラップを被せてカビ取り剤が乾いてしまわないようにして30分放置します。
  3. 頑固なカビは再度放置する
    放置後にカビの状態を確認して汚れが落ちていたら、キッチンペーパーとラップを剥がして、落ちていなかった場合はさらに30分放置しましょう。
  4. 汚れを落とす
    キッチンペーパーとラップを剥がしたら、使い古しの歯ブラシで残った汚れを落とします。パッキンを傷つけないよう優しく擦るようにしてください。
  5. 洗い流す
    歯ブラシで汚れを落としたらシャワーを使い汚れをきれいに洗い流しましょう。

石鹸カスを落とす方法

引き戸の扉に白く残る擦ってもなかなか落とせない汚れは石鹸カスです。効果的に汚れを落とすためには以下の手順で掃除しましょう。

  1. 酸性洗剤を吹きかける
    石鹸カスはアルカリ性なので酸性の洗剤を使用すると効果的です。石鹸カスの汚れが気になる部分に酸性洗剤を吹きかけキッチンペーパーを被せておきます。
  2. 放置する
    30分放置して、緩くなった石鹸カスの汚れをスポンジで擦って落とします。
  3. 洗い流す
    汚れが落とせたらシャワーで流し、残った洗剤や汚れを洗い流します。

引き戸をきれいに保つコツ

引き戸をきれいに保つコツは、その日の最後にお風呂に入った人が汚れを落としてきれいにすることです。

その日の最後にお風呂に入った人は、浴室側の扉を熱いシャワーでよく流し最後に乾拭きしてお風呂から出るようにすることで、日々蓄積されてしまう汚れを抑えることができます。

お風呂は目で見えにくい垢や石鹸カスなどの汚れが浴室全体に飛び散ってしまっています。お風呂の中が冷えてしまう前に掃除をすることで汚れは落としやすい状態になっています。

そしてカビは50℃以上のお湯を数分当てることで発生しなくなるのでお風呂から出る前に浴室全体を熱いシャワーでよく流し、乾拭きして水分が残らないようにしましょう。乾拭きすることで水垢による汚れやカビの発生を防ぐことができるのできれいに保つことができます。

《 ポイント 》

  • お風呂の引き戸をきれいに保つためには、溝やレール、カビの除去、石鹸カスを残さない。
  • お風呂の使用後は熱いお湯で浴室全体を流して、水気を残さないようにする。

お風呂の引き戸おすすめ商品

バスルームの扉

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TOSTEM BF浴室3枚引き戸 バーハンドルタイプ 樹脂パネル W1612*H2000 16-20

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最後に

バスルーム

お風呂ドアを引き戸にした場合には、大きなメリットがあることがご理解いただけましたか?

特にご家庭内に年配の方や小さなお子様がいる場合にはお風呂の引き戸は安全面でのメリットは大きいものになります。

但しお風呂を引き戸に交換する場合には、扉の引き込みスペースの確保のための工事によっては多額の費用が掛かってしまうことがあるので、お風呂のリフォームをお考えの方は後悔のないよう確認しておきましょう。

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