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『除湿機』のNGな置き方7選!
1.部屋のドアを開けたまま置くのはNG
除湿機を使う際、部屋のドアを閉めきって利用するほうが除湿効果は高まります。空気中の水分は、多い空間から少ない空間へ移動する習性があるそうです。
例えば、部屋のドアや窓を開けたまま除湿をすると、外部からの湿った空気が流れ込んでくるとのことです。特に洗濯物を部屋干しするのに除湿機を使う際は、部屋のドアや窓をしっかりと締め切ることを忘れずにしましょう。
2.吸気口・排気口をふさぐ置き方はNG
吸気口と排気口の側に窓や家具などの障害物があると除湿効果が低くなります。使用中に吸気口と排気口がふさがれると、除湿器内の流れが滞り、過熱や火災の原因となりとても危険です。
ホコリが詰まることでも吸排気部がふさがれてしまい除湿効果が発揮できません。置く場所だけでなくホコリなどでふさがれていないかも確認しましょう。
3.タンクの水を捨てずに置いておくのはNG
除湿してタンクにたまった水には垢やカビ、細菌が入っています。水をこまめに捨てずそのまま放置しておくと雑菌の繁殖や臭いの原因となるので水をためておくのはNGです。
タンク内の水は水道水と違い塩素成分もないため、カビや細菌の成長が早いです。たまった水は速やかに捨てましょう。
4.広い空間を1台で除湿する置き方はNG
除湿器は空気中から水分を取り除きながら、乾燥した空気を排出して湿度を下げるため乾いた空気を部屋にためておくことが大切だそうです。そのため、広い空間より狭い空間のほうが空気の循環にムラができにくく除湿効果が高くなります。
家全体を除湿したい場合、広い空間に1台の除湿器を設置するより、一部屋ずつ閉め切って順番に除湿機を使うほうが除湿効果も上がり、電気料金の節約にもなるそうです。
5.押し入れなど狭い空間に置くのはNG
押し入れやクローゼット内の除湿対策をするのに除湿機を押し入れなどに入れるのはNGです。狭すぎる空間に置くと風通しが悪くなり発熱や発火の原因となります。
6.テレビなどの家電製品や燃焼器具の近くに置くのはNG
テレビやラジオとの距離が近すぎると映像の乱れや雑音の原因となりますので1メートル近く離しておきます。
また、吹出し口から出る風が直接当たる場所にガスストーブや石油ストーブ、ファンヒーターなどの燃焼器具の近くに置くのもNGです。燃焼器具の不完全燃焼によって一酸化炭素中毒になる危険があるので気を付けましょう。
7.植物に直接風が当たる場所に置くのはNG
観葉植物などに除湿機から出る風が直接当たると、水分が多く奪われるなどの悪影響が生じます。葉が枯れてしまうこともありますので、直接風が当たらないように工夫しましょう。
除湿器の効果的な置き方
除湿機は吸気口が部屋の中央に向くように設置するのがよいと言われています。吸気と排気の空気の流れを遮らないことが、効率をアップさせるポイントです。また、湿気は下のほうに溜まる性質があることと落下の危険性もあるため、高いところには置かず低い位置に設置しましょう。
さらに、部屋の空気を循環させることで除湿効果もぐんと上がります。扇風機・サーキュレーター・エアコンなどとの併用で空気を循環させるのがおすすめです。
衣類乾燥に使う際の効果的な置き方
衣類乾燥に使用する際、早く乾かすためには除湿機を洗濯物の真下に置いて、下から乾燥風を当てるようにするのが良いでしょう。この時も扇風機やサーキュレーターを使い、水分が飛びやすくなるよう風をまんべんなく当てましょう。
さいごに
除湿機を効果的に使うためには置き方や置き場所も大切ですが、タンクやフィルターの掃除も定期的に行うようにしてください。
タンク内の水はそのままにしておくとぬめりが出てきますので、もしぬめりが出たらクエン酸を使うのがおすすめです。フィルターは2週間に1回程度ほこりを掃除機で等で吸い取っておきましょう。