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生ゴミの臭いを防ぐポイント
生ゴミの臭いの原因は雑菌や微生物です。調理した直後の生ゴミからは嫌な臭いはまだしません。時間が経つにつれて徐々に嫌な臭いがするようになってきます。
これは時間の経過とともに菌や微生物が増殖して、エサを分解するときに嫌な臭いが発生してしまいます。空気と湿度とえさの3つの条件が揃ってしまうと、菌や微生物が増殖してしまいます。
生ゴミ嫌な臭いを防ぐポイントは雑菌や微生物が増殖してしまうことを防ぐことなので、
- 空気
- 湿度
- えさ
の3つの条件を1つでも取り除くことです。
えさとなる生ゴミは取り除くことができませんが、空気や湿度は工夫次第で少なくすることが出来るので臭いの発生を抑えることは可能です。
三角コーナーを使わない
三角コーナーをシンク内に置いて使っている場合、毎日きれいに洗って清潔に保てれば問題はありませんが、少しでも生ゴミのカスが残っている状態で放置してしまうと、菌や微生物が繁殖して嫌な臭いの発生源になってしまいます。生ゴミの臭いを防ぐために三角コーナーを使わないようにしましょう。
古新聞やキッチンペーパーを使う
生ゴミの臭いや雑菌や微生物の増殖を防ぐためや湿度を減らすためには古新聞やキッチンペーパーを使いましょう。ビニール袋を用意してその中に古新聞やキッチンペーパーを入れます。それを三角コーナーの代わりに使いましょう。
調理中に出た生ゴミを直接袋に入れることで、紙が生ゴミの水分を吸収してくれるので、菌や微生物の繁殖を軽減することが出来ます。調理が終わったタイミングでできるだけ空気を抜いてしっかり口を閉じて処分し臭いの発生源を作らないようにしましょう。
シンクやスポンジもキレイに
生ゴミをしっかり片付けてもまだ何か臭うという場合は、シンクの排水口やスポンジが原因になっているかも知れません。
シンクの隅は汚れが残ってしまっていることも多く、排水口には残ってしまった生ゴミから出た汁や食べ物の残りカスが臭いや雑菌や微生物の繁殖の原因になってしまっていることは多いので、食事が終わって食器を洗う際に仕上げとしてシンク全体や排水口部分もキレイにしましょう。
また、食器を洗う時にスポンジもキレイに洗ってあると思っても、多くの雑菌が潜んでいます。スポンジに食べカスが付着して残っている時にシンク内のスポンジホルダーに置いたまま放置してしまう菌や微生物が繁殖して臭いの原因になってしまいます。
使用後はキレイに洗ってしっかり水を切って、置かずに乾燥しやすい場所に吊るすようにしましょう。
《 ポイント 》
- 生ゴミの臭いの原因は雑菌や微生物が増殖することが原因。
- 生ゴミの嫌な臭いを防ぐためには、放置せずビニール袋に古新聞を敷いてから生ゴミをビニール袋に入れる。
- 生ゴミを入れたビニール袋は、できるだけ空気を抜いてから口をしっかり閉じて処分する。
生ゴミの臭いを消す方法
生ゴミの臭いがすでに充満してしまっている場合でも生ゴミの臭いを消す方法があるので紹介します。
重曹
1番簡単で効果がある生ゴミの臭いを消す方法は、生ゴミに重曹を振りかける方法です。
生ゴミが臭い原因は菌や微生物の増殖で腐ってしまった食べ物から発生します。食べ物は腐ると酸性に変化していくので、アルカリ性の重曹を振りかける事で中和されて臭いがとれます。
クエン酸
クエン酸を使うことも生ゴミの臭いを消す方法として優秀な結果がでます。
先ほど食べ物は腐ると酸性に変化と説明したのに酸性のクエン酸で効果があるの?と思うかもしれませんが、臭いの原因は全て酸性とは限りません。アルカリ性の臭いも存在しています。よって酸性であるクエン酸の使用も生ゴミの臭いを消す方法として効果があります。
クエン酸の使用方法は、そのまま振りかけても良いですし、水200mlに対してクエン酸を小さじ1杯加えて溶かしそれをスプレーボトルに入れて生ゴミに吹いておくことで効果が得られます。
酢
酢を使って生ゴミの臭いを消す方法もあります。これは警視庁警備部災害対策課がtwitterで紹介した、被災時の生ゴミの臭い対策です。
ゴミ袋の下にキッチンペーパーを敷いてそこに水で薄めた酢(お酢と水の比率は「1:1」)を染みこませておくという方法です。そこに生ゴミを捨てても酢の力で生ゴミの臭いを中和してくれるので臭いません。
冷凍庫
ゴミ出しの日まで何日も空いてしまっていて、そのままにしておくと嫌な臭いがするとわかっている場合や重曹やクエン酸を用意することができない場合は、生ゴミをビニール袋に入れて冷凍庫に入れて凍らせてしまいましょう。冷凍することで臭いの原因となる菌や微生物が活動できなくなるので、臭いは全く発生しなくなります。
生ゴミを冷凍庫に入れるという行為に抵抗がある人もいらっしゃるかと思いますが、生ゴミは捨てる前は食材の一部であることは間違いありません。放置して菌や微生物が増殖してしまう前であれば汚いということはありません。
注意点はゴミ出しの日に忘れずに取り出して捨てることです。忘れてしまうと腐るということはないのですが、いつまでも冷凍庫の一部を占拠しつづけてしまいます。
排水口の臭いの消臭方法
シンクの排水口から生ゴミの臭いがする場合は排水口の消臭をしましょう。
まずは排水口のゴミ受けを外して、重曹とクエン酸の割合が2:1になるように排水溝に振りかけます。重曹を100g振りかけたら、クエン酸を50g振りかけ、その上からお湯(40℃~50℃)を200cc~300cc流します。
そうすると泡が立ちはじめます。発泡することで菌や微生物を洗い流してくれるので、ぬめりも取れて簡単に臭いも無くキレイにすることができます。
《 ポイント 》
- 生ゴミの臭いを消すには、重曹とクエン酸が有効。
- 重曹とクエン酸はゴミの臭い対策以外でも家の中の掃除に大変役に立つ。
生ゴミの臭いを消すためのアイテム
生ごみ処理機
生ごみ処理機は蓋を開けて生ごみを入れるだけで、全て自動でバイオの力で水と炭酸ガスに分解してくれます。
分解力が強いので中に入れたものが増えないので処理した後で捨てる事もほとんどありません。処理した後の内容物は有機堆肥として活用することができるので捨てることはありません。
家庭用生ごみ処理機 ナクスル(NAXLU)
生ごみ減量乾燥機
生ごみ減量乾燥機は生ゴミを乾燥して腐らせないので臭いやコバエの発生を防ぐことができます。
また生ゴミの量を乾燥させることで1/5程度にすることができるのでゴミの量を減らすことができます。乾燥させた生ゴミは有機質肥料として利用することが可能です。
島産業 家庭用生ごみ減量乾燥機 【パリパリキューブ ライト】
生ごみ処理機や乾燥機の購入に関してはお住まいの自治体によっては助成制度がある場合があります。申請することで購入代金の一部を受け取ることができるので、購入をお考えの方は一度お住まいの自治体に助成制度があるのか確認してみましょう。
生ゴミが臭わない袋
医療向けに開発された防臭素材で作られたゴミ袋で結んで捨てるだけで、生ごみの臭いがしません。
顧客満足度でも臭いの問題解決や防臭の性能に満足している人が99%の高評価を得ています。生ゴミ以外でも赤ちゃんのおむつのうんちをそのまま入れても臭わないという優れものです。
驚異の防臭袋 BOS (ボス) 生ゴミが臭わない袋(Sサイズ 100枚入)
生ゴミの臭い対策で気を付けること
生ゴミの臭い対策における注意点を挙げます。対策方法を間違えると臭いがより強くなってしまい不快な気分になるので注意しましょう。
消臭スプレーは無香料
生ゴミの臭い対策で良い香りで嫌な香りを消そうとすることは凄く効果的に感じるかも知れませんが、例えお気に入りの香りの場合でも生ゴミの臭いと混ざった場合には不快に感じる悪臭に変化してしまうことがあります。
生ゴミの臭い対策は良いニオイをつけることではなく、臭いを消すことなので消臭スプレーを使う場合は無香料のタイプを使用しましょう。
生ゴミをベランダに出す
生ゴミの臭いが室内に残ることを嫌って生ゴミをベランダに出していませんか?ベランダは日光があたり気温も高くなってしまうので、生ゴミはすぐ腐ってしまいます。
不快な悪臭がより強くなってしまうだけなので、ベランダや日光が当たる場所で保管することはやめましょう。生ゴミはゴミ出しの日までは通気性が良い低温の場所で保管しましょう。
最後に
今回は生ゴミの臭い対策について詳しく紹介しました。
生ゴミは放置してしまうとどうしても嫌な臭いを発してしまいます。臭いが出る前に処理して臭いを防ぐようにしましょう。
また、コーヒーを豆から楽しんでいる方は飲んだ後の豆を使って消臭剤を作ると生ゴミの消臭に役立ちます。試してみてください。