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扇風機のほこりを取る掃除で用意しておくもの
扇風機のほこりを取る掃除の大まかな手順は『掃除機の分解→カバー、プロペラの羽根の掃除→頑固な汚れは重曹を使って浸け置き洗い→組み立て』となります。
キッチンの近くで使っている扇風機は油汚れなど頑固な汚れとなって簡単に落とせない場合もありますので、重曹を用意しておくと良いでしょう。
- 新聞紙
- 掃除機(またはハンディモップ)
- 中性洗剤
- 雑巾や布
- スポンジ
- 歯ブラシや綿棒
- 重曹と水
- 重曹水用のスプレーボトル
扇風機を掃除しやすいよう分解するには
掃除を始める前にほこりを落としやすいよう扇風機を分解します。
- ほこりが落ちるので養生用に新聞紙を広げておくのがおすすめです。
- 掃除の途中で誤ってプロペラの羽根が回らないようコンセントは抜いておきましょう。
- ほとんどの扇風機はカバーとなっているガードが合わさっている部分をずらせば前ガードが外れます。
- プロペラの羽根を外します。
- 後ろのガードを外します。
解体をする時に注意しておきたいことがあります。羽根の外し方はそれぞれ異なり、手回しねじが付いているもの・ねじなどで固定されているもの・外せないものなどあります。無理に外そうとせず簡単に外せない場合は取扱説明書で確認してください。
また、ねじなどで固定されていた場合は外したねじなどの部品を無くさないよう注意してくださいね。
扇風機のほこりを取る掃除方法
1.掃除機かハンディモップでほこりを取り除く
外した前後のガードと羽根の部分のほこりを掃除機で吸い取ります。またはハンディモップで取り除きましょう。張り付いているほこりは掃除機で簡単に吸い取れませんので、大まかなほこりを取り除くような感じで大丈夫です。
2.雑巾で水拭きする
ある程度ほこりを吸い取ってから雑巾で水拭きをします。汚れがたまっていない扇風機であれば、水拭きの後に乾いた布で乾拭きするだけでキレイになるでしょう。
3.ぬるま湯で丸ごと水洗いする
掃除機と水ぶきでは落ちない汚れ、羽根の背面部分の汚れなどは洗剤を使って丸ごと水洗いします。キッチンのシンクや洗面台、浴室を利用すると洗いやすいです。ぬるま湯で手の腹やスポンジを使って丸ごと洗ってみましょう。
4.中性洗剤で洗う
水拭きで落ちない汚れは、油汚れや皮脂汚れにほこりが吸着していることが考えられます。キッチンの近くで使っている場合は油汚れなので台所用洗剤を使い、皮脂汚れなどが考えられる場合はお風呂用洗剤や住居用洗剤でも落ちるでしょう。
スポンジや細かい部分には古歯ブラシなどを使って汚れを落としていきます。
5.頑固な汚れには重曹水スプレーを使う
洗剤とスポンジで落ちない頑固な汚れには重曹水スプレーを使うとよく落ちます。重曹水スプレーは100mlの水に小さじ1杯の重曹を入れてよく混ぜ合わせます。残った重曹水はキッチン、トイレ、浴室と他の場所の掃除にも使えます。
こびりついている汚れに直接スプレーをして数十分そのまま放置してから、スポンジでこすって汚れを落としていきます。
6.最後はぬるま湯ですすぎ乾かす
汚れが落ちたらぬるま湯ですすぎ、乾いた布で軽く拭いたら風通しの良い場所で陰干しして乾かします。保管する前の掃除はよく乾燥させないとカビの発生の原因となりますのでしっかり乾かしましょう。
ただし、直射日光にあてて乾かすと、素材によっては変質する可能性も考えられるため日なたは避けたほうが良いです。よく乾いたら取り外した時と逆の順番で組み立てます。
7.本体やコードもキレイにしよう
ガードと羽根を乾かしている間に本体やコード、リモコンなどの汚れもチェックしておきます。本体の台の部分もほこりがかぶっていることが多いのと、特にボタン周りは手の皮脂汚れが付きやすいです。
床をはっているコードも汚れやすく、コンセントの差込口はほこりが溜まりやすいのでそちらもチェックしましょう。洗剤や重曹水スプレー、セスキ炭酸スプレーなど汚れに応じて使い分けましょう。溝の部分は綿棒やメラミンスポンジを使うとキレイに落とせます。
羽根なしタワー型扇風機のほこりを取る掃除方法
羽根なしのタワー型扇風機などは、ファンが内蔵されているため分解して掃除をすることできないものが多いです。
基本的には洗剤など使用せず水拭きと乾拭きの掃除となります。コンセントを抜き、吸気口にはほこりが溜まりやすいため掃除機で吸い取ります。本体の温度が下がるまで1時間程度置いてから水拭きしましょう。
扇風機にほこりを付きにくくする方法
柔軟剤を活用する方法
ほこりを付きにくくするのに洗濯で使う柔軟剤が効果的です。ほこりが溜まる原因は静電気ですが、柔軟剤には静電気を抑える効果が期待できるからです。
薄めた柔軟剤を付けた布で扇風機を拭いておくと柔軟剤がコーティングのような働きとなり静電気が抑えられ、ほこりが付きにくくなります。最後、扇風機を組み立てなおす前におこなってください。
便利なアイテムを使う
分解して掃除をするのが手間だという場合は、ほこりを付きにくくする便利なアイテムを使ってみましょう。扇風機に取り付けるほこりを取るフィルターや、静電気防止スプレーなどおすすめです。
扇風機ほこりのQ&A
A.シーズン中はほこりが溜まりやすいため1カ月に1回くらいの頻度で掃除をすることをおすすめします。頻繁に掃除をすれば、丸洗いせず掃除機またはハンディモップでほこりを取り除き、水拭きと乾拭きでキレイを保てるでしょう。また、シーズンが終わり収納する前にはしっかりと掃除をしてください。
A.前後のガードや羽根の部分にほこりが溜まることで事故が起こることはあまり考えられませんが、ほこりを溜まったまま使用することは衛生的に良くありません。
ほこりが原因での事故は、コンセントの差込口にほこりが溜まり、発火するトラッキング現象が原因となる可能性はあります。冬場も洗濯物を室内干しする際に使用するご家庭では、コンセントを差しっぱなしということもあるでしょう。
そのような場合は、ガードと羽根の掃除だけでなくコンセントの差込口も一緒に掃除をする習慣をつけると安心です。
A.カバーが外せるサーキュレーターであれば扇風機と同じ手順で掃除をすることができます。サーキュレーターはカバーが外せないタイプや外しにくいものも多いので、その場合は無理に外さないようにしましょう。
掃除機やハンディモップで手の届く範囲のほこりを取り除きウェットシートなどを利用して仕上げましょう。エアガスターを使う手段もあります。
扇風機にほこりを付けない収納方法
箱に収納するのがおすすめ
扇風機の収納にはほこりが付かないよう箱に入れて保管するのがおすすめで、購入したときの箱があればそれを利用するのがベストです。ほこりが付きにくいのと、収納するクローゼットなどの収納スペースが片付きやすくなります。
ただし、重たいものを上に乗せないよう気を付けて下さい。もし箱を処分してしまっていたら同じくらいの大きさの箱が用意できれば利用します。分解したまま箱に入れれば適当な箱が見つかりやすいでしょう。
箱に入れない場合はカバーを忘れずに
分解せず箱にも入れずそのまま保管する場合は、カバーを付けて保管すればほこりから守れます。扇風機収納のための不織布がおすすめですが、大きめのポリ袋や洋服用の不織布カバーなどで代用もできます。
最後に
扇風機はシーズン中しか使わないこともあり、長年の間使用しているご家庭も多いでしょう。ですが『壊れない=安全に使用できる』ということは無く、長期間使っていると「経年劣化」が起こります。
経年劣化が激しい扇風機は異常発熱などの事故が増加していると消費者庁が注意を呼びかけています。本体の後ろ側に耐用年数が表示されているものが多いので確認をしてみて下さい。そして掃除などのお手入れもきちんと行って安全に使いましょう。