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枝豆の旬はいつ?
冒頭でもお話ししましたが、枝豆には旬があります。ここでは旬とスーパーに並ぶ時期について解説します。きちんと把握したうえで購入することで美味しい枝豆が楽しめますよ。
枝豆の旬は5~11月
枝豆の旬は5〜11月。春・夏・秋と長い期間その美味しさ楽しむことができます。
その理由は、全国で栽培されていて、産地によって旬の時期が異なるためです。枝豆は47都道府県のうち29道府県で栽培されています。半数以上の場所で栽培されているので、他の野菜と比較すると長い時期楽しむことができるのです。
《 ポイント 》
- 旬は5〜11月
- 他の野菜と比較すると旬が長い
旬の枝豆がお店(スーパーなど)に並ぶ時期
枝豆がお店に並ぶ時期は6〜9月頃と旬の時期真っ盛りであることがわかります。購入先としては以下の場所がおすすめです。
- スーパー
- 道の駅
- 農産物直売所
地域に根づいたお店に行くと旬の枝豆が手に入りやすい傾向にあります。時期になったら定期的に覗いて売っているかを見てみましょう。
ちなみに、旬の枝豆は栄養価が豊富。アミノ酸やビタミンB1、ビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB1、ビタミンB2は疲労回復に効果のある栄養素です。肝臓を保護する働きを持つメチオニンも含まれているので、飲み会の多いサラリーマンにぴったりな食材と言えるでしょう。
《 ポイント 》
- お店に並ぶ時期は6〜9月頃
- 地域に根づいたお店に行くと旬の枝豆が手に入りやすい
- 栄養価が豊富
枝豆の産地と旬の違い
枝豆は全国で作られていますが、産地によって旬が微妙に違います。ここからは、全国的な産地と旬の違い、主な産地ごとの旬の時期について紹介します。
枝豆は全国で作られているが、旬が微妙に異なる
枝豆は北は北海道、南は九州、沖縄まで幅広く栽培されています。しかし、全て同じ時期に旬を迎えるわけではありません。東北の地域では収穫のピークを8〜9月に迎える傾向にあります。南は5〜6月に収穫のピークが来ることが多いです。
その理由は枝豆の発芽・生育温度にあります。以下にまとめました。
- 発芽温度:25〜30℃
- 生育温度:20〜25℃
ちょうど枝豆が成長する時期は北も南も上記の温度になります。温度によって違うので旬が異なるのです。
また、育てている種類も違うので、自分の好きな産地を見つけて覚えておくと、毎年美味しい枝豆を食べることができます。
《 ポイント 》
- 全国で栽培されている
- 生育温度の関係で旬が違ってくる
枝豆の主な産地と旬の時期
ここからは枝豆のメジャーな産地を紹介します。
- 秋田産の旬:7〜9月
- 山形産の旬:7〜10月
- 新潟産の旬:7〜9月
- 埼玉産の旬:6〜8月
- 宮城産の旬:9〜10月
秋田県は全国収穫量第1位。ピーク時には1ヶ月で約600トン収穫します。品種を挙げると、秋田香り五葉や秋田ほのかなどが有名です。もっとも長く楽しめるのは山形県です。全国の収穫量3位。1年を通して安定的に収穫できるのが特徴です。
新潟は40種も生産している豆大国です。弥彦むすめ、おつな姫、湯上がり娘、黒埼(くろさき)など、月替わりで楽しむことができます。埼玉は全国4位。宮城は秘伝豆が有名です。
《 ポイント 》
- 産地で旬が違う
- 育てている種類も産地によって違う
枝豆の種類と旬の違い
ここからは枝豆の種類と旬の違いについて紹介します。種類によって味も変わってきます。好きな味を知っておくと毎年美味しい枝豆を食べることができますよ。以下を参考にして自分の好きなものを探してみてください。
黒豆(黒枝豆)
【旬の時期:9月中旬〜10月】
黒豆(黒枝豆)は丹波地方が起源となっています。有名なものは丹波黒豆ですね。さやの中の薄皮が少し黒くなっており、粒が大きく、味に深みがあるのが特徴。枝豆との違いは豆が大きく、旨味が凝縮されており、ビールのおつまみにぴったりです。
黒豆(黒枝豆)は収穫期が短く、生産量が少ないので市場に出回ることが少ないです。購入したい場合は兵庫県の丹波篠山地方のスーパーや道の駅に行くか、ホームページで購入するのがおすすめです。
《 ポイント 》
- 9月中旬〜10月、有名なものは丹波黒豆
- 旨味が凝縮されており、ビールのおつまみに合う
- 収穫期が短く、生産量が少ないので市場に出回ることは少ない
茶豆
【旬の時期:8〜9月上旬】
茶豆には2種類あり、だだちゃ豆と黒埼茶豆に分けることができます。主に東北地方で育てられていることが多いです。八尾枝豆も有名ですね。豆の薄皮が茶色く、産毛も茶色いのが特徴。甘みと香りが強いのが人気の秘密となっています。おやつなどの加工品も人気です。
購入したい場合は、ホームページや東北地方または大阪八尾市のお店に行くのがおすすめです。
《 ポイント 》
- 8〜9月上旬
- 豆の薄皮が茶色く、産毛も茶色いのが特徴
- 甘みと香りが強い
白毛豆(青豆)
【旬の時期:5〜10月】
全国的に栽培されているのがこちらの白毛豆です。白毛豆の中でも種類があり、代表的な品種は、毛豆・小糸在来・はねっ娘会になります。国内で流通している品種で、クセがなくて食べやすいと評判。さやの部分に白い産毛があり、薄皮が緑色をしているのが特徴です。
特に関東地方で収穫されることが多いので、購入する場合は関東地方のお店やホームページを探すと、美味しいものに出合える可能性が高まります。
《 ポイント 》
- 5〜10月
- 全国的に栽培されている
- クセがなくて食べやすい
まとめ:枝豆は春から秋まで楽しめる食材。産地の違いも楽しもう!
今回は枝豆の旬について紹介しました。旬のものは味が美味しいだけでなく栄養価も高くなります。積極的に食卓に取り入れたいですね。
枝豆は冬以外の季節にあたる、5〜11月までの長い期間楽しむことができます。しかし、その期間中同じものが出回っているわけではありません。期間中はさまざまな産地のものがお店に並びます。産地によって育てている種類が違うので、自分好みのものを探すのがおすすめです。
また、好きな種類が決まっている方はその種類の旬の時期に合わせて購入するのもひとつの手です。自分好みの枝豆を見つけて毎年美味しい枝豆を食べられるようになりましょう。