目次
バスタオルを洗う頻度
ほかの家庭は何日おきにバスタオルを洗っているのか?結論から述べると、ほとんどの家庭は毎日洗っています。
バスタオルの臭いが気になるという家庭は大多数ということ。なぜみんな、毎日洗うのでしょうか?臭いは気になるのでしょうか?
ここでは、バスタオルが臭くなりやすい原因も見ていきましょう。
毎日洗っている家庭が約半数
ネットアンケートでは、1,000人中、約6割の家庭がバスタオルを毎日洗うと回答しています。2割の家庭は2、3日に1回は洗っているという回答結果でした。
バスタオルを洗う頻度は住んでいる地域によって大きく変わるようです。例えば雪の多い県では、お風呂上がり以外の目的でもタオルを使うことが多く、8割以上の県民が毎日洗うと答えています。
《 ポイント 》
- 半数以上の家庭がバスタオルを毎日洗う
- お風呂上がり以外でバスタオルが必要な地域では、8割以上の家庭が毎日洗濯する
雑菌が繁殖するため毎日洗うのがおすすめ
バスタオルは、雑菌が繁殖しやすい環境で使われることが多いため、洗わずに放置するとすぐに臭くなります。なので、毎日洗濯するのがベスト。
お風呂上がりにバスタオルで拭き取った汗や水の中には、目に見えない雑菌がいます。その雑菌がついたままのバスタオルを多湿になりやすい脱衣所に置いておくと、きれいに伸ばして干していたとしても菌が繁殖して生乾きの臭いがしてきますよね。
タオルの中にひそんでいる細菌は、使うごとに増えていきます。3回使うと雑巾と同じくらいの数の細菌がいると言われるほどにまで。
これを聞いたら、バスタオルを毎日洗わずにはいられなくなるでしょう。
《 ポイント 》
- バスタオルは菌が繁殖しやすい場所にあることが多い
バスタオルに雑菌を増やさないための対策
バスタオルに雑菌を繁殖させないためには、使い終わった後が重要です。また、普通に洗濯しているだけでは完全に清潔を保つことできません。
ここではバスタオルを清潔に保つための2つの対策を紹介します。
使用後は風通しの良いところに干しておく
バスタオルは使用後、すぐに雑菌が繁殖を始めます。前述した通り、高温多湿の場所に放置すると、雑菌がどんどん繁殖してしまいます。そこで、使い終わったバスタオルは通気性の良い場所に干しておきましょう。そうすることで、雑菌の繁殖を抑えられます。
定期的に「除菌」のための洗濯がおすすめ
バスタオルは毎日洗っているからといって、雑菌が全くいないわけではありません。普通に洗濯するだけでは、だんだんと内部に汚れが蓄積されていきます。
そこで、定期的に漂白剤を使用してバスタオルの内部までしっかり除菌しましょう。たまにバスタオルを漂白剤で浸け置きするだけで、清潔な状態を保てるのです。
《 ポイント 》
- 使い終わったバスタオルは、風通しの良い場所に干して雑菌の増殖を防ぐ
- バスタオルは毎日洗っても内部に汚れが蓄積する
- 定期的に漂白剤で浸け置きして内部まで除菌する
バスタオルの正しい洗い方
バスタオルの清潔度は、洗い方で左右されます。汚れが残っていたら雑菌が繁殖してしまうので、しっかり汚れを落としましょう。
どうしても落ちない、頑固な汚れの対処方法も紹介します。
洗濯ものを詰め込み過ぎない
洗濯時に汚れをしっかり落とすには、汚れ物の量を入れすぎないことです。洗濯物同士がこすれあい、汚れが落としづらく繊維が傷む原因になります。
また、水の量を多めにすることで繊維へのダメージを防げるので、ぜひ実践してみてください。
《 ポイント 》
- 洗濯物を詰め込み過ぎると汚れが落ちない、繊維が傷む
- 洗濯機のスペースに余裕ができる量だけ入れる
- 水量多めに洗えば、繊維にダメージを与えない
柔軟剤は毎回使わない
柔軟剤を使うと、バスタオルの柔らかさを保つために織られた繊維(パイル)がほどけてしまい、吸水性を失う原因になります。触ったときにゴワつきを感じたら柔軟剤を使いましょう。
また、洗剤は量を守る事が大事。量が多すぎると、洗剤が溶けず雑菌が繁殖します。必ず適量で洗って下さい。
《 ポイント 》
- 柔軟剤は使い過ぎると柔らかさがなくなる、ゴワつきを感じたときだけ使うこと
- 洗剤は多すぎると残ってしまい、雑菌が繁殖するので適量を守る
脱水後は放置しない
バスタオルは脱水が終わったらすぐに干しましょう。濡れたまま放置していると、雑菌が繁殖してしまいます。また、濡れてしわくちゃの状態で時間が経つと、シワが取れなくなってしまうので注意してください。
《 ポイント 》
- 洗濯物は脱水したらすぐに干す、濡れたまま放置していると雑菌が増える
黒ずみには酸素系漂白剤を使うと良い
落としにくい黒ずみがバスタオルに付着していたら、酸素系漂白剤を使用して綺麗にしましょう。手順は以下の通りです。
- 容器に漂白剤を入れてお湯で溶かす
酸素系漂白剤を容器に入れて、その上から40℃のお湯を加えて溶かします。 - 洗濯する前に浸け置きする
1にバスタオルを入れて、30分から2時間ほど浸け置きします。 - 洗濯機で洗う
浸け置きが終わったら、洗濯機でいつも通り洗います。
以上の手順で黒ずみを落とせます。酸素系の他に、塩素系漂白剤がありますが、塩素系は色落ちしやすいので、あまりおすすめしません。
《 ポイント 》
- 黒ずみがついたバスタオルは酸素系漂白剤で浸け置きして綺麗にする
- 塩素系漂白剤は色落ちしやすいのでなるべく使わない
頑固な黒ずみには煮洗いが効果的
どうしても落ちない頑固な黒ずみには、煮洗いをしましょう。沸騰させたお湯の中に、バスタオルを入れて汚れを落とす方法です。
注意点ですが、この方法は繊維への負担が大きすぎるため、色物のバスタオルには使用できません。手順は以下です。
- 鍋に入れた水を沸騰させる
バスタオルが入るほどの大きい鍋を用意し、8割以上の水を入れて沸騰させてください。 - 酸素系漂白剤を加える
酸素系漂白剤を適量加えて溶かします。 - 鍋の中にバスタオルを入れる
火力を弱火にし、バスタオルを10分間煮込みます。時々箸でかき回してください。 - 冷ましてから洗剤を落とす
バスタオルを取り出して冷めるまで放置。流水で洗剤を落としてください。 - 洗剤を落としたら干す
洗剤を落とし終わったら、風通しの良い場所に干しましょう。
《 ポイント 》
- 頑固な汚れは沸騰した水と漂白剤を混ぜたお湯で煮洗いする
- 負担が大きいので白物だけ洗える
バスタオルの干し方
バスタオルを綺麗に洗い終えたら次に干し方です。バスタオルは、干し方ひとつで仕上がりが変わってしまいます。
ここでは、毛並みをふわっと仕上げる干し方と、雑菌を増やさない干し方を紹介します。
上下に振りながら毛並みをそろえる
バスタオルを干す前に、繊維の毛並みを揃えましょう。毛並みを揃えれば、ふわふわの状態に仕上がります。
タオルを半分に折って、10回以上パンパンと上下に振ることで毛並みが揃います。毛並みが揃えば、柔らかさと通気性がよくなり一石二鳥です。
《 ポイント 》
- バスタオルは干す前に10回以上上下に振る
- 柔らかくて通気性の良い状態に仕上がる
直射日光に当てて乾かす
直射日光はタオルの柔らかさがなくなり、色があせてしまう原因になるので本来は当てない方が良いです。ですが、日光の紫外線の力によってバスタオルを殺菌してくれます。
バスタオルを干すときは、雑菌の繁殖を防ぐために直射日光を当てて乾かしましょう。
《 ポイント 》
- 直射日光は色があせたり繊維が固くなる原因になる
- 直射日光は殺菌効果がある
バスタオルに関するQ&A
バスタオルの清潔さに関係する悩みに回答します。バスタオルの購入後・使用後・洗濯後の対応を見ていきましょう。
A.一度も使っていないからとはいえ、清潔だとは言い切れません。製造している段階でチリや汚れを含んでいる可能性があります。購入したバスタオルは、使う前に必ず洗いましょう。
A.洗濯の回数を減らす方法は「使用後によく乾かす」ことです。濡れたバスタオルは雑菌が繁殖します。なので、使用後に風通しの良い場所へ干して乾かせば、何もしないよりは清潔さを保てます。
A.バスタオルはなるべく湿気がなくて風通しの良い場所に保管しましょう。また、あまり重ねないことも重要です。ぎゅうぎゅうに重ねると、柔らかさが失われます。
《 ポイント 》
- 新品のバスタオルも洗ってから使う
- 使用後によく乾かせば、洗う回数を減らすことができる
- 洗濯後は風通しの良い場所に、あまり重ならないように保管する
乾きが早いバスタオルおすすめ3選
バスタオルを清潔に保つコツは早く乾かして雑菌を増やさないこと。となれば、乾きの早いバスタオルが欲しいですよね?
速乾性のおすすめバスタオルを3つ紹介します。
【超吸水+速乾】マイクロファイバーバスタオル
優れた吸水性で水分を拭き取ってくれるマイクロファイバー素材。乾きも早く、気温の低い冬場でも快適に使用できるタオルです。柔らかな肌触りなので、敏感肌の人や赤ちゃんにも使いやすくおすすめです。
Oseamaid バスタオル 大判 4枚セット
こちらもマイクロファイバー素材、速乾性に優れた大きめバスタオルです。優れた速乾性は、ジメジメとした梅雨時期の部屋干しでも十分に乾くほど優秀。早く乾くだけでなく、抗菌作用も強く、カビや雑菌をガードしてくれます。
Sanyee 2020 バスタオル
軽くて柔らかく、それでいて速乾&吸水性の高いバスタオルです。細い糸を使ったこだわりの製法が、他のタオルよりも抜群にふわふわの状態で仕上げています。スクエア型の可愛らしいデザインが入っており、贈り物としても喜ばれる一品です。
最後に
バスタオルはお風呂上がりに家族みんなが使います。もしも体を拭くときに臭いがしたらちょっと嫌ですよね。なるべく清潔な状態を保つために毎日洗うようにしましょう。
洗い方や干し方にも、汚れを溜めない菌を増やさないポイントがあります。どうしても毎日干すのが難しいという方は、使用後にすぐ乾かすことで洗濯の回数を増やせます。
その際は、よく乾くマイクロファイバー素材のバスタオルなら、雑菌が繁殖しにくいのでおすすめです。