新しいタオルの洗濯方法!正しい干し方や糸くずを出さないためのコツ

4色の新しいタオル

新しいタオルはふんわりして触り心地も気持ちが良いですが、そのまま使用してしまうと水分を吸わなかったり、拭いてみると繊維がついてしまいます。何も考えずに新しいタオルを洗濯してしまうとふんわりした触り心地も無くなってしまうこともあります。今回は新しいタオルの洗濯方法や正しい干し方やふわふわに長持ちさせる方法を紹介します。

新しいタオルは洗濯してから使い始める!

新しい白いタオル

新しいタオルは製造時に糸を固定するために使用していた糊や、触り心地が良くなるようにコンディショナーがついていることがあります。そのまま使用しても水を吸わない状態になっています。

タオルの使い心地を良くするためには新しいタオルを使い始める前に洗濯して糊やコンディショナーを落とす必要があります。

新しいタオルを使い始めるときは、事前に何回洗濯してから使うのが良いのか気になると思いますが、使い始めるときの洗濯は1回で問題ありません。

タオルの糸を固定するために使われている糊は水溶性なので、水で洗濯するだけでしっかり落とすことができます。

タオルは使うたびに洗濯するもので、洗濯の回数でタオルの寿命は縮まってしまうので肌触りの良い使い心地のままできるだけ長く使いたいと考えた場合、使い始めるときの洗濯の回数が少ない状態で使い始めることをおすすめします。

《 ポイント 》

  • 新しいタオルは1度水洗いをして製造過程で使用されていた糊やコンディショナーを落としましょう。
  • 新しいタオルの糊は水溶性なので、水洗いをすれば落とせて、タオルの地糸を引き締めパイルが抜けにくくなります。

新しいタオルの正しい洗濯方法

洗濯層

新しいタオルを洗濯するときは水洗いしましょう。

洗剤を使う必要もありませんが、香りをつけたいと考えている場合は洗剤を使用しても問題ありません。ただし、洗剤は中性洗剤を使用するようにしましょう。

新しいタオルを水洗いすることで、製造時に使用されていてた糊を落とすことができますし、タオルの地糸が引き締まるのでタオルのパイルが抜けにくくなります。

新しいタオルを洗濯するときは水量を多くして洗うようにしてください。最近の全自動洗濯機は節水モードがついてるので、自動で洗濯してしまうと水量が少ない状態で洗濯をしてくれるのですが、タオルを洗うときは多くの水の中で泳がせるように洗濯することでタオルの生地が傷みにくくなります。

また新しいタオルを洗濯するときに柔軟剤を使用してはいけません。新しいタオルの肌触りを良くするために柔らかくしようと柔軟剤を入れてしまうと繊維がほどけやすくなってしまい糸くずが出やすくなってしまいます。

洗濯後に乾燥機を使用することは最初の洗濯では新しいタオルの使い初めに出てしまう糸くずや繊維を取り除くことには有効です。乾燥機にフィルターがついているので、糸くずをタオルを乾かしながら取り除いてくれます。

しかし、乾燥機はタオルの寿命を短くしてしまう可能性もあるので、使い初め以外での使用はあまりおすすめしません。

《 ポイント 》

  • 新しいタオルは水洗いで洗剤を使用する必要もありません。タオルに香りをつけたい場合には中性洗剤を使用しましょう。
  • 新しいタオルの洗濯時は水量を多めにして柔軟剤を使用してはいけません。
  • 新しいタオルの乾燥機での使用は使い初めに出る糸くずや繊維を取り除くには有効ですがタオルの寿命を短くしてしまう恐れがあります。

洗い終わった新しいタオルの正しい干し方

新しいタオルを干す女性

洗濯が終わった新しいタオルの正しい干し方も紹介しておきましょう。誤った干し方をするとタオルの寿命が縮んでしまいます。

新しいタオルを洗濯後に干すときにはパサッパサッとタオルを軽く10回程度振ることでタオルのパイルの繊維を起こしてから干すようにします。

あくまでも軽く振ってやさしくあおぐイメージで振ってください。バッサバッサと強く降ってはしまうのは逆効果です。この軽く降ってから干すことで、タオルが乾いたときに仕上がりがふわふわになります。

また洗濯後に新しいタオルを干す場所は風通しの良い日陰で陰干ししましょう。

タオルは長時間直射日光に当たってしまうと乾燥しすぎてしまい繊維が硬くなってしまいゴワゴワになってしまいます。夏の暑い時期は日差しも強いので直射日光には長時間当てないように特に注意してください。

新しいタオルをふんわりとした仕上がりにしたい場合は陰干しをしましょう。

乾燥機を使って新しいタオルを乾かすとタオルを舞い上げて乾かしてくれるので、タオルのパイルを起き上がりやすくなるので、ふんわりとした仕上がりになりますが、熱によって記事が傷む原因となってしまうので注意してください。

《 ポイント 》

  • 洗濯が終わった新しいタオルは、タオルを軽く10回程度振ることでタオルのパイルの繊維を起こして風通しの良い日陰で陰干ししましょう。
  • 新しいタオルはパイルの繊維を起こしてから干すようにするとふわふわの心地よい仕上がりになります。

新しいタオルに糸くずがつかないようにするには

畳んである新しいタオル

新しいタオルを洗ってすぐ使用したときにタオルの繊維が体や頭に糸くずがたくさんついてしまうことがありますが、これは安価なタオルを使用したときに多く発生しやすい問題です。

ホームセンターやディスカウントショップなどで販売されている安価で手ごろな価格のタオルは繊維が抜けやすい傾向になります。

安価の新しいタオルは使用している繊維の長さが短いものが多く洗濯機で洗濯したときの摩擦によって抜けやすくなります。糸くずが出ないようにするための洗濯のコツは洗濯時の水量を多めに設定して糸くずフィルターを増やして洗濯しましょう。

また、新しいタオルを洗濯するときに他の衣類と洗濯する場合、糸くずが他のタオルや衣類についてしまうので、新しいタオルの品質によって異なりますが、糸くずが出にくくなる2回から3回の洗濯までは様子を見ながら新しいタオルは新しいタオルのみで洗濯するようにしましょう。

何度か洗濯してみても糸くずが出続けてしまう新しいタオルは、もったいないと感じてしまうかも知れませんが、その都度洗濯をやり直さなければならない状態と考えたら、使用をあきらめることも考慮してください。

《 ポイント 》

  • ホームセンターやディスカウントショップなどで販売されている安価で手ごろな価格の新しいタオルは繊維が抜けやすいものが多く、このような新しいタオルの場合は、使い初めの水洗いを1回ではなく2、3回新しいタオルのみでして確認してください。

新しいタオルを洗濯するときに気をつけること

畳んである新しい白いタオル

新しいタオルを洗濯するときに気をつけることがいくつかあるので参考にしてください。

使用したタオルはこまめに洗う

新しいタオルは使用したらこまめに洗いましょう。

バスタオルの場合、きれいに体を洗った風呂上がりに使用するので汚れていないから毎回洗わなくても大丈夫と思っている方はいませんか?

例えきれいに体を洗った風呂上りに使用したタオルでも洗いきれなかった汚れや、汗がタオルに付着します。その上湿った状態で放置してしまうと雑菌が繁殖してしまいます。

1度でも使用したタオルは選択するようにしましょう。

洗濯機に洗濯ものを入れすぎない

洗濯機に洗濯ものを入れすぎてしまうと洗濯しても汚れが落ちにくくなってしまいます。

タオルを洗濯する場合にはタオルがゆったり泳ぐように回らないと汚れが落ちにくくなってしまったり、他の洗濯ものとの摩擦によってタオルが傷んでしまいます。

洗濯機に入れる洗濯ものの量は8割程度までに抑えて洗濯しましょう。

カラータオルは単独で洗濯

きれいな発色をしているカラータオルを洗濯する場合、他の洗濯ものと一緒に洗濯してしまうと色移りをしてしまう恐れがあります。

色落ちしてしまうだけならまだ諦めることができますが、お気に入りの衣類に色移りしてしまったら悲しくなってしまいますよね?

新しいカラータオルでしたら色落ちしないか確認するためにも数回はタオルを単独で洗うようにしましょう。

塩素系漂白剤は使用しない

タオルについてしまった汚れが落とせない場合は漂白剤を使用して洗濯しますが、その際に塩素系漂白剤を使用してはいけません。

塩素系漂白剤をしようしてしまうと汚れだけではなく、色や柄も落ちてしまうだけではなくタオルの繊維を痛めてしまうのでゴワゴワした仕上がりになってしまいます。

汚れや臭いが気になるタオルは酸素系漂白剤でつけ置きして洗いましょう。

柔軟剤を入れすぎない

タオルがゴワゴワしたり、臭いが気になる場合、良い香りの柔軟剤を使用すると思いますが、柔軟剤を入れすぎないようにしましょう。

柔軟剤は繊維の表面をコーティングすることになるので、吸水力が落ちてしまうだけではなく汚れが落ちにくくなってしまいます。柔軟剤はタオルがゴワゴワになってしまったときにだけ適量を入れて洗濯しましょう。

洗濯が終わったらすぐに干す

洗濯機で洗濯が終わったらそのまま放置することなくすぐ干すようにしましょう。

洗濯の終わりは脱水になります。脱水は遠心力で水分を飛ばすのでタオルのパイルは寝ている状態になります。

そのまま放置してしまうとパイルが寝ている状態で表面が乾いてしまうのでパイルが立っている元の状態に戻りにくくなってふわふわなタオルに仕上げることができなくなってしまいます。

また湿った状態で洗濯機の中に残ると臭いの原因になってしまうだけではなく、カビが発生してしまう恐れも出てきてしまいます。

洗濯が終わったら放置しないですぐ洗濯機から取り出して干すようにしましょう。

《 ポイント 》

  • 新しいタオルを洗濯するときには何点か気をつけておかなければならないことがあります。
  • これらに注意することで新しいタオルを長持ちさせることができるので、洗濯をするときは注意してください。

最後に

新しい白いタオルと洗濯機

新しいタオルを使用するときはまず1回洗濯しましょう。

新しいタオルには製造過程で糊がついていたり、コンディショナーがついていることがあったり、製造過程でついてしまう糸くずが取り切れず残ってしまっていることがあるので、使い心地を良くするためには洗濯しなければなりません。

新しいタオルは正しい洗濯方法や干し方をするだけでふわふわに長持ちさせることがでるので試してください。

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よくある質問

  • バスタオルは毎日洗ったほうが良い?

    バスタオルは毎日洗濯するのがベストです。バスタオルは雑菌が繁殖しやすい環境で使用されることが多く、洗わずに放置するとすぐに臭くなってしまいます。また、バスタオルに潜む細菌は使うたびに増え、3回使うと雑巾の数だけ細菌がいると言われるほどです。

    >> 詳しくはこちら

  • 新しいバスタオルの洗い方は?

    新しいタオルを洗濯するときは洗剤を使わず、水洗いしましょう。その際、水を多めに使ってください。水に浸かって泳がせるように洗うと、タオル生地の傷みを防ぐことができます。また、新品のタオルを水洗いすると、製造時に使用した糊が落ち、タオルの地糸が引き締まるので、パイルが抜けにくくなります。

    >> 詳しくはこちら

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