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きゅうりの表面に白カビが生えても中身は食べれる!?
「まだ買ってきたばかりなのに、きゅうりの表面に白カビが…」
皮を全部剥いて、中身だけ食べよう、なんて考えたことはありませんか?
実際に、白カビが生えているのは皮ですし、中身は問題ないように思ってしまいますよね。加熱調理が可能な食材であれば、しっかり火を通してから食べれば大丈夫、とも考えてしまうものです。
しかし、きゅうりはもちろん、どんな食材であっても、カビが生えてしまったものを食べることはしない方が良いです。
目には見えないかもしれませんが、中身までカビの菌が繁殖している可能性が高いです。味見をし、味も悪くないから大丈夫、なんて食べてしまうと、食中毒を引き起こしてしまう可能性も考えられます。
きゅうりの表面に白カビを発見したら、すぐに処分してしまいましょう。また、冷蔵庫の中もキレイにお手入れしておくと良いです。
白カビを防ぐ方法
土や汚れや水分が、きゅうりに白カビが生えてしまう主な原因です。
いただきもののきゅうりや、家庭菜園で育てられたきゅうりなどは、土や汚れが付いていることがあります。流水でキレイに洗ってから保存しましょう。洗った後は、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ってから保存しましょう。
冷蔵庫の中にも、汚れやカビの菌が潜んでいる可能性があります。こまめにお手入れをし、白カビの原因となるものを取り除いておくことも大事です。
きゅうりを長持ちさせる保存方法
きゅうりは、基本的には長持ちしないイメージの強い野菜ですよね。ですから、特売の日にまとめ買いをしたくても、なかなかできるものではありません。
きゅうりを保存するとき、冷蔵庫の野菜室で保存される方がほとんどなのではないでしょうか。
しかし、お店で売られているときは、冷蔵ではない棚に並べられていませんか?
きゅうりは、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存のうち、どの保存方法が一番長持ちさせることができる保存方法なのでしょうか。それぞれの保存方法で、きゅうりに賞味期限はどれくらいあるのか、目安をみてみましょう。
常温で保存する場合
きゅうりは、10℃から13℃ほどの場所であれば、風通しの良い冷暗所に置き、常温で保存することができます。この条件で、常温で保存した場合、きゅうりの賞味期限の目安は、4日から5日ほどです。
冬は、室内の温度の影響を受けやすくなるため、暖房によって室内の温度が上がってしまう場所には置かないようにしましょう。
また、きゅうりは、暖かい地域で栽培されることの多い野菜です。温度が5℃以下になるような寒い地域では、低温傷害を引き起こしてしまう可能性があるため、常温で保存することに向かない場合があります。
きゅうりを常温で保存するときは、新聞紙やキッチンペーパーに包む、もしくは、野菜用の保存袋に入れて保存することをおすすめします。
冷蔵で保存する場合
きゅうりを冷蔵で保存するときは、野菜室で保存します。
先にお話した通り、きゅうりは、5℃以下の場所で保存すると低温傷害を引き起こすことがあるため、野菜室の温度にも注意しなければなりません。
きゅうりを野菜室で保存し、長持ちさせるために、きゅうりを立てて保存すると良いです。きゅうりは、縦に伸びて成長する野菜なのですが、同じように立てて保存することで、傷みにくくすることができます。
賞味期限の目安は一週間ほどです。新聞紙やキッチンペーパーに包む、もしくは、野菜用の保存袋に入れて保存することをおすすめします。
冷凍で保存する場合
きゅうりを冷凍で保存することができるイメージは、ほとんどないかもしれません。きゅうりが丸ごと冷凍庫に入れられていることをイメージできないですよね。
きゅうりを冷凍で保存することで、賞味期限の目安が一ヶ月ほどになる方法があります。きゅうりを小口切にし、塩もみをし、冷凍庫で保存するという方法です。
冷凍保存が可能な容器やフリーザーバッグに入れて保存します。
塩もみをしたとき、きゅうりから水分が出ます。水分を絞ってから保存しても良いですし、水分を残したまま保存しても良いです。水分を残したまま保存した方が、きゅうりを乾燥から守ることができます。
新鮮で美味しいきゅうりの選び方
触ったときチクチクして痛いのは新鮮な証拠!
きゅうりには、“イボ”と呼ばれているものがあります。触ったとき、チクチクとして痛い、棘のようなものです。
イボが残っているきゅうりほど、新鮮な証拠です。時間が経てば経つほど、イボはやわらかくなるため、チクチクとして痛いものではなくなってしまうんです。
表面にブルームがついたものはシャキシャキ感UP!
最近では、あまり見かけなくなってしまった、ブルームのついたきゅうり。
ブルームとは、きゅうりの表面を覆っている、白い粉のことです。きゅうり自身が身を守るために放出させる成分なのですが、見栄えが悪いという理由から、ブルームのないきゅうりが多く出回るようになりました。
もし、表面が白い粉で覆われたきゅうりを発見したら、ぜひ購入してみてください。ブルームをまとったきゅうりは、歯切れがよく、シャキシャキとしています。
曲がっているキュウリがお得!
真っすぐで見栄えの良いきゅうりと比べて、曲がってしまったきゅうりは、少し値段が安いことがあります。
真っすぐでも、曲がってしまっていても、鮮度や味に違いはありません。真っすぐだからといって、そのきゅうりが新鮮で美味しいとは限りません。
曲がってしまったきゅうりは、スーパーに並ぶことが少なく、直売所や道の駅でよく見かけますが、鮮度も味も変わらず、お得な価格で購入することができます。
きゅうりは腐るとどうなる?
- 白カビが生える
- 表面がヌメヌメしている
- 液体が出る
- 酸味のあるニオイがする
- ブヨブヨとやわらかくなる
腐ってしまったきゅうりは、このような状態になります。
パッと見ただけではキレイで新鮮そうなきゅうりでも、触れるとヌメヌメとし、腐っていることがあります。
さらに腐敗が進むと、握ったときにブヨブヨとやわらかい感じがします。もっと腐敗が進むと、酸味のある鼻にツンとするようなニオイがしたり、きゅうりから液体で染み出すことがあります。
きゅうりを美味しく食べれるおすすめレシピ
低カロリーで美味しい!きゅうりと鶏ササミのごま油和え
材料
- きゅうり
- 鶏ササミ
- ごま油
- 塩
手順
- きゅうりをお好みの食べやすい大きさに切り、塩もみをしておきます。
- 加熱した鶏ササミをお好みの食べやすい大きさに切ります。
- 塩もみしておいたきゅうりの水分を絞ります。
- きゅうりと鶏ササミをボウルに入れ、ごま油を入れて、合わせます。
塩もみしたときの塩分を残しておけば、味付けのとき、ごま油のみで十分です。
料理酒や醤油や豆板醤などで味付けしても美味しくいただけます。砂糖やハチミツを少し入れて、甘味を加えると、子供さんにも食べやすくなります。
お弁当のおかずにも!きゅうりとちくわの豚肉巻き
材料
- きゅうり
- ちくわ
- 豚肉
- 醤油
- 生姜
- 砂糖
手順
- 醤油に生姜と砂糖を入れます(生姜焼きのタレを作ります)
- タレに豚肉を浸け置きします
- きゅうりをちくわの穴ほどの大きさに切ります
- ちくわの穴にきゅうりを詰めます
- タレで浸け置きした豚肉できゅうりを詰めたちくわを巻きます
- 豚肉が剥がれてしまわないよう爪楊枝などで固定します
- 豚肉にしっかり火が通るまで加熱調理します
最後に
きゅうりに白カビが生えてしまう原因は、もうお分かりになりましたね。
白カビが生える原因となってしまう、きゅうりの表面についた土や汚れをしっかり洗い落とし、水分をしっかり拭き取ってから、適温の場所で保存するようにしましょう。
白カビが生えてしまったきゅうりは、中身がキレイな状態であっても、決して食べないようにしましょう。きゅうりが傷んでしまう前に、ぜひ、おすすめのレシピで美味しく召し上がってくださいね。