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キャベツは単体でも美味しい!使い勝手の良い野菜
キャベツは、メインのおかずの添え物として、あるいはサラダとして、さまざまな料理に使うことができる便利な食材です。さっぱりシャキシャキとした食感は、こってりとしたおかずにも合いますし、「困ったときの1品」として活用している方も多いのではないでしょうか。
そんな使い勝手の良いキャベツですが、丸まる1玉買ってしまうと、使い切ることができずに腐ってしまうことも珍しくありません。使い切れるようにカットされているキャベツを買ったとしても、丸ごとキャベツより劣化が早いので、「気付いたら早々に腐っていた」ということも。
「これは食べられる?」キャベツが腐っている時のサイン
傷みやすいキャベツですが、「これはまだ食べられるのかしら?」と曖昧なグレーゾーンの状態のキャベツもありますよね。しかし、食べてから腐っていたとわかっても、時すでに遅しです。ここでは、キャベツが腐っている時のサインをご紹介しますので、下記のようなサインが見られるキャベツは、絶対に食べないでください。食中毒を起こす危険性があります。
1.外側の葉が溶ける
丸ごとキャベツの場合、外側からも腐り始めるため、腐っているかどうかを判断しやすいです。1つ目安として、外側の葉がドロドロと溶け始めている場合は、すでに腐っているサインですので、食べずに廃棄しましょう。
2.柔らかくシナシナになっている
ドロドロと溶けてはいないものの、明らかに水分が出てきてしまい、柔らかくシナシナになっているキャベツも、腐敗が進行している可能性が高いです。安全のため、万が一を考え廃棄するのが安心です。
3.茶色く変色している
正常なキャベツは、綺麗な黄緑色をしている物が多いです。しかし、腐り始めているキャベツは、見た目の色にも異変が生じます。ご家庭で保存しているキャベツが、少しずつ茶色く変色し始めているという経験はありませんか。これも腐敗が進行しているサインです。
茶色く変色している状態が進行すると、ドロドロに溶け始めたり、葉の部分が真っ黒になったりと完全に食べられない状態となります。
「茶色く変色しているくらいなら食べられるのでは」と思う方もいるでしょうが、キャベツは食中毒を引き起こしやすい野菜でもあります。食べてから、腹痛や嘔吐が現われては困りますので、茶色く変色した時点で、廃棄を検討するべきでしょう。
4.芯が黒くなっている
見た目は特に問題ない…とキャベツに包丁を入れたところ、芯の部分が黒くなっている場合は、腐っているサインです。基本的に、キャベツが腐り始めると、中の芯の部分から腐り始めます。その後、外の葉の部分にも影響を及ぼし始めるのです。
外見が悪くなくても、カットした際に中が黒くなっている場合は、腐っていて雑菌などが繁殖している恐れがあるため、食べることは控えましょう。
5.酸っぱい臭いを発している
キャベツに限らず、多くの野菜の腐っているか否かの判断基準となる目安の1つに、臭いがあります。キャベツの場合、腐っていると酸っぱい臭いや明らかに違和感のある腐敗臭を放っていることが多いです。見た目だけにこだわらず、調理する前に臭いを確認することも忘れないでください。
できるだけ長持ちさせるために…キャベツの正しい保存方法
傷みやすいキャベツは、冷蔵保存することで少しでも長く保存することができます。しかし、飼ってきたまま冷蔵保存してしまうと、すぐに傷んでしまうので、下記の順序で下処理をし、正しく保存する必要があります。
- 芯の部分につまようじを差し込む
- 濡らしたキッチンペーパーに包み、袋に入れる
- 冷蔵庫の中でも低温の冷蔵室に保管。
手順1の『芯の部分につまようじを差し込む』というのは、キャベツは芯から傷み始めるため、芯の部分を予め腐敗を進行させないよう、下処理をしておくのです。この時、キャベツはしっかり水洗いをしてください。
また、キャベツの最適な保存温度は0℃前後です。そのため、冷蔵庫の中でも温度の高い野菜室は、適していません。できるだけ冷蔵庫の中でも温度の低い冷蔵室に保存するようにしましょう。
この状態で1週間保存したら、袋から取り出し、キッチンペーパーを剥がしてキャベツの状態を確認します。腐っていなければ、同じように新しいキッチンペーパーで包み、袋に入れて再度保存します。
長持ちすると、この保存方法で約1ヶ月ほど持たせることができます。
腐ったキャベツは絶対食べず、そのまま廃棄して
いかがでしたでしょうか。腐っているキャベツを食べてしまうと、食中毒を引き起こし、嘔吐や下痢といった症状が現われる危険性があります。今回ご紹介したキャベツが腐っている時の5つのサインを基準に、ご家庭で保存しているキャベツが食べられるのか否かを正確に判断しましょう。