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エキナセアの効果と効能
エキナセアの一番の効能は「免疫力のアップ」です。
免疫力がアップすることで白血球の働きを促進させ、ウイルスや細菌の浸入の阻止・撃退・除去、体内から毒素を取り除く、感染細胞を撃退するなどの働きをしますので、以下の効果が期待できます。
- 抗菌・抗感染(風邪、ニキビ、水虫などの感染症の阻止・撃退・除去)
- 抗アレルギー(花粉症、皮膚炎などのアレルギー症状の緩和)
- 抗炎症(鼻水、のどの痛み、口内炎などの炎症の予防や改善)
抗菌・抗感染
エキナセアには、以下の感染症を阻止・撃退・除去する効果があります。
- 風邪やインフルエンザ
- 膀胱炎や尿道炎
- 食中毒
- ノロウイルス
- 白癬菌(水虫)
- カンジダ
- ヘルペス
- ニキビ
など
抗アレルギー
エキナセアには、次のようなアレルギーを緩和する効果があります。
- 花粉症
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
など
抗炎症
鼻水・鼻づまり、のどの痛み、口内炎、鼻炎などの炎症を予防・改善する働きがエキナセアにはあります。健康な体を維持するために免疫力を高めることが一番重要なことですね!
ネイティブアメリカンでは「インディアンハーブ」と呼ばれていて、虫刺されやヘビに噛まれた傷などの手当や洗浄のための治療薬として使われていたそうですが、それも全てエキナセアが免疫力を高めた効果のおかげでしょう。
エキナセアの飲み方と使い方
エキナセアの効能を効率よく引き出すには、1日3杯のエキナセアティーを飲むことです。それを2週間飲み続けて、1週間休むというサイクルが良い摂取方法とされています。
エキナセアティーは味にクセがないので、エキナセア単体だけでも美味しいのですが、他のハーブとのブレンドもおすすめです。お好きな香りのハーブや、ミント、レモングラスなどとブレンドすると味も香りも引き立ちます。
エキナセアティーの作り方
- 小さじ1杯分のエキナセアをポットに入れる
- 150cc~200ccのお湯をポットに注ぎ、香りが逃げないよう素早く蓋をする
- 3分~5分ほど蒸らしたら完成!
※エキナセアの分量はお好みで調整してください。
※蒸らし時間が長いと、エキナセアティーの香りが逃げてしまう場合もありますので、蒸らし時間は5分以内がいいと思います。
※他のハーブとブレンドする場合は、同じ分量で作るのが一般的です。
コーディアル(シロップ)の作り方
材料
- 乾燥エキナセア:20g
- 水:200cc
- グラニュー糖:100g
- レモン1個(レモン果汁の場合は大さじ3杯)
- 消毒した保存ビン(容器)
手順
- 鍋に水を入れて沸騰したら、火を弱めて3分ほど煮込む
- その後、蓋をして10分ほど蒸らす
- コーヒーフィルターや目の細かい茶こしでこして別の鍋に移す
- グラニュー糖を入れ、とろ火で10分ほど煮詰める
- 煮詰め終わったら、火を止めてレモン汁を入れる
- 冷めたら消毒した保存ビン(容器)に入れて冷蔵保存する
飲み方
コーディアルを水や炭酸などで割って飲んでください。割合は3倍~5倍くらいがおすすめです。
エキナセアの使い方
「ハーブティ」「コーディアル」「飲み物」「料理」「うがい剤(チンキ剤)」「オイル」「アロマ」「化粧品」などに使います。
市販のハーブティーやコーディアルのご紹介
エキナセアの副作用
エキナセアの摂取量や体質によっては発熱・発疹・吐き気・下痢など胃腸への副作用を起こす可能性があります。
エキナセアを摂取して口や胃腸にアレルギー症状が出た方はエキナセアアレルギーの可能性がありますので摂取を中止し医師にご相談ください。
また、エキナセアはキク科ですので、キクにアレルギーを持つ方は摂取を避けてください。喘息の方はアナフィラキシーといったアレルギー反応を起こしやすいといわれていますのでご注意ください。
進行性疾患である結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、エイズ、自己免疫疾患などの方は免疫機能が低下する恐れがありますのでエキナセアの摂取は避けてください。
妊娠中や授乳中の方やお子様がエキナセアを使用する場合、医師や薬剤師などに相談してからのご使用をおすすめします。
エキナセアを8週間以上の連続で摂取し続けることは控えてください。 長期間摂取し続けると効果が薄れてくる可能性があります。
エキナセアの基本情報
エキナセアの開花時期は7月から10月頃で、薄紫色のキク状の花が咲きます。花の中央(頭状花)はイガグリのような形をしており、花びらはやや下向きに咲くのが特徴です。
エキナセアは医療に使用されているメディカルハーブで、エキナセア種の内、薬用とされているは3種類です。
薬用エキナセア3種
種類 | 特徴 |
エキナセア・プルプレア | 葉の形が卵型 |
エキナセア・アングスティフォリア | 草の長さが小さい |
エキナセア・パリダ | 4cm~9cmの花が咲く ※一番栽培が多く、最も研究が進んでいる。 |
エキナセア情報
学名 | Echinacea purpurea |
英名 | Echinacea Purple cone flower |
科名 | キク科 |
属名 | ムラサキバレンギク属 |
分類 | 多年草 |
樹丈 | 30cm~100cm |
開花時期 | 7月~10月 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花言葉 | 「あなたの傷みを癒やします」「優しさ」「深い愛」 |
和名 | 紫馬簾菊(ムラサキバレンギク) 紫西洋菊(ムラサキセイヨウギク) エキナケア パープルコーンフラワー |
原産地 | 北アメリカ |
使用部位 | 花、根 |
成分 | フラボノイド |
作用 | 抗菌、抗炎症、抗ウイルス、抗アレルギーなど |
適応 | 免疫力UP、風邪やインフルエンザの防止など |
作用部位 | 呼吸器系、リンパ系、循環器系など |
まとめ
エキナセアの効果効能はいかがでしたでしょうか?最後にもう一度おさらいです。
「免疫力がアップすることで白血球の働きを促進させ、ウイルスや細菌の浸入の阻止・撃退・除去、体内から毒素を取り除く、感染細胞を撃退するなどの働きをして健康を守ってくれます。」
エキナセアの免疫力アップで病気知らずの生活がおくれますように!