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洗濯機の柔軟剤の投入口に入れるタイミング
全自動洗濯機やドラム式洗濯機は柔軟剤を入れるための専用の投入口があります。ほとんどの洗濯機はスタートする前に柔軟剤を投入口にいれます。
この時柔軟剤がこぼれないように気をつけてくださいね。まだ洗っていない洗濯物に柔軟剤がつくと、洗剤の洗浄成分が効かずに汚れがきれいに落ちにくくなります。
柔軟剤を投入口に入れたら洗濯機をON。全自動ですので柔軟剤を流し込むタイミングは洗濯機まかせで自分では時間調整はできません。最後のすすぎの水を溜め始めたあたりで、洗濯機が投入口の柔軟剤を水で溶かしながら流し込みます。
柔軟剤を投入口から流しむ絶妙なタイミングは洗濯機の機種やメーカーによってさまざまですので、「すすぎが始まって○秒後に柔軟剤投下」などのタイミングは分かりません。もし、どうしても自分で柔軟剤を入れたいのであれば、最終のすすぎで水が溜まってきた頃、一旦洗濯機を止めて、ふたを開けて自分で柔軟剤を入れるしかありません。
実は以前、どうしても柔軟剤に長めに浸けておきたいものがあったので試しにやってみたんですが、タイミングを外して気がついたら洗濯は終わっていました…。それを考えると洗濯機に柔軟剤の投入口がついているのも分かりますね。洗濯機の柔軟剤の投入口は必要です。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違い
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では柔軟剤を投入口に入れるタイミングがちょっと違います。
ドラム式洗濯機の場合
ドラム式洗濯機の投入口に柔軟剤を入れるタイミングは、洗濯がスタートする前に入れます。
- 洗濯物を入れます。洗濯機の大きさによって変わりますが、洗濯物の量は7割程度が汚れが良く落ちるようです。
- 柔軟剤の投入口に柔軟剤を入れ、洗剤投入口に洗剤を入れます。
- 洗濯コースを設定し、スタートボタンを押します。
縦型洗濯機の場合
縦型洗濯機の投入口に柔軟剤を入れるタイミングは、洗濯開始で給水されたら入れます。
- 洗濯物を入れます。洗濯機の大きさによって変わりますが、洗濯物の量は7割程度の量で洗うほうが汚れが良く落ちるようです。
- 洗濯コースを設定し、スタートボタンを押します。
- 給水されたら洗濯洗剤をいれます。
- 柔軟剤の投入口に柔軟剤を入れてください。
柔軟剤を投入口に入れた後は、最後のすすぎの水を溜めているタイミングで水と一緒に溶けて流れ込みます。
洗濯機の投入口に柔軟剤を入れる理由と注意点
洗濯洗剤と柔軟剤を混ぜない
柔軟剤を洗濯機の投入口に入れずに、最初から洗剤と一緒に柔軟剤を入れたらどうなるでしょう?洗濯洗剤の洗浄成分と柔軟剤の柔軟成分はお互いに効果を打ち消しあってしまいます。これはシャンプーとリンスの関係と同じですね。
汚れを落とす力と生地を守る力、これでは汚れが落ちなくても当たり前ですね。洗濯洗剤と柔軟剤は決して混ぜないでください。洗濯洗剤の中には柔軟剤と一体型のものもありますが、混ざっても効力が落ちないように作られていますので問題ありません。シャンプーもリンスインシャンプーがありますよね。
柔軟剤は使用量を守る
柔軟剤を使う一番の目的は「香り」だと言う方が多いようですが、どちらかというと私もそうです。もちろんふかふかにするためでもありますが、やはり香りは重要なポイントです。だからついつい柔軟剤を多めに入れてしまいますが、香りは強く残っても黒ずみなどができてしまう可能性があるそうです。
柔軟剤は生地の繊維の表面をコーティングして柔らかい感触に仕上げます。髪のリンスと同じですね。柔軟剤の大量に使うと、次の洗濯の時、柔軟成分と洗剤成分がお互いの効果を消して汚れが取れないことになります。なるほど!って納得する話ですよね。
柔軟剤の効果は洗濯機で数分使用しても一晩中浸しても効果は同じだそうです。
柔軟剤を直接かけない
柔軟剤を直接衣類にかけないでください。衣類に染み込んで洗濯の水では溶けない可能性があります。
洗濯機の柔軟剤の投入口に水がたまる原因
洗濯機の柔軟剤の投入口に水が溜まる原因は、柔軟剤の粘度が高いため洗濯槽に流れる出口を塞いでいる可能性があります。柔軟剤は最終のすすぎの給水時に水が柔軟剤を溶かして出口から下の洗濯槽に流れ出るようになっていますので、柔軟剤が詰まって水が抜けないと水漏れをおこす恐れがあります。
対処方法
洗濯機の柔軟剤の投入口の掃除方法
洗濯機の投入口に柔軟剤の固まりがある場合
用意するもの
- 歯ブラシ
- つまようじ
- お湯40℃~50℃程度
- タオルまたは布
掃除の手順
- 洗濯機の柔軟剤の投入口についている柔軟剤を歯ブラシやつまようじなどを使って落します。
- タオルで洗濯機の柔軟剤の投入口の汚れをふき取りましょう。
- 40℃~50℃程度のお湯100mlを柔軟剤の投入口に流しいれて、5分~10分放置します。
- 4.洗濯槽が空のまま、通常の洗濯運転をしてください。
通常の柔軟剤の投入口の掃除方法
用意するもの
- お湯100ml
- タオルまたは布
掃除の手順
- 50℃程のお湯100mlを柔軟剤の投入口に流しいれて、5分~10分放置します。
- 脱水のみの運転を2回してください。脱水運転で柔軟投入口の内部の汚れが排出口から洗濯槽に流れ出ます。
- 水に浸したタオルを固く絞り、柔軟剤の投入口と洗濯槽の汚れを拭き取ります。
洗濯機の柔軟剤の投入口にカビがある場合
洗濯機の柔軟剤の投入口にカビがある場合、市販のカビ取り剤(カビキラーなど)を投入口に拭きかけ、水で洗い流したあと、洗濯槽が空のまま通常の洗濯運転をしてください。
洗濯機の柔軟剤の投入口にカビがある場合、洗濯槽もカビが発生している可能性がありますので、できれば洗濯槽ごと洗うことをおすすめします。市販の洗濯槽用のカビ取り剤を使ってカビを取り除くことをおすすめします。
洗濯機の柔軟剤の投入口以外に、洗剤投入口がある場合の掃除方法も紹介します。
用意するもの
- お湯:40℃程度
- 歯ブラシ
掃除の手順
- 電源をOFFにします
- 洗剤の投入口のふたを開け、40℃のお湯を流し込みます。お湯をこぼさないようゆっくり入れてください。
- お湯を投入口一杯に入れたらふたを閉めて、8時間程度放置します。固まった洗剤がやわらかくなります。
- 電源を入れ、標準コースで洗濯機を回してください。
- 汚れが残っている場合は、歯ブラシなどでこすり落としてください。カビの場合は、カビ取り剤をかけて歯ブラシでこすり落としてください。
歯ブラシでこすり落とした汚れは、じょうろやペットボトルに水を入れ、洗剤の投入口の上から洗い流してください。 - その後、再度標準コースで洗濯機を回してください。
洗濯機の柔軟剤の投入口の掃除の際に注意すること
洗濯機の柔軟剤の投入口に熱湯を入れると投入口が痛んだり洗濯機の故障の原因になる可能性があります。入れるお湯は40℃~60℃以内にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?洗濯機の柔軟剤の投入口の掃除はつい見落としがちになりますが、放置しているとカビや雑菌の温床になる可能性があります。
カビや雑菌は洗剤カスや汚れや皮脂をエサにして繁殖しますので、投入口にカビがいた場合、洗濯槽にもカビが発生している可能性が高いです。市販の洗濯槽洗剤などで洗濯槽ごと丸洗いすることをおすすめします。