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まな板の代用品が活躍するシーン
一人暮らしをしているとなかなか自炊をする機会がなく、またキッチンも狭くて料理をしづらいので、あえてまな板を購入していないという方も少なくないことでしょう。
ですが、料理をしたくなった時にまな板がないと困ってしまいます。
また、野外でのアクティビティの際にわざわざまな板を持参すると邪魔になってしまうものですが、かと言ってまな板がなければ食材を切ることができず、料理に手間取るでしょう。
そこでこの記事では、まな板の代用になるものについて徹底解説しています。ここではまず、どんな時にまな板の代用品が活躍してくれるのかを見ていきましょう。
キャンプやアウトドア
春や夏になると気温が高くなり、屋外でのアクティビティを楽しみやすくなります。毎年、この季節になるとキャンプやアウトドアに出かけるという方も多いのではないでしょうか?
キャンプやアウトドアでは、バーベキューやカレーなどを野外で料理して食べるのが一種の醍醐味となっていると言っても過言ではありません。
ですが、キャンプ時にまな板を持っていくと荷物になって邪魔ですので、まな板の代わりとして使えるコンパクトで邪魔にならないものを持参すると便利でしょう。
洗い物がめんどくさいとき
キャンプ中など、野外でのアクティビティを楽しんでいる時には洗い物を最低限に抑えて、自然の中で思い切り楽しみたいものです。
「車でキャンプ場に行くからまな板を持って行ける」という場合でも、使用後に洗わなければならないので面倒に感じてしまうでしょう。
また、野外でのアクティビティに限らず、自宅で料理をする時であっても、たくさん食材をカットする必要がない時には、わざわざまな板を使って使用後に洗うのは億劫に感じられるはずです。
そのような時には、まな板の代用になるものを使うとよいでしょう。
まな板の代用になるもの6選!
キャンプや屋外でのBBQなど野外でのアクティビティに限らず、自宅のキッチンで料理をする時であっても、あえてまな板を使わず、代用品を使用しているという人も意外と多くいます。
ただし、注意したいのはなんでもかんでもまな板の代用品になるわけではないということです。「これはまな板代わりに使えるのでは?」と思っても、実際に使ってみると包丁でのカット時に安定せず、怪我をしてしまうこともあり得ます。
そこでここからは、まな板の代表としてきちんと機能してくれるものを6つピックアップして紹介していきますので、まな板の代用品を使いたい時にぜひ参考になさってみてください。
代用品1:牛乳パック
まな板の代用品としてまずおすすめしたいのが、牛乳パックです。
牛乳パックは紙でできているので、「薄いし脆くてまな板の代用品にはならない」と懐疑的に感じる方もおられることでしょう。
ですが、牛乳パックの紙は意外なほどに丈夫に出来ており、力を入れて包丁で食材をカットしない限り、下にあるテーブルやシンクを傷つける心配はありません。また、入手がしやすいところもおすすめのポイントです。
飲み終わった牛乳パックを綺麗に水で洗って乾かしておけば、いざという時にまな板の代用品として使えますし、使用後は折りたたんでコンパクトに捨てられるので、キャンプ時にも邪魔になりません。
代用品2:キッチンペーパー
キッチンペーパーも、まな板の代用品のひとつとして挙げられるでしょう。キッチンペーパーを自宅に常備しているご家庭も多いのではないでしょうか?
キッチンペーパーは薄くてペラペラしているので、牛乳パックと比べると耐久性はあまり優れていません。そのため、包丁に力を入れてカットする食材には向いていませんが、力を入れずに包丁で切れるきゅうりなどの野菜ならば、十分にまな板の代用品になるでしょう。
また、まな板で魚や肉をカットすると臭いや血がついてしまい、洗うのが面倒くさく感じるでしょう。そんな時には、まな板の上にキッチンペーパーを敷けばまな板の保護になるので便利です。
代用品3:クッキングシート
まな板の代用品のひとつとして紹介したいのが、クッキングシートです。クッキングシートは薄くて軽く、また耐熱性にも耐久性にも優れているので、まな板の代用品として重宝します。
キッチンペーパーをまな板の上に敷いて肉や魚をカットすればまな板を洗わずにすむことも多いですが、血や肉汁がキッチンペーパーにしみ込んでまな板を汚してしまうこともあるでしょう。
その点、クッキングシートは防水性が高く、血や肉汁が下に敷いたまな板やテーブルなどに染みてしまう心配もありません。
代用品4:食品トレー
食品トレーも、まな板の代用品になるおすすめのアイテムとして挙げられます。
食品トレーとは、コンビニやスーパーで売っている店屋物が入っている容器のことです。あるいは、スーパーでお肉や魚を購入した時に食材が入っている容器でもあります。
コンビニで売っている麺が入った食品トレーは、底が深くてまな板の代用品としては向いていません。ですが魚やお肉、お寿司などが入っている発泡スチロールやプラスチックの食品トレーは平たい形状なので、まな板の代用として最適です。
代用品5:アルミホイル
まな板の代用品のひとつとして知っておきたいのが、アルミホイルです。アルミホイルも、各家庭に必ずひとつは常備しているキッチンアイテムでしょう。
アルミホイルは薄いので包丁を使うと破れてしまいそうなイメージがありますが、きゅうりやトマト、パンなど力を入れずに包丁でカットできるのもであれば、十分にまな板の代用として使えます。
また、クッキングシートと同様に防水性が高く、アルミホイルの下にあるテーブルや台を汚す心配もありません。
代用品6:厚めのチラシ
厚めのチラシも、まな板の代用品として使えるでしょう。
再生紙などで作られた、ペラペラのチラシはおすすめできません。薄くて破れやすい上に、紙の性質上、食材の水分がチラシを濡らして、ちょっと触っただけでも破れやすくなるからです。
その点、指の腹で触った時にツルツルしていて水分をはじきやすく、ある程度厚みのあるチラシならばまな板の代わりに使えます。
ただ、水分の多い食材をチラシの上でカットすると、水分でインクがにじみ出て食材についてしまう可能性もあるので注意が必要です。
まな板シートも使ってみよう
まな板と言えば、数センチほど厚みがあって頑丈に作られており、きちんと洗って適切にメンテナンスをすれば何年も使い続けることができるものをイメージする方が多いことでしょう。
ですが、最近では「第三のまな板」として、まな板シートという商品が各メーカーから続々と発売されるようになってきています。
まな板シートは軽くて持ち運びが便利であり、キャンプや登山などの野外でのアクティビティの時に重宝すること間違いなしです。
まな板シートの種類
まずここでは、まな板シートの種類について簡単に確認しておきましょう。
まな板シートは、通常のまな板と同じように年単位で使い続けられるものと、使い捨て用の2種類に大きく分けられます。
業務用のまな板シートは使い捨て用のものが多く、安価で購入できます。また、使い続けられるまな板シートに関しても値段はそこまで高くなく、プラスアルファの機能を求めないのであれば、1,000円台でもゲットできるでしょう。
おすすめのまな板シート3選!
シービージャパン まな板シート
おすすめのまな板シートとしてまず紹介したいのが、シービージャパンから発売されている「まな板シート CUTOC」です。
薄くてコンパクトで軽量なのに、耐久性が非常に高く、包丁で力を入れなければカットできないかぼちゃのような食材でも安心してカットできます。左上にフックがついており、軽く水で洗って干せるようになっているので、キャンプ時に活躍すること間違いなしです。
イノマタ化学 使い分けシートまな板
イノマタ化学の「使い分けシートまな板」は、4枚セットなのにAmazonでは500円ほどで購入できる、とてもリーズナブルで使い勝手の良いまな板シートです。
4枚のまな板シートはそれぞれ違う色になっているので、たとえば「緑色は野菜用に使う」「お肉はオレンジ色を使う」といったように、食材に合わせて使い分けができます。
別々のまな板シートを使うことで、お肉や魚の匂いや臭みを他の食材に移す心配もありませんし、衛生面でも安心です。
小久保工業所 使い捨てペーパーまな板
使い捨てタイプのまな板シートをお探しならば、小久保工業所のをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
紙でできたA4サイズのコンパクトなまな板シートで、12枚入りで400円ほどなのでとてもお手頃だと言えます。アウトドア時に活躍してくれること、間違いなしです。
また、折り目が入っているのでそれに沿って折りたたむと、まな板ペーパーがボックス型に変化し、容器として使えるのもおすすめのポイントでしょう。
工夫次第で「まな板を使わない」方法も!
ここまではまな板の代わりになるアイテムについて解説してきましたが、特に支障がないのであれば、あえてまな板を使う必要はありません。
ここからは、まな板を使わずに食材を調理する方法についてチェックしていきましょう。
調理ばさみを使う
包丁を使用するからこそまな板が必要になるのであって、そもそも包丁を使わなければまな板を無理に使う必要性はありません。
調理ばさみを包丁の代わりに使用すれば、食材をカットしてそのまま鍋やフライパン、容器の上に載せられるので便利です。
手でちぎる
野菜のような食材ならば、わざわざ包丁を使わずとも、手でちぎることで十分に調理が可能です。
もちろん、かぼちゃや大根のような固い野菜の場合には包丁や調理ばさみが必要ですが、ほうれん草やレタスならば、手でちぎっても問題ありません。
手の上で切る
調理ばさみは包丁の代わりとして重宝しますが、豆腐のような柔らかいものを綺麗に切るのにはあまり向いていません。
こうした食材をどうしても包丁を使ってまな板なしで切りたいのならば、手の上を使ってみるのもよいでしょう。怪我をしないように、ゆっくりと包丁を入れるのがポイントです。
お皿の上で直接切る
お肉や魚のような食材はまな板や代用品を使わないと、血や肉汁が出てしまうのでNGですが、パンやケーキ、きゅうりのような食材ならばお皿の上で直接切っても問題ありません。
とりわけアウトドア時の調理では、上品にまな板とお皿を使い分けるよりも、お皿をまな板の代わりにしたほうが利便性も高く合理的でしょう。
まな板の代用品を上手に使おう!
今回はまな板の代用品について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
まな板がなくとも、キッチンペーパーやアルミホイル、クッキングシートなど身近にあるものでまな板の代用にできます。また、包丁を使わなければまな板も必要なくなるので、調理ばさみなどを使用するのも一つの手でしょう。