目次
アボカドの選び方
ここからは美味しいアボカドの選び方をご紹介していきます。
チェックポイントは少し多いですが、ほとんど簡単にチェックできるものばかりなので是非覚えて実践してみましょう。
美味しいアボカドとは
選び方に入る前に皆さんは美味しいアボカドの条件を知っていますか?実はあまり知らないという方も多いですよね。
美味しいアボカドの条件とは以下の3点です。
- 成熟している
- 脂肪分が多い
- 保管状態が良いもの
上記の3つをクリアしているアボカドは食感がクリーミーで美味しいアボカドです。料理に入れればいいアクセントになってくれます。ぜひ覚えておきましょう。
ヘタの状態をチェックする
では実際にアボカドを選ぶときにはどこに注目すれば良いのかお伝えしていきます。まずチェックすべきはヘタの状態です。
ヘタと実の間に隙間が無いものを選ぶようにしましょう。ヘタが取れていたり、黒くなっているものは酸化して中身が黒く変色している可能性があるので注意しましょう。
また、ヘタの周りを軽く押してみてください。硬さが柔らかすぎるものは熟し過ぎの証拠なので選ばないようにしましょう。
皮の色や張りもチェックする
次に皮の色と張りを確認していきます。
通常アボカドは収穫後は緑色をしており、熟すにつれて黒っぽくなっていきます。そうなると黒ければ黒いほど美味しいと考えがちですが違います。
アボカドが一番美味しい色はチョコレートのような色なので覚えておくようにしましょう。黒いものは熟し過ぎなので避けましょう。
また、皮はキレイに張りとツヤのあるものを選んでください。シワが寄っているものも熟しすぎてしまっています。そして形もこのときに見ておきましょう。ひょうたん型よりもキレイに丸くなっているものを選びましょう。
底の部分を押してみる
最後に底の部分を押してみてください。弾力のあるものは完熟しており、食べごろというサインです。指の跡がつくぐらい柔らかいものは熟しすぎているので選ばないようにしてください。
また、チェックするときは優しく押しましょう。力強く押してしまうと傷む原因にもなります。売り物にキズをつけてしまうことになるので止めましょう。
アボカド選びに失敗したときの追熟方法
アボカドの選び方をお伝えしましたが、実はアボカド選びは非常に難しいです。買ってきたは良いものの熟していなかったなんてことはよくあります。
そのときに困らないためにも追熟方法をご紹介します。
20度前後の室内に置く
アボカドを追熟させたい場合、一番簡単なのが20℃前後の室温に熟すまで放置しておくことです。
寒い冬ならば暖房の効いた部屋で、暑い夏ならば日陰に置いておくとちょうど20℃くらいを保って追熟することができます。
冷蔵庫などの冷たいところに保存してしまうと低温障害を引き起こし、暑すぎると傷みやすくなるので温度には気をつけましょう。
紙袋とバナナを使う
追熟を早くしたい場合は紙袋とバナナを使いましょう。
方法は簡単です。紙袋にバナナとアボカドを一緒に入れて室温で保存するだけ。果物はりんごでも代用することが可能です。
では、なぜこれだけで追熟が早まるかというと、バナナやりんごにはエチレンガスを発生させる作用があることが理由です。エチレンガスには追熟を早める作用があるので、早く熟されて食べごろになります。
《 ポイント 》
- 紙袋とバナナを一緒に入れて追熟させる
- エチレンガスが機能して追熟を早めてくれる
電子レンジで柔らかくする
追熟が必要とは知らずに誤って切ってしまったなんてこともあります。そんなときは電子レンジを使いましょう。
やり方は半分に切って種を除いた後、ラップをせず耐熱容器に入れて500Wで1分加熱しましょう。熟したときのアボカドのような食感には完璧にはなりません。しかし、それに近い状態にはなるのでぜひ試してみてください。
アボカドの下処理と保存の仕方
ここからはアボカドの下処理の方法や保存の仕方をお伝えします。意外と自分で下処理したことが無い方も多いと思うので、これを読んで挑戦してみてください。
切りかた
- 包丁を縦に入れる
- そのまま包丁を種に沿って1周させる
- 実を回転させて2つに分ける
- 全部使う場合は種に包丁のあごを刺して種を取る
包丁で種を取るときには手を切ったりしやすいので十分注意するようにしましょう。包丁のあごとはハンドルから刃が突き出している部分です。
保存方法
- アボカドの切り口にレモン汁を付ける
- ラップを被せる
- 冷蔵庫に保存する
追熟させるときは常温保存で大丈夫ですが、保存する場合は冷蔵庫に保存します。保存するときは種が付いている方を保存しましょう。アボカドが長持ちします。
また、切り口にレモン汁をかけると変色しにくくなります。オリーブオイルや塩水でも代用することができるので試してみてください。ラップを掛けるときは密着させるようにしましょう。
冷凍保存
- 皮を剥く
- フリーザーバッグに入れる
- レモン汁をかける
- 軽く揉む
- 冷凍庫に保存する
アボカドは冷凍庫でも保存することが可能です。
軽く揉んだ後は、空気をできるだけ抜いてから冷凍庫に入れるようにしましょう。空気が入っていると冷気が伝わりにくく、凍結されるまでに劣化が進んでしまいます。
素早く冷凍させるのが美味しく保存するコツなので、できるだけ空気は抜きましょう。
保存期間
- 常温保存:実が熟すまで
- 冷蔵保存:4〜5日
- 切ったアボカド(冷蔵保存):2日
- 冷凍保存:1ヶ月
アボカドの保存期間は上記のような結果になりました。しかしこれはあくまでも目安です。アボカドは傷むのが早い食べ物なので、食べごろになったらできるだけ早目に消費することをおすすめします。
アボカド選び方のQA
ここからはアボカドを選ぶ際によくある質問にお答えします。目を通して参考にしてみてください。
A. たまに自分で追熟させすぎてしまい、黒く筋が付いていることがあります。実は黒い部分は腐っているわけではありません。アボカド内のメラニン色素が黒く変色しているだけです。なので取り除いてしまえば問題ありません。黒いまま料理に使ってしまうと見た目がよくないので取り除くようにしてください。
A. 追熟させすぎてしまった場合、美味しく食べる方法はあります。ただし原型をとどめた料理よりもディップソースやポテトサラダなど形が崩れても構わない料理に使用するのがおすすめです。
《 ポイント 》
- 黒くなってしまった部分は取り除けばOK
- 熟しすぎた場合はディップソースやポテトサラダに加えると良い
アボカドの食べ方
アボカドは様々な料理に使えます。
オーソドックスなサラダはもちろん和え物にも最適です。前にもお伝えしましたが熟しすぎたものはソースなどにも利用することができます。また、加熱調理にも利用できます。
熟しているものはプリンやバターケーキなどのデザートに。未熟なものは天ぷらやフライにすると美味しく食べることが可能です。
最後に
今回はアボカドの選び方についてご紹介しました。アボカドを選ぶ際にはヘタと皮そして押した感覚なども参考にして選ぶようにしてください。
また、追熟方法には3つありました。急いで追熟させたい場合はバナナと一緒に保存。急いでない場合は常温で保存しましょう。
切ってしまって今すぐにでも使いたいときはレンジで温めることをおすすめします。アボカドは冷蔵でも冷凍でも保存が可能です。それぞれ保存期間が違うので、自分に合った保存方法を試してみてください。
またアボカドは生食以外にも様々な料理に使用できます。加熱調理するだけでもいつもと違ったアボカドを食べられるので試してみる価値はあります。
この記事を参考に美味しいものを選べるようになりましょう。