重曹を使った洗濯の方法!メリットとデメリットと失敗しないためのコツ

瓶に入った重曹

普段皆さんは重曹はどこで使っていますか?掃除の時に使っているという方が多いかもしれませんね。実は普段着の洗濯にも使えてしまいます!今回は重曹を使った洗濯の方法や効果、良い点・悪い点をご紹介します。ぜひ参考にして、家の普段着をキレイに保つようにしましょう。

重曹を使って洗濯したときの効果

重曹を電気洗濯機に入れる様子

洗濯の際に重曹を使うことで、以下のような効果を得ることができます。

洗浄力と漂白力が上がる

重曹を水に溶かすと弱アルカリ性に変化します。汗よごれや食べ物のこぼしカスなどはすべて酸性なので、重曹の持つアルカリ成分でよごれを浮かせて取ることができますよ。

また、すでにこびりついて落とすのが難しくなってしまった黄ばみや調味料のしみなどにも効果を発揮します。漂白効果もあるので、効果を最大限に生かして漂白する時は重曹を少量の漂白剤でのり状にして手洗いすることできちんと落とすことができます。

嫌な臭いを予防する

重曹には消臭力もあります。汗よごれから出てくる汗の匂いも実は酸性でできています。洗うことで臭いも中和することができ、無臭にすることができます。洗剤のような人工的な臭いが苦手という方にもオススメです。また、梅雨の時期や雨の時期は部屋干しすることが多くなりますよね。重曹で洗えば部屋干し臭も予防することができますよ。

重曹を使った洗濯の方法

洗濯物を電気洗濯機に入れている様子

洗濯の方法にはいくつかあります。様々な使い方を試して自分に合った洗濯方法を見つけましょう。

洗剤を使用しない方法

  1. 重曹大さじ2と過炭酸ソーダ大さじ1を洗剤の投入口に入れる
  2. クエン酸を水で溶かす
  3. 2を柔軟剤の投入口に入れる
  4. 電気洗濯機のスイッチを押す

洗剤を使用しないで重曹や過炭酸ソーダなどを使って洗濯することもできます。洗い終わった後は無臭で、なおかつきちんとよごれが取れているので普段着を人工的な臭いにしたくないという方にオススメの方法です。

クエン酸を柔軟剤投入口に入れる時にはきちんと水で溶かしてから入れるようにしましょう。溶け残って洗濯をし直さないといけなくなるので注意が必要です。カーテンやレースカーテンのような繊細なものを洗う時は、ネットに入れて洗うようにしましょう。

洗剤と混ぜて洗う方法

  1. 洗剤を普通の半分量入れる
  2. 半分の分量の重曹を入れる
  3. 洗濯機のスイッチを押す

いくら洗浄力が強いと言っても本当に見えないよごれまで落ちているか不安という方も多いと思います。そんな方は洗剤と重曹を通常量の半量ずつ混ぜることで、漂白の効果も得ることができ、見えないよごれまできちんと洗浄することができます。ただし、冬の場合は溶け残りなどもあるのでお湯で溶かしてから重曹を入れるようにしましょう。

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のり状にする方法

  1. 重曹と漂白剤を1:1の割合で混ぜる
  2. 普段着のよごれているところに直接塗る
  3. 揉み込む
  4. 5〜15分くらい置く
  5. 洗濯機のスイッチを入れる

こちらは汗よごれや食べ物、機械油のしみなどによく効く方法です。のり状にするとよごれを落とす効果は抜群にいいですが、その効果が高いがゆえに普段着の色までも落としてしまう可能性があります。最初からよごれに浸けるのではなく、目立たないところで試してからよごれている部分に使うようにしましょう。この方法は血液のしみ抜きなどにも使えます。

つけ置きする方法

  1. 40℃くらいのお湯を用意する
  2. 1に重曹を小さじ1入れて混ぜる
  3. 2に普段着を入れて30分置く
  4. 洗濯機のスイッチを押す

この方法は、日干ししても臭いがこびりついて取れなくなってしまった洗濯物に有効な方法です。少し時間はかかりますが確実に臭いを取ることができます。梅雨や冬の時期の部屋干しの嫌な臭いも十分取ってくれるので部屋干し臭に悩んでいる方は試してみてください。また、スニーカーの脱臭にも効果があるのでお子さんの靴などに利用できます。

煮る方法

  1. 鍋に水を張る
  2. 重曹を入れる
  3. 沸騰するまで待つ
  4. 沸騰したら洗濯物を入れる
  5. 3〜5分くらい煮る
  6. シンクに持っていき水を流しながら手洗いする
  7. 洗濯機のスイッチを押す

煮ることで殺菌力もプラスされて臭いを取るパワーが上がります。浸け置き洗いでもうまく取れなかったよごれは煮て洗ってみましょう。手洗いする時は触れるようになるまで冷めてからからもみ洗いするようにしてください。熱いと火傷をしてしまうので注意が必要です。しっかりとすすぎ、よく乾かしましょう。

重曹を使って洗濯したときのメリットとデメリット

男性が洗濯物を持っている様子

重曹を使って洗濯した場合の良い点や悪い点を把握しておくことはとても大切です。

メリット

  • よごれに強い
    冒頭でもお話しましたが、洗濯物の汗よごれや黄ばみを中和して取る成分があるのできれいにおとすことができます。
  • 消臭力がある
    臭いも酸性でできていることが多いです。そのため、中和して無臭にすることができます。お子さんの汗の匂いやお父さんの加齢臭、タオルの生乾き臭なども消臭することが可能です。
  • 環境に優しい
    ナチュラル由来の成分でできています。なので洗剤と違い環境にいいのが特徴です。人間の肌にも優しい成分でできているので手荒れに悩んでいる方にもオススメですよ。
  • コスパがいい
    重曹が使えるのは洗濯ばかりではありません。キッチンや風呂場など家中の掃除に利用することができます。洗剤を買い揃える手間と費用がなくなるので、とてもコスパがいいですよね。amazonなどの通販サイトでも手軽に買うことができます。
  • 洗濯槽もキレイにできる
    洗濯槽に残ったカビを落としてくれます。洗濯をしながら槽洗浄もしてくれるのはとても嬉しいポイントですよね。しかし、しばらく槽を洗っていない洗濯機で重曹を使って洗うと浮いたカビが普段着に付いてしまうこともあるので注意が必要です。

デメリット

  • 水に溶けにくい
    水に溶けにくい性質を持っています。なので実際に洗濯機に入れる時は40℃くらいのお湯に溶かしてから洗濯機の洗剤投入口に入れるようにしましょう。
  • 洗浄力が強すぎるので注意が必要
    のり状で使用したりすると色落ちしてしまうこともあります。なので使用する時には必ず見えないところで試してから使うようにしましょう。

洗濯洗剤で洗濯した時と重曹で洗濯した時の違い

洗濯洗剤と洗濯物

液体洗剤や合成洗剤はよごれを落とすために作られたものです。そのためたくさんの科学的な成分が配合されています。肌が弱い方はこれだけでも肌が荒れてしまう方もいます。それに比べ重曹は、ナチュラル成分でできているので人にも環境にも優しい成分です。

重曹のみで洗濯するよりも酢を混ぜて使ったり、セスキや過炭酸ソーダ、クエン酸を使ったりした方が消臭力なども上がるので試してみてください。また、洗剤は洗濯のみでしか使用できませんが重曹は洗濯以外にも幅広く利用可能です。様々なところで利用できるのも重曹のすごいところです。

重曹を使った洗濯の失敗例と失敗しないためのコツ

洗濯物を持っている主婦

便利な重曹も使い方を誤って失敗する場合もあります。良くある事例とともに予防策もご紹介します。

ドラム式に使ってしまう

ドラム式は縦型よりも粉状洗剤が詰まりやすくなっています。何も考えずに使ってしまうとドラム式洗濯機を故障させてしまうので取扱説明書をよく読んで使用することをおすすめします。

適量を入れる

使う時はついつい消臭力や洗浄力を得たいがために多めに入れてしまう方も多いですよね。しかし、実際はたくさん入れても効果はあまり変わりません。むしろ洗濯機を詰まらせて壊してしまう原因になるので必ず使用量を守るようにしましょう。

重曹を使って洗濯するときの注意点

泡まみれの洗濯物

ナチュラル原料に使用しない

ナチュラル原料には使用しないのが無難です。柔らかい繊維の洗浄は重曹には向いていません。微粉が細かく、繊維の奥まで入り込みます。柔らかい原料だと、入ってきた微粉で生地が傷んでしまうのでナチュラル原料には使用できません。変色も起こしやすいので注意が必要です。

40℃くらいのお湯に溶かす

使用する時は必ずお湯に溶かすようにしてください。槽内に溶け残った洗剤が洗濯機を故障させる原因になります。襟についた汗よごれなどは溶かしてから直接かけてもいいでしょう。

密閉容器に保存する

重曹は湿気にとても弱いです。袋のまま保存しておくと湿気を吸ってしまい、すぐに使用できなくなります。長持ちさせるためにも使用を開始したら密閉容器に移すようにしてください。

最後に

器に入った重曹

今回は重曹の洗濯の方法についてご紹介しました。ナチュラル由来の成分で肌と環境にも優しく、消臭力や洗浄力が非常に優れています。柔軟剤の効果もあります。しかし、使い方を誤ってしまうと失敗してしまい、もう1度洗濯しなければならないといったことになりかねません。正しい使い方をきちんと覚えて、洗濯スキルを上げましょう。

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よくある質問

  • そもそも漂白剤って何?

    みなさんは、普段何気なく「漂白剤」を使っているかもしれません。「両親が使っていたから、いま自分もそれにならって使っている」という人は決して少なくありません。せっかくなので、漂白剤に関する知識を整理してみましょう。

    「漂白剤」とは「還元」や「酸化」の化学反応を利用して衣類や布、器具や食器についた汚れ(茶渋、コーヒー渋などの色素)を分解するアイテムです。

    漂白剤には、概して2種類存在します。酸素系」と「塩素系」です。酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いは、漂白能力の違いとして区別されています。

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  • 漂白剤の正しい使い方

    ・軽目の汚れには液体漂白剤を使おう
    ・なかなか落ちない汚れを落とす時は粉末漂白剤を使おう

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