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泡立て器の選び方
お菓子づくりに欠かすことができない「泡立て器」。泡立て器のワイヤー部分の素材は、ステンレス製、シリコン製など様々な種類があり、素早く泡立てられるもの、固い食材が混ぜやすいものなど、それぞれに泡立て器の特徴があります。
泡立て器はサイズや色、重さも豊富にあり、この中から自分にぴったりなものを見つけるためには、どこに注目したらいいかを考えてみましょう。
泡立て器の選び方には4つのポイントがあります。
①泡立て器のワイヤーを確認する
泡立て器を選ぶにあたり、もっとも大切なポイントがワイヤーの材質、本数、間隔、先端の形などの状態です。
ワイヤーの本数が多いもの
まずは、素早く泡立てるためにはワイヤーの本数が多いものを選びましょう。生クリームや卵を泡立てる時の一番の目的は、クリームや生地に空気を含ませることだというのは皆さんご存知でしょう。
ワイヤーの本数が多いと、泡立てたい食品に接触する面積が大きくなるので、満足できる泡立ちを作るまでの時間が短縮されます。ただし、ワイヤーの数が多いと値段も高くなりますので、100均の泡立て器を使うと泡立てるのに時間がかかってしまう可能性があります。ホットケーキやパンケーキのように、メレンゲづくりが必要ないものには、100均の泡立て器でも十分でしょう。
ワイヤーの間隔が均一になっているもの
ワイヤーの本数だけでなく、実はワイヤーの間隔も重要です。泡立てる物の仕上がりをなめらかにするためには、本数だけではなく、ワイヤーの間隔が均一であるかどうかの確認をしたうえで選ぶようにしましょう。
ワイヤーの先端が丸くなっているもの
食品を入れてあるボウルに傷をつけてしまわないように、ワイヤーの先端が丸いものを選ぶことも重要です。傷がつきやすいステンレス製のボウルを使う場合には、泡立て器のワイヤーによる細かい傷がついてしまうことがありますので、清潔感を保つ為にも先端の形についても頭に入れておきましょう。
②泡立て器の材質を確認する
泡立てるものによって、泡立て器の素材もポイントとなります。泡立て器の素材はステンレス製、シリコン製、プラスチック製の3種類に分けられます。
硬めの食品にはステンレス製
ステンレス製は泡立て器の定番中の定番です。その特徴は、さびない、耐熱性がある、そして耐久性もあるという優れものです。柔らかい生地は当然ですが、クッキーなどの硬い生地のものにも向いていますので、ステンレス製のものは一本持っておきたいですね。
ボウルに傷をつけないシリコン製
シリコン製の泡立て器だとボウルを傷づける心配もなく、しかも軽量なものが多く出回っていますので小さいお子様でも使いやすいようです。また耐熱性に優れていますので、使用用途も広く、使い勝手がとてもいいです。
シリコン製は柔らかく洗いやすい素材なのでお手入れが非常に簡単です。ボウルに当たる時の音も気になりません。カラフルなデザインが多いのも特徴で、リーズナブルなお値段の商品が多いため購入しやすいです。生クリームを泡立てるだけでなく、ドレッシングを作るなど柔らかい生地に向いています。
個性的なデザインとカラーのプラスチック製
シリコン製と同じように、プラスチック製の泡立て器も軽量なうえに、ボウルを傷つけないという特徴があります。また、お値段もお手頃ですし、デザインやカラーも可愛いらしく、ユニークな商品も多くあります。お料理を作るときはお子様も一緒に楽しんでくれそうですね。
③サイズや重さを確認する
どの泡立て器にするかを決める時には、作るお菓子の種類や量でも泡立て器のサイズが変わってきます。
サイズの確認
一般的なサイズの泡立て器は、25cm前後が使いやすいです。生クリームを泡だてたりスポンジ生地を作るときはサイズが大きめの泡立て器とボウルを使い、手を大きく動かすことで、早く泡立てることができます。それとは逆に、カプチーノ用のミルクや少量のドレッシングを作る時にはミニサイズの泡立て器が役にたちます。大小二つを使い分けできるように揃えておくとよいですね。
泡立て器の重さを確認する
泡立て器の重さについてですが、これは材質によっても左右されます。ステンレス製はどうしても重くなってしまいますが、お子様が使う時など、泡立てる際の負担を軽くしたい場合には、軽量のシリコン製やプラスチック製などを使ってみましょう。
ちなみに、重さは100gくらいまでのものが、長時間使っても疲れにくく好まれているようです。また、柄の部分のデザインも製品によって違いがあります。円柱型のものや、少し平べったくなっているものなど、いろいろありますので、持った時に手に合うものを選ぶとよいでしょう。
④泡立て器の耐久性を確認する
調理器具全般に使用されているステンレス製は、耐熱性が高く硬さもあるので、丈夫で長持ちします。熱に強いということは、熱い状態のものでも変形することもないので、気を使わずに調理できます。
シリコン製は耐熱性に優れている他にも、柔らかく洗いやすい素材なのでボウルに当たる時の音も気になりません。そのうえ、お手入れが非常に簡単です。
泡立て器の使い方とコツ
実際にスポンジ生地や生クリームを泡立てたことがある方であればご存知かと思いますが、長時間泡立て器を使用していると手や腕が痛くなってきますよね。だからと言って、途中でやめると泡立ちが足りなくて失敗の原因になってしまいます。そこで、少しでも負担が軽減できるように、泡立て器を使う際のコツをご紹介していきます。
泡立て器の持ち方
泡立て器は力を入れてしっかり握ってしまうと腕が疲れ、生地がまんべんなく泡立たない可能性があります。根もとを軽く持ちつつ、泡立て器がぶれないくらいの力で持つようにしましょう。
泡立て器の動かし方
泡立て器は調理する生地によって動かし方が違ってきます。例えばクッキーのような硬い生地を泡立てる時のコツは、ボウル全体を使ってグルグルと動かすようにすると、早く泡立てることができます。
逆に生クリームやスポンジ生地など柔らかい生地を泡立てるには、泡立て器を左右に素早く動かすようにするのがコツです。泡立てるのには意外と力を必要としますので、持ち手が握りやすく滑りにくくなっている物を使うとよいでしょう。
泡立て器の洗い方
泡立て器はとても洗いづらい形状になっています。お菓子やドレッシングを作った後、うまく洗い落せずに、汚れが残ってしまったままの状態で使用すると泡を上手に作れない原因になる可能性があります。使った後は、丁寧に洗うことも失敗しないためのコツになりますので覚えておきましょう。
人気のおすすめ泡立て器6選!
泡立て器 25cm ステンレス EEスイーツ Dパール金属
- サイズ:幅63×全長268mm
- 素材:ステンレス鋼
- 重量:99.8g
プロ仕様のシンプルでオーソドックスなデザイン。柄の部分も含めオールステンレスで使い心地もバッチリ。重さも100g未満でちょうど良く、値段もリーズナブルです。
下村企販 泡立て器 ケーキ屋さんの泡立て名人
- サイズ:径6.5×長25.5cm
- 素材:ステンレス鋼(クローム18%・ニッケル8%)
- 重量:約105g
ケーキ屋さん仕様の本格派泡立て器。線材が24本あり、泡立てる時間の短縮が可能なうえ、きめ細かな泡が立ちやすいのが特徴です。オールステンレスで耐久性も抜群。
ナガオ 燕三条 18-8ステンレス 泡立て
- サイズ:250xφ約60mm
- 素材:18-8ステンレス
- 重量:109g
線材が24本と通常の倍になっているプロ仕様。泡立てる時間の短縮が可能なうえ、きめ細かな泡が立ちやすいのが特徴です。線材と持ち手の継ぎ目が溶接されているので隙間に水が入り込まず衛生的です。
OXO 泡立て器 バルーンウィスク
- サイズ:全長27cm
- 素材:ヘッド/シリコン ステンレス、グリップ/ステンレス PP TPE
- 重量:84g
長さの異なるワイヤーで効率よく泡立てることができます。グリップ部分は握りやすく使い心地バッチリ。シリコン製でボウルを傷つけにくく、不快な音がしません。また、赤色のヘッドでキッチンを明るくしてくれます。
インジニオ プロフレックス ウィスク ティファール
- サイズ :幅8×奥行8×高さ29.5cm
- 素材:プラチナシリコーン
- 重量:59g
プラチナシリコーン素材でゴム特有の嫌なニオイがしない。耐久性、耐熱性が高く、食器洗い機でも使用可能です。高品質とおしゃれなデザインがポイント。
パール金属 ONE POT 米もとげる泡立
- サイズ:全長280×外径80mm
- 素材:泡立て部/ナイロン、持ち手の素材/ABS樹脂(耐熱温度90度)
- 重量:0.5kg
ボウルとこすれる時の金属音が苦手な方におすすめ。泡立て部がナイロン製のため、お米を優しくかき混ぜるように研ぐことが可能です。ナイロンでありながら耐熱温度が180℃。手入れがしやすくちょうどよいサイズ感で使い勝手が良い泡立て器です。
泡立て器の電動と手動の違い
手動タイプの泡立て器は、材料を混ぜ合わせたい時にサッと取り出せ、手軽に使えてとても便利です。また、微妙な力加減を調節しながら調理ができるので、きめ細やかな泡を作ることができます。
電動タイプの泡立て器は、手動に比べ大幅に時間を短縮できます。メレンゲやホイップクリームも簡単に作ることができとても重宝しますので人気です。頻繁にお菓子作りをするご家庭では製菓用に一台、購入してみてください。
最後に
泡立て器を選ぶポイントと、おすすめの泡立て器をまとめてみました。電動・手動、どちらを選ぶかは、何を作るのかによって、それぞれの特徴や作る頻度から考えてみるといいでしょう。
頻繁にお菓子作りをする人でしたら、電動の泡立て器はマストアイテムですが、いつでも手軽に使いたい人には手動の泡立て器がおすすめです。お菓子づくり用だけに限らず、カプチーノのフォームドミルク用の泡立て器や、ドレッシング作りなどに便利な小さな泡立て器もあります。調理するニーズに応じて上手に使い分けてくださいね。