目次
両手鍋の選び方
両手鍋の大きさから選ぶ
両手鍋のおすすめの選び方は、保管する場所を考慮しながら、自分が必要とする鍋の大きさから選びましょう。20cm程度の大きさですと2~4人分の料理、24cm程度の大きさですと4~6人分の料理が作れると考えれば、自分にあった大きさの両手鍋選びの目安になります。
両手鍋の素材から選ぶ
大きさを決めたら次に両手鍋本体の素材を選ぶことをおすすめします。両手鍋本体の素材は耐久性の高いステンレス素材、軽いアルミ素材、保温性の高いホーロー素材が基本です。それぞれの素材の特徴やおすすめするメリットとデメリットをご紹介いたしますので、両手鍋を選ぶ際の参考にしましょう。
ステンレス素材の両手鍋の特徴
ステンレス素材の両手鍋の特徴は耐久性が高いことです。おすすめのメリットは「錆びにくい」「お手入れが簡単」「丈夫」「長持ちする」などです。また、保温性が高くIHでも調理が可能です。作った料理を別の容器に移さずにそのまま保管してもステンレス素材の両手鍋は耐久性が高いのでおすすめです。
デメリットは熱伝導率が他の素材と比較すると劣るので温めたものの保温性は良いのですが、鍋全体の温まり方にムラがでやすいので火加減や加熱時間に注意が必要になってしまいます。
アルミ素材の両手鍋の特徴
アルミ素材の両手鍋の特徴は他の素材の鍋よりも軽いということと熱伝導率の良さです。メリットは短時間で鍋全体を温めることができるので調理時間を短縮することができます。これがアルミ素材の両手鍋の一番のおすすめ理由です。また、その軽さから腕力の弱い女性や高齢者でも扱いやすいという点もメリットです。
デメリットはアルミという素材は酸やアルカリに弱いので、調理をしたら料理をそのまま放置してしまうと劣化してしまうので別の容器に移して保管しなければなりません。
ホーロー素材の両手鍋の特徴
ホーロー素材の両手鍋の特徴は保温性や耐摩耗性に優れていることです。メリットは鉄や銅でできた鍋にガラス質の釉薬を焼き付けてあるため、匂い移りが無いのでカレーのような煮込み料理にホーロー素材の両手鍋はおすすめです。
デメリットは衝撃に弱く、急な温度変化にも弱いので割れてしまうことがあります。ヒビが入るとその部分から錆が発生してしまうので取り扱いには注意が必要になります。
両手鍋の重量を確認する
鍋の重量に関しては、大きさに関わらず本体の素材によって異なるので、アルミ素材→ホーロー素材→ステンレス素材の順に重くなりますが、1度手に持って両手鍋比較をすることをおすすめします。通販で購入する場合は重量もしっかり確認しましょう。
両手鍋の表面加工を確認する
鍋の表面加工にも注目するとフッ素樹脂加工、セラミック加工などが施されている鍋があります。表面加工は焦げ付きにくくなるので、使用後のお手入れも楽になりますが、金属製のヘラなどを使用した場合に表面のコーティングを傷つけてしまう事があります。傷をつけてしまうとコーティング加工が失われてしまうので、金属の調理器具の使用は避けましょう。
両手鍋の蓋や取っ手を確認する
蓋の素材や取っ手もチェックしましょう。鍋と同じもので揃えると密閉性が上がるなどのメリットはありますが、ガラスの蓋は料理の途中で蓋を開けずに中を確認することができるので熱や蒸気を逃がすこともありませんし、空焚きを防止する事ができます。
取っ手は大きさと持ちやすさを握って確認しましょう。大きければ持ちやすく重さも軽減されますが、保管場所のスペースを大きめにとる必要があります。また樹脂加工されているものや本体と同じ素材でできているものがあり、加工が無い場合には鍋つかみが必要になります。
IH対応かを確認する
ご自宅のキッチンがIHの場合にはIH対応の両手鍋を選ぶ必要があります。ガスとIHの両方を併用する方は全ての熱源に対応した両手鍋をおすすめします。
両手鍋の素材別の人気のおすすめ
本体の素材ごとに人気の両手鍋を紹介します。それぞれの素材で特徴が違うのでご自分で欲しい本体素材の鍋で参考にしてください。
ステンレス素材でおすすめの両手鍋
ステンレス素材は耐久性が高くお手入れも簡単なので重宝されます。ほとんどの鍋でIHに対応しているので安心して使うことができます。
ティファール コンフォートマックス IH ステンレス シチューパン
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B014FDNI2O
ティファール製のコンフォートマックスは耐久性と使いやすさを追究したシリーズで10年保証がついている両手鍋です。腐食に強い素材を使っているので安心して調理ができる永く愛用できるステンレス製の両手鍋です。
フェノール樹脂製の取っ手はグリップ力が良く熱くならないので鍋つかみを使う必要がありません。蓋はガラス製で中も見やすく、吹きこぼれ防止の蒸気孔が付いています。シンプルで長持ちなステンレス製両手鍋をお探しの方におすすめの両手鍋です。
宮崎製作所 ジオ GEO-21D 深型両手鍋
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0000DIJ3V
耐久性に自信アリ!ジオ・プロダクトシリーズは親子3代に受け継がれる品質をモットーに新潟県燕市で生産されています。
アルミをステンレスでサンドした全面7層構造で、全体にムラなく伝わる熱効率性で熱エネルギーを節約して調理時間も短縮する両手鍋です。煮物はじっくり余熱でも調理されるので型崩れせずに芯まで味が染みます。メンテナンス性にも優れさまざまな通販サイトにおいて常に上位にランクインする一品です。
パール金属 マディナー IH対応 カレー・シチューポット
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005O64MJU
深すぎず、浅すぎず何でも作れるベストサイズ!オール熱源対応で全国どこでも安心して使えます。寸胴鍋ほど深くなく、通常の両手鍋より少し深めに作られてカレーやシチュー、おでんを煮込んだり、パスタを茹でるのも便利なサイズで扱いやすい。フッ素コーティングが施されているので焦げ付かないのでお手入れも簡単です。
アルミ素材でおすすめの両手鍋
熱伝導率の良さと軽さがアルミ素材の特徴です。IHに対応しているものと非対応のものがあるので、購入時には注意しましょう。
エバークック 両手鍋 22cm EARY22RD
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y1WWVLJ
フッ素コーティングをつかんで離さないアンカー構造とアルマイトコーティングの独自の表面加工で「作る」も「洗う」も快適で簡単なアルミ製の両手鍋です。
オール熱源対応となっていますが、強火で加熱すると焦げ付いてしまうという口コミもあるので使用上の注意をしっかり確認してください。ガラスの蓋も付いているのですぐ使えて安心なアルミ製の両手鍋です。
ハルムスイ KING 無水鍋 両手鍋 24cm 600034
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B075M9NKD6
広島の工場で職人の手で1つ1つ手作りされるアルミ製の両手鍋です。鋳物ですがその重量は軽く女性でも問題なく取り扱えます。厚手のアルミ製で熱効率も良く強火で加熱する必要はありません。無水調理が可能で栄養を逃がさない、蓋もフライパンや浅型の鍋としても便利に使える耐久性に優れた長く使える両手鍋です。
水を加えず加熱時間も短く済むので、ビタミン、ミネラル等の栄養素の損失が少なく、煮る・炊く・炒めるなどの様々な使い方ができる鍋として使用ができます。
アイリスオーヤマ 無加水鍋 深型 20cm MKS-P20
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0093CMSY2
日本製でお求めやすい価格の無加水鍋です。底面を厚くして熱による変形を防ぎ、側面を薄くすることで軽量化された女性でも扱いやすい両手鍋です。素材の旨みを閉じ込めた美味しく栄養たっぷりな料理を作ることができます。セラミックコーティングされたアルミ製なので、熱伝導率がよく耐久性もあり、汚れも落ちやすい一品です。
ガスでもIHでも使用可能で価格を抑えた無加水両手鍋を探している方に特におすすめです。
ホーロー素材でおすすめの両手鍋
ホーロー鍋はきちんとしたお手入れを続けることで一生物として長く使うことができます。今回紹介するホーロー鍋は高価ですが一生物として使えるクオリティの物です。
バーミキュラ オーブンポットラウンド 22cm PNK22R
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B011B8HPS4
バーミキュラは、日本の職人がつくる「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」をコンセプトに開発されたホーロー鍋です。蓋と本体のそれぞれ取っ手が付いたダブルハンドルが特徴で持ちやすく、重さを感じにくい形状になっています。見た目の美しさとサイズやカラーの豊富さで、キッチンのインテリアにも合わせやすい人気の両手鍋です。
22cmのサイズは、カレーやシチューの場合8皿分、お米でしたら6合まで調理可能となっています。
ルクルーゼ ココットロンド ホーロー鍋 IH対応 22cm
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0000AR0L7
ル・クルーゼのココット・ロンドはどの通販サイトでもユーザーから高評価を得ている人気の両手鍋です。熱伝導性に優れていて、ドーム型状のフタで蒸気の対流を起こして食材にじっくりと火を通すことで料理の時短に役立ちます。内側に施されたエナメルコーティングは、汚れを落としやすいので長く愛用できるホーロー鍋です。カラーやサイズも豊富で料理家で愛用されている方も多い一品です。
ストウブ ココット ラウンド 22cm 40509-305
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B000BPLCPG
お料理をもっと美味しくする魔法のお鍋と言われる両手鍋です。大手通販サイトでは「★4.5」を獲得するみんなが納得の仕上がりです。食材本来の美味しさを逃さずに調理ができて、テーブルにお鍋のまま出せば、料理が冷めにくく温かい状態を保ってくれます。また熱伝導が優れているので短時間調理も可能です。オール熱源対応でどこでも使えて安心、憧れの両手鍋です。
両手鍋と片手鍋を使い分ける方法
片手鍋は片手で鍋を移動できる扱いやすさがおすすめです。どんな料理でも1~2人分くらいの料理を作る場合には十分対応できますが、1度の調理で多人数分を作るとなるとサイズ的に容量不足になってしまいます。多くの量を作る場合には料理の重量も増加しますので片手で運ぶには不安定になってしまいます。但し、作る料理が鍋を振る必要があったり、茹でこぼしをする必要があれば片手鍋での料理が便利です。
両手鍋は持ち手がふたつあるので、片手鍋よりも調理している状態で持ち上げたり運ぶときに安定感があるので便利です。鍋自体のサイズも片手鍋よりも大きめのサイズになるので、鍋を振ることがない1度で多くの分量を煮込むカレーやシチューなどを作るときに適しています。3人分以上の料理を作る機会が多いご家庭の場合には、容量の大きい両手鍋がおすすめとなります。
片手鍋を使うか両手鍋を使うかを使い分けるときは作る料理の種類と量で選びましょう。
最後に
今回は両手鍋のおすすめを日常的に使用しやすい「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」素材の物から紹介しました。ひとくちで両手鍋と言ってもリーズナブルな価格帯から憧れの高級ブランドのものまで様々な両手鍋があります。選び方を確認してご自分に合った両手鍋を見つけて料理を楽しみましょう。