目次
洗面所が詰まる原因
汚れや細かいごみが溜まると、洗面所は少しずつ流れが悪くなります。ここで、水の流れを滞らせる犯人となるものを、細かく紹介していきます。
洗面所が詰まる原因になる「ごみや汚れ」
- 髪の毛やひげ
- 石鹸カス
- ほこり
- 砂
また、アクササリーなどの小物が入りこんでしまった場合も、注意が必要です。
洗面所の詰まりの原因になる「小物」
- 小さなアクセサリー
- 固形のごみ
- 子どもの小さなおもちゃ
- 歯磨き粉のキャップなど
万が一排水口の中に物を落としてしまうと、自分で取るのはとても大変。くれぐれも注意しましょう。
洗面所が詰まった時の対処方法
洗面所に溜まった物ごとに、対処法が異なります。ここでは、汚れが原因の場合と固形物が原因の場合の、2通りの対処法について紹介します。
汚れや小さなごみによる詰まりの解消法
汚れや髪の毛などで詰まりが生じたときには、これから紹介する3つの方法を試すことで、滞った水が再び流れるようになります。それぞれのやり方を見てみましょう。
洗浄剤で排水管を掃除する
洗浄剤は、溜まった汚れを分解しながら溶かします。かなり刺激の強い洗浄剤なので「まぜるな危険」と記載されているはず。必ず換気をし、ゴム手袋などを装着して、パッケージに書かれた説明の通りに掃除を行いましょう。
ワイヤー状のブラシを使って汚れを落とす
柄が細いワイヤー製のブラシを使えば、排水管内を簡単に掃除できます。ワイヤ―状のブラシは、比較的手に入りやすいものです。近所の薬局などをチェックしてみてください。
ワイヤー状のブラシで掃除をする方法
- 排水口のヘアーキャッチャーを外す
- 排水口からブラシを入れる
- ブラシを前後に動かしてこすり、回転させる
- ブラシを引っ張り出す
ブラシを引き出すと、汚れがごっそりブラシにからまっているはずです。何回かブラシを入れて汚れをこそげ落とせば、水は流れるようになります。強烈なにおいがするかもしれないので、注意してください。
スッポンを使って汚れを流す
スッポンは、ラバーカップとも呼ばれます。スッポンの吸引力を利用して水圧をかけ、排水口の近くにある汚れを押し流すことができます。スッポンがあると、なにかと便利ですよ。
スッポンで汚れを流すやり方
- ヘアキャッチャーを外し、洗面台の側面についている穴(オーバーフローの穴)を、テープなどでふさぐ
- スッポンを排水口に密着させて、ギュッと押し当てる
- 一気に引き上げる
- 2~3を何度か繰り返す
スッポンを使うときは、押すときよりも引くときに力を入れるのがポイントですよ。
固形物が詰まった場合
アクセサリーや小さな小物が犯人の場合は、すみやかに取り除く必要があります。ここで、詰まった小物を取り除く方法を、2つ紹介します。大事な指輪などを排水口に落としてしまったときにも、これから紹介するやり方で取れるはずです。
ヘアキャッチャーの掃除をする
まずはヘアキャッチャーに物がつまっていないか確認してみましょう。もし詰まっていたら、詰まった物を取り除けばすぐに解決します。ついでにブラシと洗剤を使ってヘアキャッチャーをきれいに掃除すれば、完璧です。
スッポンを使う
固形物がつまっている場合、固形物を流して位置をずらす必要があります。スッポンを使えば、固形物を押し流すことができます。先程も述べましたが、スッポンを使うときには、洗面台の側面についている穴(オーバーフローの穴)をガムテープなどでしっかりふさいでおく必要があります。
ヘアキャッチャーを外してスッポンを密着させ、数回押したり引いたりを繰り返しましょう。押し流された固形物は、おそらく排水管内にあるはずです。
洗面所の排水管が詰まった時の対処の方法
排水管内部に溜まった髪の毛や汚れなどがある場合、水がうまく流れなくなる場合があります。そのような場合でも、わざわざ業者を呼ばなくても自分で対処することができるんですよ。ここで、自分で排水管の掃除をするやり方を紹介します。
用意するもの
- バケツなどの容器
- ワイヤー状のブラシまたは歯ブラシ
排水管の中を掃除する方法
- 洗面台の扉を開け、排水管(S字またはP字トラップ部分)の下にバケツを置く
- 排水管をつなぐネジ(2箇所)をレンチなどの工具を使って外し、たまっている水をバケツに入れる
- 排水管内に、つまりの原因とされる固形物が見つかれば取っておく
- ワイヤー状のブラシや歯ブラシなどで、排水管内の汚れをこそげ落とす
- 外した排水管を元通りに戻す
排水口内にアクセサリーなどの小物を落としてしまった場合には、慌てずにこの方法で対処すると、ほとんどの場合取り出すことができます。もしも水を強く流してしまうと、取れない場所まで流れてしまう可能性があります。物を落としたら、水を流さないようにしましょう。
洗面所の排水口詰まりを防ぐには
いつも排水をスムーズにしておくために、次の2点を徹底して実践しましょう。毎日の地道な努力が必要です。しっかりチェックしておいてくださいね。
髪の毛などの小さなごみを流さないようにする
排水口部分に付いているヘアキャッチャーには、髪の毛などの小さなごみが流れるのをくい止める役割があります。しかし、ヘアキャッチャーは、全てのごみの侵入を防ぎきることはできません。
キャッチしきれないヒゲや細かいほこりは、どうしても流れ込んでしまいます。できれば、洗面台の内側に細かいごみを落とさないようにしましょう。
こまめに掃除をする
普段から定期的に掃除をしていれば、詰まりを起こすことはほとんどありません。こまめに掃除をしておくことで、排水管はつねに清潔! 防臭にもなるので一石二鳥です。定期的な掃除には、重曹&クエン酸(お酢)を使うのがおすすめです。
100円ショップでも購入できるので、とてもリーズナブル。また、洗浄剤と比べて人体への刺激が少ないので、小さな子供がいる家でも安心ですよ。
重曹&クエン酸(お酢)を使った掃除のやり方
- 重曹200ccとクエン酸水またはお酢400ccを準備する※クエン酸水は、小さじ2杯のクエン酸を溶かしたもの
- 排水口から、重曹を入れる
- クエン酸水またはお酢を流し込む
- そのまま30分ほど放置する
- 60度位に設定したお湯を蛇口から出し、しばらく流し続ける
できれば、1ヵ月に1度の掃除を心がけましょう。
最後に
洗面所の詰まりは、汚れやごみなどが水の通り道を塞いでしまうことが原因で起こります。普段から小さなごみを気にせずに流し続けると、水は流れにくくなります。
詰まりを解消させるのは、正直大変ですよね。面倒なことにならないように、日ごろから洗面所に汚れやごみを流さないように注意して、詰まらせないように心がけましょう。