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白玉粉のカロリー
白玉粉のカロリーは白玉粉100gあたり約370 kcalです。白玉粉といえば白玉団子を作るときに使われますがその場合のカロリーは、白玉粉50と水50gで作る白玉団子100gで約185 kcalです。分かりやすく白玉団子を一口サイズにすると1個あたり約19 kcalです。
白玉団子は小ぶりのサイズでみたらし団子や白玉あんみつなどで食べる時は大体3~5個くらい食べることが多いのと、白玉あずきや白玉クリームあんみつで食べると、あんこやアイスクリームも入り高カロリーにはなりがちです。
参考までに大きさや内容によって異なってきますが白玉粉を使ったお菓子のカロリーのおおよそをご紹介すると、みたらし団子は1本150 kcal前後、笹団子は170 kcal前後、白玉あずきは250 kcal前後、白玉クリームあんみつは370 kcal前後です。
また、同じ和菓子でよく使われる上新粉や小麦粉と比較したときのカロリーは、それぞれ100gあたり白玉粉が約370 kcal・上新粉が約360 kcal・小麦粉が約365 kcalのためカロリーはどれもあまり変わりがないようです。
白玉粉の栄養成分
白玉粉100gあたりの栄養成分は次の通りです。
- 炭水化物:約80~90g
- タンパク質:約7g
- 脂質:約1.2g
- 食物繊維:約0.5g
- ビタミンB:約0.03㎎
- ビタミンB2:約0.01mg
- ナイアシン:約0.4㎎
- 葉酸:約14㎍
- カルシウム:約5㎎
- リン:約45㎎
- 鉄分:約1.1㎎
- マグネシウム:約6mg
- カリウム:約3㎎
白玉粉は白玉粉100gに対し炭水化物が約80~90gと少し多めですが、タンパク質や食物繊維も含んだ栄養のバランスが良い食べ物です。
ビタミンB1は糖質の代謝を助けエネルギーをつくりだすため疲労回復に役立ち、ビタミンB2は代謝を促進して皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つと言われています。ほかにも貧血予防や細胞の生まれ変わりには欠かせないと言われている葉酸も含まれています。
白玉粉の糖質量
糖質は炭水化物の量から食物繊維の量をひいたものと考えられています。炭水化物の80gから食物繊維の0.5gをひくと79.5gです。炭水化物は約8割のため白玉粉の糖質量はやや高めと思って良いでしょう。
白玉団子のサイズにすれば小さいため1個あたりは4g程度ですが、小さ目の白玉団子一つだけ食べることはあまりありませんね。
また白玉団子だけで食べることも少なく、あんこやきな粉、みたらし団子として食べたり、クリームあんみつのようにアイスクリームと一緒に食べることが多いため、低カロリーのダイエット向き食材とは言えないでしょう。
白玉粉と上新粉の違い
白玉粉
白玉粉の原材料はもち米です。もち米を洗い水に浸し石臼で細かく砕き、沈殿したものを乾燥させて作られています。
白玉粉に水を加えて混ぜ、成形したものを熱湯でゆでるとつるりとした食感となります。また、ふわりとした柔らかさに加え弾力が出ます。冷やしても固まらないというのも白玉粉の特徴で白玉団子に使われることが多いですが、桜餅や大福もちなどにも使用されています。
白玉粉は鎌倉時代のころに禅の修行で渡った僧侶たちによって中国から伝えられたものと言われています。砂糖や飴のような甘味が人気となり庶民でも手に入りやすくなったのは江戸時代以降で徐々に大衆化されたそうです。
上新粉
上新粉の原材料はうるち米です。熱湯を加えて練るとお餅のような食感になり、風味や歯ごたえのある柏餅や草餅、ういろう、ちまきなどに使われています。使い方はお湯で練った後に、一度蒸してついてから成形します。
目の粗いものは新粉と呼ばれ、並新粉と続き、細かいものが上新粉と言われています。上新粉よりもさらに細かいものを上用粉(じょうようこ)と呼ぶそうです。
もち粉やだんご粉
もち粉やだんご粉との違いも紹介します。どちらも水を加えて混ぜ成形しお湯でゆでるため、基本の使い方は白玉粉と同じです。特徴としては、もち粉はもち米からできているためキメが細かく滑らかな生地が作れます。
そのため大福に使われたり、ケーキやどら焼きの生地に混ぜて使われることが多いです。だんご粉はうるち米ともち米からできていてコシが強いしっかりとした歯ごたえになります。柔らかくなりすぎないため、弾力のある団子に仕上げたいときに使うのがよいでしょう。
白玉粉を使ったおすすめレシピ
白玉粉と上新粉でみたらし団子
材料
- 白玉粉と上新粉:各60g
- 砂糖:大さじ6(タレ)
- 醤油:大さじ1と1/2(タレ)
- 片栗粉:大さじ3/4(タレ)
- 水:190CC
作り方
- 白玉粉と上新粉をボウルで混ぜながら水100CCを少しずつ加えていきます。耳たぶくらいのかたさになるまで手でこねます。
- 約18個分の団子になるよう丸めて熱湯に入れます。浮き上がってから2~3分ゆでると竹串が通るくらいのかたさになります。
- 団子を冷水に3分くらいとり水気を切っておきます。タレの材料と90CCのお水を鍋で火にかけとろみと照りがついてきたら、竹串に団子を刺しタレをかけて完成です。
和菓子の定番のみたらし団子も白玉粉を使えば自宅で美味しく作れます。竹串に刺さず器に盛り付けてタレをかけて食べるのもおすすめです。
豆腐を入れるヘルシー白玉団子
材料
- 白玉粉:60g
- 木綿豆腐:80g(白玉粉と豆腐が3:4になるようにする)
- きな粉:小さじ1
- 砂糖:小さじ1/2
作り方
- 白玉粉と水切りしないままの木綿豆腐をボウルに入れてよく混ぜ合わせ、滑らかになったら好みの大きさに丸めます。
- 沸騰したお湯に団子を入れて、浮いてきたら冷水にとります。
- 団子の水気を良く切って器に盛り、きな粉と砂糖をかけて完成です。
豆腐が入っているのでヘルシーです。食感が柔らかいため小さなお子さんからお年寄りまで家族みんなで食べることができます。お汁粉に入れても美味しいでしょう。
白玉粉とホットケーキミックスで一口ドーナッツ
材料
- 白玉粉:50g
- ホットケーキミックス:150g
- 牛乳:50CC
- 卵:1個
- 砂糖やきな粉:適量
作り方
- 白玉粉と牛乳を混ぜ、さらに溶き卵を混ぜたら、ホットケーキミックスも加えてよく混ぜ合わせます。
- 出来上がりは膨らむため、少し小さ目の円形にしていきます。濡らしたスプーンで生地を切るようにすくいながら丸くしてもよいでしょう。
- 油で揚げていきます。揚がったらお好みで砂糖やきな粉などまぶしてください。
高温では中まで火が通らないこともあるため高温になりすぎないよう気をつけましょう。もちもち食感の一口サイズのドーナッツが簡単に作れます。2度上げするとさらにサクサク感が増して美味しくなります。
最後に
白玉粉はお団子など和菓子のイメージが強いですが、ケーキやドーナッツなど洋菓子のレシピにも使えます。それだけでなく、チヂミやお好み焼きなど小麦粉を使う料理の時に、小麦粉の代わりとして使うご家庭も多いようです。
モチモチとした独特の食感を生かしたレシピですね。余ってしまった白玉粉をドーナッツやお好み焼きなどで消費してみるのもおすすめです。