お風呂に残った水で洗濯する方法!効率よく使うポイントと注意点!

バスタブ

お風呂に残った水で洗濯をする正しい方法をご存知ですか?ちょっとしたポイントを抑えておくだけでもずいぶん効率よく使うことができます。また、衛生面も含めて注意したい点もありますので、お風呂の残り湯で洗濯している人は確認してみてください。

お風呂に残った水で洗濯する方法

朝の光で白い空のバスタブ

残り湯はきれいにしておく

残ったお風呂の水を洗濯に使う場合は、残り湯をきれいにしておくことが大切です。湯船につかる際は体をよく洗ってから浴槽に入るようにすると残り湯が汚れるのを防げます。

それでも髪の毛やアカ、ゴミが浮いてきてしまうこともありますので、洗濯する前に取り除いておきましょう。細かいメッシュ網で水中の髪の毛やゴミをすくい取れるバスネットなどを利用すると手軽に取り除くことができます。

残り湯は冷めないうちに使う

洗濯をする際、水温は高い方が低いよりも洗剤のパワーも高まり、漂白剤を使用した際は効き目をアップさせることもできます。つまり水温が高い方が汚れ落ちは良くなるのです。

逆に高すぎる温度は衣類に負担もかかってしまうため、理想的な温度は40度~50度くらいと言われています。そのことからもお風呂の残り湯を使うのであれば、温度が冷めてしまう前の温水を使うほうが効果的です。

最後のすすぎは必ず水道水を使う

お風呂の残り湯を使うことは節水になるため積極的に取り入れたい方法です。しかし、お風呂の残り湯には人の皮膚についている細菌が入浴直後から時間が経つにつれどんどんと繁殖していきます。

それらの菌で通常は病気になるようなことは考えられませんが、免疫力や抵抗力が弱い高齢者や新生児などがいるご家庭では、できるだけ避けたいところです。

また、雑菌の多い水は生乾きのイヤな臭いの原因にもなります。残り湯を使うのは「洗い」の時だけにして、「すすぎ」の時は必ず水道水を使うようにします。それでも雑菌などが気になる場合は除菌効果のある洗剤を使うとよいでしょう。

お風呂の残った水で洗濯する注意点

洗濯機

タオルはお湯に入れない

キレイに洗って乾かしたタオルでも、実は洗剤カスや雑菌が残っています。銭湯や温泉でタオルを使用してはいけないのも、このような理由から禁止されているそうです。

使ったタオルは当然ですが使う前のタオルであっても、浴槽に入れると洗剤カスや雑菌、石鹸にくるまれた油や垢が溶けだしてくることもあるので、タオルは浴槽に入れないようにしましょう。

体は洗ってから湯船に浸かる

人の皮膚に由来する細菌は湯船の中で時間とともにどんどん繁殖をしていきます。入浴する人の数が増えれば菌数も多くなり、時間が経つと湯船の水の菌数は数十万個以上となるそうです。この数は入浴直後の約1,000倍とのことです。

このように、湯船の中の菌はどんどんと増えていくので、できるだけ体についている汚れを落としてから湯船につかるようにしましょう。

浴槽のふたを閉める

体や髪を洗っている間は浴槽のふたを閉めるようにします。シャンプーや石鹸の泡は、意外と飛び散っています。浴槽にふたをしていないと気づかない小さなあわやホコリなど入ってしまいます。

また、ふたを閉めることは汚れの防止にもなりますが、湯船の温度をより保てるメリットもあります。浴槽のふたは湯船につかる時だけ開けるように習慣づけると良いでしょう。

入浴剤の残り湯は使い方を守る

入浴剤の多くは洗濯用の洗剤の働きを妨げないように商品開発されているようでパッケージにも残り湯を洗濯に利用できる、と書かれています。

基本的には洗濯に使って問題はないですが、濃い色のついている入浴剤の残り湯は浸け置き洗いや白っぽい色の衣類、おろしたての衣類の洗濯にはあまり利用しないほうが良いでしょう。

もう1つの注意点は、柔軟剤とは一緒に使わないほうが良いということです。前述したとおり残り湯を使う場合は「洗い」のみに使用して、「すすぎ」は水道水を使うようにして下さい。

お風呂の残った水で洗濯するメリット

洗濯したカラー帽子を干す

お風呂の残った水で洗濯をすることのメリットの1つは、水道代が節約できることです。例えば洗濯に使う水の量が50リットルであった場合、1回あたり10円程度の節約ができます。ポンプで吸い取る際の消費電力30Wと仮定した場合かかる電気代は約0.05円です。

1ヶ月で300円、1年で3600円程度の節約ができます。ご家庭によっては、節約の額は大きな額ではないかもしれませんが、浴槽にためた大量の残り湯を毎回捨てるのがもったいないと感じる人も多いようです。

1日に使う水量は平均すると1家庭500リットルと言われています。その中でお風呂に使う水量は40%近く、洗濯は20%近くを占めているそうです。洗濯に使う水量をお風呂の水量でカバーすれば、水を再利用しながら節約ができ、環境にも優しいエコな行いにつながります。

もう1つのメリットは、洗濯をする際の汚れが落ちやすい温度はぬるま湯であるため、残り湯の温度が洗濯には最適という点です。特に粉石けんを使う場合は、ぬるま湯はよく溶け洗浄力のアップも期待できます。入浴後は残り湯の温度を保てるよう、フタを閉めておくとよいですね。

風呂水ポンプの選び方

正しい洗濯機の水抜き方法

ポンプホース

自動洗濯機給水ホース 1m PT17-1-1

バケツなどを使って浴槽から残り湯をくみ上げることもできますが、残り湯を洗濯に再利用するのであれば風呂水ポンプを使うと負担も少なく時短になり圧倒的に便利です。ポンプホースを購入する際、まずチェックすることはポンプホースの導線とその長さを確認しておくことです。

ポンプホースの失敗例として長さ不足があげられますので、そのようなことにならないよう導線を確保してからその長さをメジャーで測りましょう。

大体この位だろう、と感覚で長さを判断することはおすすめできません。ポンプホースが余裕をもって稼働できる導線での正確な長さを確認しておきましょう。加えてコンセントまでの距離も測っておくと電源コードの長さが足りない、という失敗も避けられます。

吐水量

ポンプホースの吐水量は商品によって違います。吐水量は数値が大きいほど、短い時間で洗濯機に残り湯を注水できることになります。効率よく注水して洗濯を時短で済ませたいご家庭は、吐水量が多い商品を選ぶとよいでしょう。

その他のポイント

ポンプホースは使う時以外は収納するため、自宅の収納状況にあった大きさのものを選びます。収納スペースがきちんと確保できず出しっぱなしにしておくと傷みやすく、邪魔で危険でもあります。

他にもポンプホースは水に濡れているため、内側が汚れやすく掃除をしないとカビが発生することもあります。残り湯をキレイに使ってもカビだらけのホースを通ってくみ上げるのでは台無しです。

ホースの直径が大きいものの方が、浸け置き洗いでキレイにしやすいでしょう。また、ポンプホースにはタイマー付のものもありますので、残り湯を使いながら他の家事を同時に進めたい場合にはタイマー付がとても便利です。

最後に

節水のイメージイラスト

お風呂に残った水で洗濯をすることは、節水になり環境にも優しいことです。そしてできるだけお湯が冷める前に使うことで、水よりも汚れが落ちやすくなるというメリットもあります。

気をつけたい点は、お風呂の残ったお水で洗濯をしても、すすぎはキレイな水を使うことと、色が濃い入浴剤を使っている時は洗濯する衣類に色移りがないようにしましょう。

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