目次
鍋敷きの代用品
新聞紙やチラシ
新聞紙やチラシは少ない枚数では厚みが出ませんが、何枚か重ねて折りたたむことで鍋敷きの代用となり、テーブルを焦がしたりすることを防げます。食べ物で汚してしまったとしてもそのまま捨てることが出来るので便利です。
注意点は新聞紙やチラシのインクが熱によってテーブルに移り、色や柄がついてしまうことがあるという点です。特にビニールクロスなどは温まることで色柄が移りやすいため、ビニールクロスの上での新聞紙やチラシの代用はやめておいた方が良いでしょう。
タオル
新聞紙と同じようにタオルを使う場合も、薄手のタオル1枚では厚みが出ないため何枚かタオルを重ねたり厚手のタオルを使うようにしましょう。タオルはどこの家庭にもあるものですし、新聞紙やチラシのように色柄が移ってしまう心配もありません。
タオルを使う時のポイントは、安全のために濡らしたタオルを使いたくなりますが、おすすめは乾いたタオルのまま使うことです。乾いたタオルのほうが空気の層を持っているため熱を通しにくいと言われているからです。
濡れたタオルは上に置いた鍋の熱も下がりやすくなるため、熱々の料理で美味しく食べれる点からも乾いたタオルを代用するのが適しています。
ダンボール
軽くて丈夫なうえ鍋敷きとしてもちょうど良い厚みのある段ボールは代用品に最適です。またタンボールには熱が伝わりにくい断熱効果もあると言われています。
使いたいサイズに合わせてカットできるため大きさも自由に整えることができ、使い終わったあとの処分もそのまま捨てることができ便利です。ハート形や星形に切ったり好きな布や和紙を貼りつけたりすれば、可愛くておしゃれな鍋敷きとしても楽しめます。
カッティングボード
パンやチーズなどをカットする時に使うおしゃれなアイテムのカッティングボード。まな板と違い硬い材質でしっかりしているため、安定感もあるので大きさが合えば鍋敷きの代用として使うことが出来ます。
ダンボールで鍋敷きを作る方法
型紙を作る
段ボールは3枚~5枚くらいを重ねて作るとしっかりして鍋敷きの代用として使いやすいです。大きさをしっかりそろえるためにも、型紙を作っておくことをおすすめします。
型紙用の紙はコピー用紙やチラシなど家にあるものでよいでしょう。例えばハート形の鍋敷きを作るのであれば、紙を半分に折ってハートの半分を描いてそのまま切ると、整った形のハート型の型紙が作れます。
基本の作り方
- 段ボールは3~5枚重ねて厚みが1.5㎝位になるようにします。型紙を使い必要な枚数をそれぞれカットします。
- 切り取った段ボールを、ボンドや糊でずれないようにピッタリと貼り合わせていきます。
- 貼り終わったら段ボールの上に重たい本などを置き、そのまま1日~3日乾かせば出来上がりです。
和紙や布を貼ってデコレーションをする
ボンドが完全に乾いてしっかりとくっついた段ボールの鍋敷きができたら、お好みの和紙、布を貼りつけるのも良いでしょう。貼りつける紙は折り紙や包装紙など表面がツルツルしている紙は熱によって鍋底にくっつきやすい特徴があるため、和紙や綿の布がおすすめです。
表面と側面に貼ることで段ボールの鍋敷きも見違えるほど雰囲気が変わってきます。丁寧にしっかりと貼りつけた後は1日置いてボンドを乾燥させて下さいね。
牛乳パックでも鍋敷きを作れる
使い終わった牛乳パックでも鍋敷きを作ることが出来ます。段ボールで作るよりは手間はかかりますが、1パックで1つの鍋敷きが作れます。作り方は牛乳パックをよく洗い乾かしたら底部分を切り平らに広げます。
そして約2㎝幅で12本の帯になるようカットして、縦6本、横6本に分け互い違いに縦長の紙の間を通して組み合わせていくと出来上がります。段ボールで作った鍋敷きのように好きな布や和紙を貼るのもおすすめです。「牛乳パック 鍋敷き」で検索をすると詳しい作り方の手順や素敵なデコレーションの方法も分かりますので、参考にしながらオリジナル鍋敷きを作るのも楽しいでしょう。
鍋敷きの種類
木製
木製の鍋敷きは鍋の温度を損なわず、見た目も天然素材のナチュラルな温かみがあるため使いやすいです。鍋を置いていても熱くなりすぎないため、小さなお子さんがいるご家庭でも扱いやすいでしょう。
一方で木製のキッチン用品はカビが発生しやすいという弱点があります。普段は汚れた部分だけを拭いて使うことをおすすめします。
布製
布製の鍋敷きは汚れてもしっかりと洗いやすく、鍋つかみなどとお揃いのタイプで楽しめるのが良いですね。ジャブジャブ洗えますが、布製は醤油や油分を多く含むものは落ちにくいためシミにならないように気をつけましょう。
また、生地が薄い布製鍋式は土鍋など高温の鍋を置いていると、熱が下に逃げテーブルやクロスなど変形する恐れもありますのでこの点も要注意です。
シリコン製
シリコン製は高温の鍋や耐熱皿にも安心して使えて、すべりにくいため使い勝手も抜群です。サッと洗えて汚れも落ちやすいのですが、出しっぱなしにしておくとホコリが付きやすいので引き出しに保管するのがよいかもしれません。
出したままにしておくのであれば定期的に水洗いをしましょう。使いやすさだけでなくデザインがおしゃれでカラフルなシリコン製はキッチンを楽しく明るくしてくれます。
金属製
鉄やスチールなど金属製の鍋敷きはデザインもスタイリッシュでインテリアとしても楽しむことが出来ます。裏面にコルクやゴム製のカバーやマットが付いているものを選ばないと、そのままテーブルの上に置いた時に傷がつきやすいので気を付けて下さい。
また、鍋敷きが冷たいと置いた鍋の熱が奪われ冷めやすくなることもあります。
わら
わらを編んで作られた鍋敷きは、通気性が良いため鍋の温度を保つだけでなく、テーブルが蒸れにくいというメリットもあります。軽量でひも付きタイプが多いため、壁などにも手軽に掛けやすいので飾って見せる収納にも向いています。
和風テイストと思われがちですが、北欧風のインテリアとも自然に溶け込む素材です。
コルク
コルク製の鍋敷きは空気をよく含んでいるため、弾力性があり鍋の温度も逃がさない材質です。樹脂を圧縮している天然素材という点も魅力です。
鍋敷きの役割とは
鍋敷きは鍋ややかんを火から下すときや、熱々のポットや耐熱皿などを置く際、調理台やテーブルを傷めないために使います。冬の鍋料理だけでなく、オーブン料理やポット置きとして1年を通して活躍できるアイテムです。
鍋敷きを選ぶときは、熱いものを乗せるために使うので、安定感はとても重要です。また、のせる鍋やポットなどの大きさと鍋敷きの大きさが合っていないものを無理に使うのは控えましょう。ぐらつきの原因となりやけどの心配もありますので、必ず大きさが合っているものを使いましょう。
鍋敷きを使わない時は冷蔵庫などに貼りつけられる収納に便利なマグネットタイプも最近は人気です。このタイプの注意点は、IH対応の鍋などの底には鉄板が仕込まれているため、鍋敷きが鍋の底についてしまうことです。
そのまま気づかずにガスコンロに置いて火をつけてしまったというケースもあるようですので気をつけてください。
最後に
鍋つかみや布製のランチョマット、布巾などでも鍋敷きの代用として使う人もいます。鍋つかみなどは熱を通さないための構造にもなっているのでその点では適していますが、大きさが鍋に合わないことが多いです。
また、布製ランチョマットや布巾などは置いた鍋底の焦げがバッチリついてしまうこともあるのであまりおすすめはできません。