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温度設定は高めなのに…冷房が寒い!
暑くなってくると、冷房が欠かせません。まだ大丈夫と我慢し続けていると、熱中症などにかかってしまい、思いもよらない事態を招くこともあります。そのため、適度に冷房を使って暑さをしのぐことは、健康面にも非常に有効といえます。
しかし、設定温度を高くしていても冷房が寒いと感じることもあります。設定温度が高いのに、冷房の風が寒く感じるのはなぜなのでしょうか。
『設定温度を高くしても、エアコンの冷房が寒く感じる…』4つの理由
設定温度を高めにしているのに、冷房の風が寒いと感じる理由は、以下のものがあります。
1.冷風が直接当たっている
設定温度が高めでも、冷房の風は冷たいです。特に、室内の温度が安定するまでは冷風の勢いが強いので、直接風に当たっていると寒さを感じやすくなります。
こういった場合は、冷房の風向きを変更するのがおすすめです。また、席の異動ができる場合は、風が当たらない場所に移動しましょう。
2.汗をかいた状態で部屋に入ってきた
汗をかいていたり、水浴びやプールの後は、体の表面が濡れています。外で活動して汗をかいている場合は、皮膚表面がかなり熱を持っている状態になっていて、全身に汗をかいている可能性が高いです。室内に入った瞬間は涼しさを感じるかもしれませんが、冷風に当たっていると汗で体温を奪われ寒さを感じやすくなります。
水浴びやプールを楽しんだ後も同様で、体や頭が濡れている場合、冷風に当たることで寒さを感じやすくなります。また、水浴びやプールをした後は、身体の表面や内側がある程度ひんやりしているため、早い段階で寒さを感じることもあります。
3.暑い場所から部屋に入った
昨今の日本の暑さは、尋常ではありません。屋外が35℃以上の温度になると、直射日光を浴びたり湿度が高いと、さらに暑さを感じます。そういった場所でなんらかの作業をした後、28℃位の室内に入ると、かなりの温度差を感じるでしょう。室内と野外の温度差が大きくなるほど、室内に入ったときに寒さを感じやすいです。
4.洋服が薄すぎる・濡れている
冷房の温度が高くても、洋服がかなり透けていたり布の面積があまりないような露出度の高いものを着用していると、冷風が当たる場所がかなり増えます。直接冷風に当たっていなかったとしても、サーキュレーターなどで空気を循環させていると、循環した空気で寒さを感じることもあるでしょう。
濡れた洋服を着用しているときも、同じように寒さを感じます。ちょっと雨にぬれていたり、作業後汗だくで洋服に大量の汗がしみこんでいる場合は、寒さを感じやすいです。
実践できる寒さ対策
冷房の温度が低くないのに寒さを感じる場合は、以下のような対策を練りましょう。
- 乾いた洋服に着替える
- 皮膚や髪の毛に付着している水分をふき取る
- 一枚羽織るものを持つ
- 風が当たらない場所に移動する
設定温度をいじってしまうと、元々部屋にいて快適に過ごしていた人に迷惑をかけます。同じ温度でも寒さを感じる基準には人それぞれ個人差があるので、エアコンの温度をいじるのではなく、部屋に入る自分が改善できることを実践してみましょう。
まとめ
エアコンの設定温度が高いにもかかわらず寒さを感じるのは、部屋に入ってきた人の状態や座る位置が大きく関わっていることが多いです。自分の状態を確認し、寒さを感じにくくする工夫を実践してみてくださいね。