料理酒を切らしてしまった時に使える代用品5つ!おいしく仕上げるポイントも解説

料理酒は普段の料理に欠かせない調味料ですが、頻繁に使う分うっかり切らしやすいものです。そんな時でも焦らないように、家庭にあるもので簡単に代用できる調味料を5つ紹介します。代用品を上手に使い、料理をおいしく仕上げるポイントも解説します。

料理酒が持つ役割について知ろう

料理酒は日常的な調理の中で非常によく使われる調味料ですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。料理酒を使う主な目的をまとめました。

  • 食材特有の臭みを抑える
  • 食材を柔らかくし、しっとりと仕上げる
  • 旨味や風味を引き出す

これらの効果があるため、和洋中を問わず幅広い料理で料理酒が活躍しています。普段から料理酒を使うことが多いため、急になくなってしまっても焦らないよう、代用可能な調味料を把握しておくことはとても重要です。

料理酒がないときにの代用品5選

たっぷりのみりん

料理酒をうっかり切らしてしまったときでも、家にある身近な調味料で代用可能です。それぞれの代用品には特徴があるので、料理の種類や仕上げたい味に合わせて選びましょう。

1. 「日本酒」を使って風味よく仕上げる

日本酒は料理酒に近い性質があり、香りが穏やかで使いやすい調味料です。料理酒より高価な場合が多いですが、その分仕上がりが良くなります。煮込むことでアルコール臭は飛びますが、ほんのりと日本酒の風味が残る場合もあります。特に酒蒸しや煮物などの和食に使うと、いつもより一段階上品な味わいに仕上がりますよ。

2. 「ウイスキー」で洋風の香りをプラスする

少し意外かもしれませんが、ウイスキーも料理酒の代用品として使えます。特有の香りが強いため、濃厚な洋風料理との相性が良く、ビーフシチューや煮込み料理などに最適です。ただし、独特な香りが料理に残るため、小さい子どもがいる家庭では使用量を控えるか、ほかの調味料で代用するのが無難でしょう。

3. 「焼酎」を活用してすっきりとした味に

焼酎は料理酒と比べてもクセが少なく、特に甲類焼酎は香りもほとんどありません。ただし甲類焼酎を使うと仕上がりがややさっぱりしすぎる場合があるので、物足りないと感じることもあります。米焼酎なら調理の際にしっかりアルコールを飛ばすことで、料理に焼酎の香りが残ることはありません。和食にも洋食にも幅広く使える便利な代用品です。

4. 「みりん」を使って甘みとコクをプラスする

みりんも同じく酒類なので、料理酒の代用品として使えます。みりんには独特の甘みがあるため、砂糖を使う照り焼きや煮物料理に向いています。一方で酒蒸しのような料理では、甘さが強くなりすぎるので避けたほうが無難です。使用量を少なくすれば、食材をしっとりさせる目的でも問題なく活用できます。

5. 「ワイン」でおしゃれに仕上げる

料理酒がなくても、家にあるワインでおしゃれな仕上がりになります。特に白ワインはクセが少なく、魚料理や鶏肉料理と好相性です。赤ワインは肉料理との相性が抜群で、深みのある味わいを楽しめます。ただし、ワインの香りが強めに残ることがあるため、洋風料理に限定して使うのが良いでしょう。

代用品が手元にない場合の工夫

自宅では代用品が見つからないことは少ないですが、キャンプ場や外出先の調理場などでは代用品が見つからないこともあります。そんな時は思い切って料理酒を使わずに料理を仕上げる方法もあります。

例えばショウガやニンニクを多めに使えば、肉や魚の臭みを十分にカバーできます。コショウやレモン汁も臭みを抑える効果があります。また、カレー粉など香りの強いスパイスを使えば、料理酒がなくても味に物足りなさを感じさせません。

酒蒸しなど料理酒がメインの調味料として欠かせない料理を除けば、工夫次第でおいしく仕上げることが可能です。

料理酒の代用品を上手に活用しよう

料理酒を切らしてしまっても、家庭にある調味料で十分に代用できます。日本酒は料理酒に近く、料理を一段と風味よく仕上げたい時にぴったりです。そのほか、焼酎、みりん、ワインなど料理に合わせて代用品を選び、いつもよりワンランク上のおいしい料理を楽しんでくださいね。

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