梅シロップから濁りと泡が!これって飲める?危険な場合の例まで解説

梅シロップ、3つの瓶

梅シロップの濁りは発酵によって泡が発生したためです。ほとんどの場合は濁りや泡が発生した梅シロップでも飲むことができますが、飲めないと判断した方が良い場合もあります。梅シロップが発酵した原因、濁りと泡が発生した時の対処法、飲むと危険な場合の見極め方など分かりやすく解説します。

梅シロップが濁る原因

ザルいっぱいの青い梅

梅シロップは一度にたくさん作って水割りや炭酸水割りにするだけで手軽に梅ジュースを飲むことができる便利なシロップです。

しかし、作り置きしておくことで透明だった梅シロップに濁りや白い泡が発生することがあります。これは発酵してしまったことが主な原因です。

梅シロップが発酵し、濁りや泡を発生させてしまうことには6つの原因を考えることができます。

氷砂糖(または砂糖)の量が少なかった

糖度が低いと酵母菌が発生してしまい、梅シロップに濁りと泡が発生する原因になります。梅シロップは梅と氷砂糖を使って作りますが、糖分の濃度が50%以上になるように作るのが発酵を防ぐためのポイントです。

梅の洗浄が不十分だった

梅シロップが発酵して濁る原因は梅の洗浄が不十分だったためです。梅を漬ける前に必ず水洗いしなければなりません。

汚れが付着したままであると雑菌が繁殖し、梅シロップが発酵して濁りや泡を発生させる原因になってしまうことがあります。

また、水洗いした梅はキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ってから漬けなければ雑菌が繁殖し、濁りや泡を発生させる原因になってしまうことがあります。

瓶や容器の洗浄が不十分だった

梅シロップが発酵して濁る原因は瓶や容器の洗浄が不十分だったためです。梅シロップを作る瓶や容器は事前に洗浄し、十分に乾かさなければなりません。

瓶や容器の中に雑菌が多く付着したままであると繁殖し、梅シロップが発酵して濁りや泡を発生させる原因になってしまうことがあります。

また、水洗いした後も十分に乾燥させなければ残った水滴が雑菌を繁殖させる原因となり、濁りや泡が発生してしまうことがあります。

高温になる場所で保存されていた

梅シロップを高温になる場所で保存していると発酵し、濁りや泡が発生してしまうことがあります。

常温で保存することができますが、直射日光を避けて暗く涼しい場所で保存しなければなりません。瓶や容器の中で温められた梅シロップは発酵し、発酵が進む度に濁りや泡を多く発生させます。季節によっては冷蔵庫で保存した方が濁りを防ぐことができます。

氷砂糖(または砂糖)がよく混ざり合わなかった

梅シロップは梅と氷砂糖(または砂糖)を使って作りますが、氷砂糖が完全に溶けて梅全体が漬かるまでは瓶や容器を傾けたり振るなどしてよく混ぜ合わせなければなりません。

よく漬かっている梅とあまり漬かっていない梅と差が出てしまった時、濁りや泡が発生する原因になってしまうことがあります。ひとつだけ十分に漬かれない梅があった、なんてことがないように管理しなければなりません。

梅の状態が良くなかった

梅シロップを作る時に使用する梅は、基本的には熟していないものを選びます。熟していない梅の方が氷砂糖に漬けた時によくエキスを出してくれるからです。

完熟した梅や完熟してから時間が経ってしまった梅は発酵してしまいやすく、濁りや泡を発生させやすいです。熟した梅でも梅シロップを作ることはできますが、濁りや泡を発生させることなく長く保存しておきたい場合には、未熟な梅を選んで作るのがおすすめです。

梅シロップが濁った場合の対処法

テーブルに置かれた梅シロップ、赤い蓋

ニオイを嗅いをチェックする

梅シロップが濁ってしまった時は、まずはニオイを嗅いでみてください。アルコールのような鼻をツンと刺激する香りがすることがあります。

これは、梅シロップが発酵してしまったためです。傷んだり腐っているわけではありません。腐っている場合は、アルコールとは明らかに違う異臭や刺激臭(例えるなら生ゴミ臭)がします。

加熱する

梅シロップを鍋に移し、沸騰するまで加熱してください。弱火~中火でゆっくり加熱します。その間に瓶や容器もキレイに洗浄し、乾かしておきます。沸騰したら火を止め、そのまま鍋の中で冷まします。瓶や容器が耐熱性であれば移してから冷ましても構いません。

冷蔵庫で保存する

冷ました後は必ず冷蔵庫で保存してください。シロップはジュースにして飲み、梅も食べる場合がありますが、沸騰させた後はシロップと梅は別々に保存してください。なるべく早く飲み(食べ)終えた方が良いです。

飲むと危険な梅シロップの例

黄色い梅と梅シロップ

白い物体が浮いている

濁って白っぽくなったり、白い泡が立つことはありますが、白い物体が浮いている時は飲まない方が良いです。白カビである可能性があります。梅シロップの酸味の香りが強く、白カビの臭いを判断しにくいため、目視でよく確認してください。

梅が白くなっている

梅は十分に漬かった後も色が白く変化することはありません。梅が白くなっている時は白カビが発生している可能性があります。梅シロップにもカビの菌が混ざっていますから、白くなった梅を取り除いたとしても飲むことはできません。

濁りを防ぐ梅シロップの作り方のコツ

梅のヘタを竹串で取り除く様子

糖度50%以上にする

冒頭では梅シロップが濁る原因として糖度が低いことを挙げました。糖度50%以上の濁りにくい梅シロップを作るためには、梅1kgに対して氷砂糖1kgを使用します。梅と同じ重さの氷砂糖を入れると覚えておくと良いです。

梅のアク抜きをする

熟した梅を使った梅シロップは発酵して濁りやすいとご紹介しましたが、青くて硬い未熟な梅はアク抜きをしなければなりません。大きめのボウルに水をたっぷりと用意し、梅を入れて3時間ほどかけてアク抜きをすると良いです。

もしも、熟した梅を使って梅シロップを作りたい場合にはアク抜きをする必要はありません。熟して黄色くなった梅を水に浸すと傷みの原因になります。

表面に傷のない梅を使用する

アク抜きをした梅は流水で洗った後、ザルに上げて水気を切ります。この時、表面に大きな傷のある梅は取り除いておきます。

すでに大きな傷のある梅は傷みやすく、濁りの原因になってしまうことがあります。傷のない梅を厳選し、キッチンペーパーで水分を拭き取って乾かしておきましょう。

梅のヘタを取り除く

梅ひとつひとつヘタを取り除いてから梅シロップ作りを始めます。ヘタを残したまま作ると濁りの原因になるだけではなく、梅シロップにえぐみが出てしまいます。

梅シロップが出来上がった後でヘタが浮いていると、腐って出た不純物やカビなのでは?と勘違いの原因にもなりやすいです。

熱湯消毒できる瓶や容器を使用する

梅シロップを作るための果実酒瓶が売られています。その他の瓶や容器でも構いませんが、濁りを防ぐために熱湯消毒が可能なものを用意してください。買ったばかりの新品でも必ず消毒を行ってから使用してください。

ガラス瓶はいきなり熱湯を注ぎ入れるとひび割れてしまうことがあります。一度ぬるま湯を入れてガラス瓶全体を温め、その後で熱湯を注ぎ入れると良いです。蓋も十分に熱湯消毒してください。

また、梅シロップを作るために使用する道具の全てを熱湯消毒してから使用すると良いです。

1日に数回は瓶を動かす

瓶や容器の底にまずは梅を入れます。次に氷砂糖(または砂糖)を入れ、その後は梅と氷砂糖を交互に入れます。そして最後に氷砂糖を一番上に入れます。

しっかり蓋を閉めたら冷暗所で保存しますが、1日に1~2回は瓶や容器を傾けたり振るなどして動かしてください。氷砂糖を十分に溶かすためです。また、氷砂糖が溶けて出たシロップが梅全体にかかるようにするためです。

最後に

瓶の底に梅と氷砂糖、真上から見た

梅シロップは発酵することで濁りや泡を発生させます。濁った梅シロップは飲んでも問題ありません。

濁りが気になる場合には、梅シロップを鍋で加熱して沸騰させ、冷ましてから冷蔵庫で保存すると良いです。もしも、白い物体が浮いている場合や梅が白くなっている場合には白カビである可能性があり、飲むと危険です。

いつも梅シロップが濁って失敗だと感じている方は、濁りを防ぐ梅シロップの作り方のコツをぜひお役立てください。

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梅シロップ、3つの瓶

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