目次
牛乳パックの正しい捨て方
家庭内で牛乳パックを正しく捨てる手順を紹介します。
- 牛乳パックの中を水で軽くすすぐ
- はさみやカッターなどで牛乳パックを切り開く
- 牛乳パックを完全に乾かす
- 牛乳パックをひもでまとめる
牛乳パックを捨てる時には、まず牛乳パックを水で軽くすすぐようにしましょう。「牛乳パックは洗剤で洗うべきなのでは」と考える几帳面な方もいらっしゃると思いますが、基本的には水洗いのみで問題ありません。
なお、牛乳パックが切りにくいと悩んでいませんか?角度が付いている万能はさみを利用すると、劇的に切りやすくなりますのでおすすめです。牛乳パックは、洗濯物と一緒に外で干すと乾燥時間の短縮になります。牛乳パックをまとめる時には、紙ひももしくはビニールテープを使用しましょう。ガムテープの使用は厳禁です。
牛乳パックのゴミの分類は?
各地域や自治体によって牛乳パックのゴミ分類は異なります。「以前住んでいた地域では資源ゴミだったので、引っ越し先でも資源ゴミの日に捨てよう」というのは通用しません。そのため、牛乳パックのゴミ分類や捨て方はこのように決められていますと一概には言えません。ここでは、各自治体別に牛乳パックのゴミ分類と捨て方はどのように決められているのかの事例を紹介します。
資源ゴミ
千葉県松戸市や千葉市の場合
千葉県松戸市や千葉市の牛乳パックのゴミ分類は「資源ゴミ」です。あらかじめ地域で決められた曜日と時間帯ににゴミ収集場所へひもで束ねた牛乳パックを捨てると、市区町村や市区町村から委託されている資源ゴミ収集業者が牛乳パックを回収します。
集団資源回収(資源ゴミ)
神奈川県横浜市や北海道札幌市の場合
神奈川県横浜市と北海道札幌市の牛乳パックのゴミ分類は「資源ゴミ」です。ただし、牛乳パックは「集団資源回収」をします。集団資源回収とは、市区町村が牛乳パックを回収するのではなく、自治体や町内会などの住民団体と民間の資源ゴミ回収業者が取り決めておこなっています。したがって、自治体や町内会により回収場所や捨て方に違いがあります。事前に近隣の住人へ牛乳パックの捨て方について確認を取りましょう。
拠点回収または店頭回収(紙パック)
東京都世田谷区や愛知県名古屋市の場合
東京都世田谷区や愛知県名古屋市では、拠点回収か店頭回収が主となっています。区や市の施設などに設けられた回収ボックスや、スーパーやショッピングモール内にある回収ボックス内に牛乳パックを入れて捨てます。ゴミの分類としては「紙パック」とされているケースが多いですが、地域や自治体によって異なります。牛乳パックを捨てる時には束ねる必要はありません。曜日の指定はなく、回収ボックスがある施設内の営業時間内に各自で捨てることができます。
牛乳パックを捨てずに活用する方法
大量の牛乳パックをどうにかして活用したいと感じたことはありませんか?ここでは、牛乳パックの活用方法を紹介します。さまざまな用途に使える牛乳パックを再利用しましょう。
まな板として使う
牛乳パックの中を洗った後、牛乳パックの上部と底の部分を取り除いて乾燥させておくと、使い捨てのまな板として活用できます。「今日は疲れた」「家事の手間を省きたい」という時には大活躍。牛乳パックの上で食材を切れば、まな板のお手入れをする必要はありません。牛乳パックは気軽に使える使い捨てまな板として大変便利です。
ペン立てやキッチン収納の仕切りなど思いのまま
きれいに洗った牛乳パックを好きな形に切ってペン立てや収納の仕切りとしても再利用できます。牛乳パックで作るペン立ては、三角形や六角形など市販品にはないペン立てが作れます。また、マスキングテープや千代紙などで装飾すればオシャレなペン立てに大変身。オリジナリティあふれるペン立ては愛着もわくでしょう。
また、牛乳パックはキッチン収納のしきりにも最適です。市販の収納ケースではサイズが合わないという悩みも、牛乳パックを使うと問題が解決します。市販の収納ケースと好きなサイズにカットできる牛乳パックを組み合わせて、デッドスペースのないちょうど良いサイズの収納仕切りを作りましょう。
さらに、アイデア次第では牛乳パックを使ったスマホスタンドや小物入れなども作れます。子どもでも簡単に作れますので、親子で牛乳パックの工作を楽しんでみてもよいでしょう。
使用済み油を捨てる
牛乳パックを使って使用済みの古い油を捨てることもできます。まず、牛乳パックの中に水を染み込ませた新聞紙やキッチンペーパーを詰めます。そして、さました油を牛乳パックに入れて、封をすると安全に使用済みの油を捨てられます。ただし、外気温が高いと油が自然発火して危険です。油の熱が充分に取れたことを確認してから、牛乳パック内に捨てましょう。なお、使用済み油の回収方法は、地域や自治体によって違います。事前にお住まいの地域や自治体の廃油回収方法を確認しましょう。
折り畳み傘立てにぴったり
牛乳パックを半分に切ると、折り畳み傘の格納にちょうどいい大きさの収納ができます。「高さが合わなくて、折り畳み傘の収納として市販の傘立ては利用できなかった」と悩んでいた人にはぴったり。玄関先に牛乳パックで作った折り畳み傘立てを置いておけば、なくなりがちな折り畳み傘がすっきりとおさまり、見栄えもよくなるでしょう。
幼児用のお食事エプロンとして
牛乳パックの側面をコの字型に切り開き、切り開いた部分にひもをくくりつけると幼児用のお食事エプロンに大変身。牛乳パック内部はポリエチレンで防水加工されていますので、子どもがスープや飲み物をこぼしてもしっかりとキャッチします。子どもが食べかすをたくさんこぼしてしまっても、水洗いすればきれいになりますので、洗濯の手間も省けるでしょう。手持ちのスタイを全部洗濯している時や、防水性のお食事エプロンを紛失してしまった時などに大活躍。あらかじめいくつか用意しておくと、いざという時に便利です。
自家製の氷柱花を作ろう
牛乳パックを使うと、夏の風物詩である氷柱花が作れます。牛乳パックに水とお花などを入れて中身が漏れないように封をしたら冷凍庫に入れるだけ。一晩冷凍すると、すてきな氷柱花ができあがります。氷柱花をお部屋に飾っておけば、涼しげな風を運んでくれるでしょう。なお、氷柱花を長時間飾る場合には大量の水がたれてきますので、深めの受け皿の上に置くと良いでしょう。
植木鉢代わりにも
牛乳パックの真ん中をロの字に切って土を入れれば植木鉢に早変わり。必要に応じて、水抜き用の穴を開けておきましょう。万が一、子供やペットが牛乳パックの植木鉢を倒してしまっても割れることはありません。なお、牛乳パックの柄が気になる方は、リメイクシートやマスキングテープなどで装飾しましょう。また、牛乳パックを横向きに切ってプランターとしても使用可能です。
さいごに
牛乳パックの正しい捨て方や有効活用するアイディアについて紹介しました。牛乳パックの捨て方には地域や自治体によってさまざまなルールがあります。牛乳パックを捨てる時には、必ずお住まいの地域や自治体のルールに乗っ取って正しい方法で処分するようにしましょう。また、牛乳パックはさまざまな形で有効活用できます。牛乳パックを捨てる前に、牛乳パックを使って便利なグッズを作ってみても良いでしょう。