目次
冷めた缶コーヒーを温めたい!でもどうすればいいの?
冷めてしまった缶コーヒーでも、温めて飲むことができます。ただし、温めかたや温度には注意が必要です。温めすぎると熱すぎて飲みにくくなることや、火傷をする恐れもあり、温めすぎることで美味しく飲めないこともあります。
自動販売機の缶コーヒーの温度はだいたい55度前後なので、温める時にはこの位の温度を目指して温めるようにしましょう。55度前後の目安は手で持った時に「少し熱い」と感じるくらいです。
缶コーヒーの正しい温め方
湯煎(ゆせん)
ガスや電気が使える場所であれば、湯煎で温めるこの方法が、最もポピュラーな温め方です。ただ湯煎の時間が長すぎると、熱すぎて飲めないほど温まることもありますので、注意して下さい。
料理用の温度計があれば使って、55度前後で取り出すと自販機と同じくらいの温かさで飲めます。温度計が無い場合は、様子を見ながら取り出してください。湯煎で温める方法には、いくつかやり方があります。
鍋を使う方法
- 鍋に缶コーヒーがつかるくらいの量の水を入れ火にかけて沸騰させます。
- 沸騰した鍋の火を止めたことを確認してから、缶コーヒーを入れます。
- 5分~10分くらいそのまま放置します。
簡単にできますが、やり方によっては危険もあります。水の状態から缶を入れて火にかけ、そのまま忘れてしまうと、缶が爆発してしまったというケースもあるようです。沸騰させたお湯の火を止めてから、缶を入れて温めましょう。
電気ケトルを使う方法
- 電気ケトルに水を入れて、スイッチを押し沸騰させます。
- 缶コーヒーをそのまま入れても良いですが、衛生面で気になる場合は、耐熱用計量カップなどに缶コーヒーを入れて、そこへ沸騰したお湯を満タンに注ぎます。
- 5分~10分くらいそのまま放置します。
その他の湯煎方法
沸騰させた鍋やケトルを使った方法が好ましいですが、他にも炊飯器やホットプレートに水またはお湯を入れて、その中に缶コーヒーを入れて温めるという方法もあります。
電子レンジ用「Hotす~る」を使う
缶をそのまま電子レンジにかけることは、絶対にしてはいけないことですが、便利なグッズを使えば、電子レンジを使い短時間で温めることができます。
「Hotす~る」は、電子レンジの発するマイクロ波の特性を利用して作られたもので、わずか1、2分の時短で温めることができます。「Hotす~る」の容器に水を入れて、缶をそのまま入れて電子レンジで温める方法です。
缶の周りに液体の層をはることで、湯煎と同じ環境となるそうです。熱の循環も考えて作られているため、温度のムラもほとんどないとのことです。販売価格は税込500円、こちらのサイトから購入ができます。
出典:http://www.nishiyama-corporation.jp/product/2
缶ウォーマーを利用する
缶を温める専用のウォーマーを使えば、冷めた缶コーヒーも温めることができます。専用のウォーマーとは、コンビニなどにも置いてある、ボックス型の缶ウォーマーです。手頃な価格であれば5,000円程度から購入できます。
オフィスなどパソコンのある環境で缶コーヒーを温めたい時は、USBにつないで、缶コーヒーを置いて温めることができるウォーマーもあります。手軽でデザインもシンプルなので邪魔にならず、USB電源を使うので安心して使えます。
また、「IH缶ウォーマー」という本格的な缶温め専用のコンパクトなウォーマーもあります。ただ、この商品はスチール缶専用のため、最近多く使われているアルミ缶の缶コーヒーでは使用できないようです。
BESTEK 冷温庫 家庭 車載両用 ミニ冷蔵庫
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01H4K1Z3E/
ドリンククーラーコーヒー 保温 保冷 コースター
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07S1138BN/
中部コーポレーション IH缶ウォーマー DK1BTA
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00GWBYA2A/
外出先で缶コーヒーを温める方法はある?
便利アイテムを使う方法
外出先で冷めた缶コーヒーを温める場合、車のシガーソケットや、モバイルバッテリーがあれば、便利なアイテムを使って、温めることができます。
Miletech トラベラー カップホルダー
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B076LXQ54S/
電源ケーブルをシガーソケットに差し込み電源を入れるだけで、冷めた缶コーヒーを温めたり、温かさを持続させることができます。コンパクトなサイズなので、車のドリンクホルダーにすっぽりと収まり、邪魔にならず持ち運びにも便利です。
LUERME 保温ケース ドリンクウォーマー
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07N6DW418/
モバイルバッテリーを使って給電できる、持ち運びに便利な保温ケースです。蓋もついているので、熱が内部で循環しながら効率的に短い時間で温まります。寒い季節でも外の気温に左右されにくく、電源を切っても2時間くらい温かさが維持できるようでとても便利です。
冷めないよう保温をして外出する
自宅で温かい缶コーヒーを準備できたら、できるだけ冷めないような保温を工夫して外出すれば、温かさが維持できます。発泡スチロールの箱とアルミホイル、使い捨てカイロがあれば、即席加温ボックスが作れます。
発泡スチロールの箱の内側に使い捨てカイロを貼ります。カイロの上から、空気が通る隙間を少し開けながら、アルミホイルを全体に貼りつけます。そして温めた缶コーヒーを入れて、箱のふたをしっかり閉めましょう。隙間が空いている時はタオルなど詰めておくとより効果的です。
缶コーヒーにNGな温め方とは?
直火で温めてはいけない
現在の缶詰は、内側に金属の腐食防止のコーティングがされていて、直火で加熱することで、そのコーティング剤が溶け出し、有害物質が出る可能性があります。また、缶コーヒーは、缶を火にかけて飲むことを想定して作られていません。有害物質がどこまで人体に害があるかはっきりしていませんが、危険なのでやめましょう。
ストーブの上に直接置くのはダメ
ストーブの上に直接置いて温める方法も、とても危険な温め方ですのでやめてください。この温め方は、急に缶が爆発することがあります。フタを空けていても、いなくても、ストーブには缶を温める用途はありませんのでやめましょう。
火をつけたまま鍋で湯煎は危険
鍋で湯煎をする際、火をつけたまま湯煎すると、缶が爆発・破裂してとても危険です。鍋などを使って湯煎する際は、沸騰したら火を止めて缶コーヒーを入れるようにします。水の状態からであっても、缶コーヒーを鍋に入れたまま、火をつける行為は絶対にやめてください。
缶のまま電子レンジは厳禁
電子レンジに缶コーヒーをそのまま入れて温めると、マイクロ波が届かず、火花が散りとても危険で、電子レンジの故障にもつながります。電子レンジを使うときは、専用のグッズを使うことや、電子レンジ対応のカップに中のコーヒーだけを移してから温めるようにして下さい。
まとめ
冷めた缶コーヒーを温める最もポピュラーな方法は湯煎なのですね。
沸騰したお湯に缶コーヒーをそのまま5分ほど入れておく方法ですが、温めすぎたり火をかけたままにすると、缶が爆発する危険があるので注意しましょう。
缶コーヒーをそのまま電子レンジで温めることは、絶対にしてはいけませんが、「Hotす~る」という商品を使えば、電子レンジで短時間で温められるので便利です。