目次
缶詰の捨て方の基本
缶詰の捨て方には基本的な2つのステップがあります。簡単な手順ですのでぜひ真似して上手に捨てられるようになりましょう。
- 未開封で中身が残っている場合は先に中身を捨てて缶詰と分別する
- 缶を洗って捨てる
缶の中身が入っているときは、きちんと捨てるようにしましょう。捨て方は、缶を開けてビニール袋に開けます。その時に缶詰の中身に液が入っている場合はビニール袋の中に予め新聞紙を敷いておくようにしましょう。新聞紙が液を吸ってくれて、ゴミに出した時に液垂れすることを防いでくれます。中身は可燃ゴミとして捨てることが可能です。
残った缶はきちんと洗って捨てるようにしましょう。部位ごとに捨て方が少し変わってきます。詳しくは次のブロックでお伝えします。
缶詰の空き缶の捨て方
ここでは空き缶の捨て方を詳しくお伝えします。ふたと本体で捨て方が少し違うので注意して捨てるようにしてください。
ふたの捨て方
ふたは単体では捨てないようにしましょう。鋭く触れただけでも切れてしまうこともあるので、缶詰本体にまとめて入れてしまうか、缶の中に押し込んで入れるようにしてください。
ふたの分別は地域によって違いますが、資源ゴミか不燃ゴミに捨てるようにしましょう。たまにふたがビニール製や特殊な紙製のシートになっている場合があります。その時は、プラスチックゴミまたは燃えるゴミに分別して捨てるようにしましょう。
缶詰の本体の捨て方
缶詰本体はまずきれいに中を洗ってから捨てるようにしてください。空き缶は基本的にリサイクル資源として捨てます。鉄製の場合は不燃ゴミとしてまとめて捨てるようにしてください。
自分が捨てようとしているものがどちらかよくわからない場合は自治体に問い合わせるようにしてください。くれぐれも適当に捨てるようなことはしないようにしましょう。ルールを守って捨てることが大切です。
空き缶に残った中身の処分方法
空き缶に残った中身を捨てるときは以下の手順に沿って捨てましょう。簡単にストレスなく捨てることができますよ。
必要なもの
- 透明なビニール袋
- 使い終わった歯ブラシ
- ふきんやペーパー
処分する手順
- 中身を取り除いて捨てる
- 水道水ですすぐ
- 汚れが残っていたらブラシでこする
- 缶の水分をふきんなどで拭き取る
- 透明なビニール袋に缶を入れて指定の日に缶ゴミとして捨てる
中身を取り除いて捨てるときは、生ゴミに捨てると臭くなって虫がよってきたりするので、袋に入れて燃えるゴミに分別して出しましょう。なので缶の処理をする日は可燃ゴミ回収の日の前日または当日の朝にすることをおすすめします。
水道水ですすぐときは、2〜3回位缶を揺らして水流を作りながら洗うようにするときれいになるのでおすすめです。
しかし、細かいところはどうしても汚れが残ってしまうので、そのときは使い終わった歯ブラシを使って細かいところまでこするようにしましょう。歯ブラシを使えば大抵の汚れは取れますが、それでも取れないときは食器用洗剤を少し歯ブラシにつけてこすってみてください。きれいにスッキリ落とすことができますよ。食器用洗剤を使った後は水でよくすすぐことを忘れないようにしてください。
缶を洗った後は必ず水分を拭くようにしましょう。水分が残っている状態だと不衛生で、なおかつ臭いの原因にもなります。もし拭くのが面倒な方は、自然乾燥という方法もあるので試してみてください。
缶のゴミは鋭く尖ったところが多いので捨てるときは袋に入れて捨てるようにしましょう。ビニール袋に入れることによって自治体指定の袋と二重になるので、持ち運ぶときも缶の鋭い部分が飛び出る可能性が低くなります。安全のためにも必ずビニール袋に入れるようにしましょう。また、ビニール袋は色付きではなく中身が分かるように透明なものを選ぶようにしてください。
缶詰の缶を洗う時の注意点
缶を洗う時の注意点は4つあります。ケガや安全に関わることなのできちんと守って作業をするようにしてください。
- スポンジを使って洗わない
- 洗うときは柄の長いブラシを使う
- 台所用の手袋をはめて作業する
- 膨らんでいる缶は慎重に開ける
缶を洗うときはスポンジを使わないようにしてください。洗っている時に皮膚に缶の鋭い部分が当たると傷を作ってしまう可能性があるからです。また、缶の先端がスポンジに当たってしまうので、スポンジの劣化も早くなってしまいます。もったいないのでスポンジで洗うのはやめましょう。
スポンジで洗ったらダメということは、何で洗えばいいのでしょうか?この場合は柄の長いブラシで洗いましょう。柄の長いブラシとは歯ブラシなどが1番手に入りやすく手軽に利用できると思います。使い古した歯ブラシを再利用すれば0円で利用することができます。ケガ防止のためにも歯ブラシを使って洗うようにしてください。
また、缶を持つ手には手袋をはめるようにしてください。これも素手で洗うと鋭い部分が当たってケガをしてしまう可能性があります。手袋をはめて清掃作業をすればケガをすることもなく安全に作業することができます。万が一当たったとしても手袋が破ける程度なので安心ですね。
膨らんでいる缶を処分しようとしているときは特に注意が必要です。膨らんでいる缶というのは殆どの場合中身が腐っています。腐敗ガスによって膨らんでしまっているのです。魚系の缶によくみられる現象です。不用意に開けようとすると中身が飛びっ散ったりします。そのため、缶を開けるときは飛び散ってもいい屋外やベランダでおこない、なおかつ汚れてもいい服で開封しましょう。また、缶を開けた時に異臭や変色している場合はすぐに新聞紙とビニール袋に包んで捨てるようにしてください。もったいないからと言って食べようとしたり、冷蔵庫に保存したりしないようにしましょう。
まとめ
今回は缶詰の捨て方についてお伝えしました。最後にもう1度おさらいしましょう。
缶詰の捨て方は、中身と缶の部分を分別して捨てる。
缶のふたは、本体に押し込むか本体にまとめて資源缶ゴミまたは不燃ゴミに分別する。
ふたは稀にビニール製や特殊な和紙製でできていることもあるのでその場合は、プラスチックゴミや燃えるゴミとして捨てる。
缶の本体はリサイクル資源として出す。ただし、鉄製のものは不燃ゴミとして捨てる。
缶に残った中身を洗う時の道具は以下の通り。
- 透明なビニール袋
- 歯ブラシ
- ふきんやペーパー
缶に残った中身を洗う時の手順は以下の通り。
- 中身を捨てる
- 水ですすぐ
- ブラシで擦る
- ふきんで拭く
- 透明なビニール袋に入れて指定の日に捨てる
缶を洗う時の注意点は以下の通り。
- スポンジを使わない
- 柄の長いブラシを使う
- 台所用手袋をはめる
- 膨らんだ缶を処分するときは外で汚れてもいい服でやる
- 腐っている中身は食べたり取っておかずに速やかに捨てる
缶を捨てるときもきちんと決められたルールがあります。しっかりと守って捨てられるようにしましょう。缶詰を捨てるときはこの記事を参考に捨てるようにしてくださいね。