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浴槽に溜めたお湯、そのまま置いておくメリットとは
浴槽にお湯を張って入浴すると、とてもリラックスできますよね。浴槽に溜めたお湯の量はかなりたくさんあるので、そのまま流してしまうのはもったいないと思い、使用後も残しているという人も少なくありません。
- 火災時の消火に使用できる
- 災害時、水道が止まったときに利用する…トイレを流すときなど
浴槽に水をためっぱなしにすることには、上記のようなメリットがあります。
浴槽に溜めたお湯、毎回流すべき?次の日もそのまま使って大丈夫?
浴槽に溜めたお湯を、1回だけの入浴で流してしまうのはもったいないと思う人もいると思います。翌日も、浴槽に溜まったお湯を再利用しても、問題ないのでしょうか?
基本は毎日交換する
浴槽のお湯は、基本的には毎日交換したほうがよいです。
- 人が浸かっているので、皮脂や汗などの汚れが浮いている可能性が高い
- 細菌が繁殖し、仮にも衛生的な状態とはいえない
お湯の中に明らかな汚れが浮いていない場合は、毎日交換しなくてもよいのではないかと感じる人もいるかもしれません。しかし、目には映らないレジオネラ菌は、1日経過した段階でお湯の中で1000倍に大繁殖しています。
レジオネラ菌はテレビなどでも紹介される有害な菌なので、自宅で繁殖させないようにしましょう。
翌日までなら再利用可能なケースもある
どうしても1回の入浴で湯船のお湯を捨てることに抵抗がある場合は、翌日まで使用するようにしましょう。翌日利用する前に追い炊きをして温めておき、いつも通り入浴します。
しかし、最終的に湯船で温まって入浴を終えるのではありません。前日のお湯を再利用して入浴した場合、前述通りレジオネラ菌が繁殖している可能性が否めません。そのため、お湯に浸かったあと体や頭を洗ってシャワーでよく流し、身体を清潔な状態にして入浴を終えるのがおすすめです。
翌日に残したお湯の使用方法
翌日に残したお湯の再利用方法は、以下のものがあります。
- 洗濯物の「洗い」コースで利用する
- 花壇の花に水をやるとき
お湯の中で細菌が繁殖して入り可能性を加味して、残り湯の再利用方法を検討しましょう。細菌の繁殖を考慮すると、食器洗いなど体内に残り湯が入ってしまうような再利用するのは不向きです。
浴槽に溜めたお湯を使用するときの注意点
浴槽に溜めたお湯を利用するときには、蒸気の発生に注意しなければなりません。お湯は冷めきるまで蒸気を出し続けるので、浴室内が蒸気で満たされて高温多湿状態になります。そのまま放置するとカビが発生する可能性が高いです。
翌日まで浴槽のお湯をためておくのであれば、浴槽にふたをしましょう。そうすることで蒸気が浴室内に充満するのを防ぎやすくなります。蒸気の充満を防げば、浴室内が過度に高温多湿状態になりにくくなるのでおすすめです。
まとめ
翌日まで浴槽にお湯をためておくことや、翌日浴槽のお湯を再利用することは、悪いことではありません。しかし、使用方法や保存方法には十分注意しましょう。