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パンは賞味期限が短い食品…賞味期限切れは食べたらダメ?
多くのご家庭で、パンは朝食やおやつ代わりなどに活躍してくれますよね。そのため、頻繁にパンを購入するという人も多いと思います。しかし、パンは賞味期限が短い商品が多く、「食べずに期限切れになってしまった」という苦い経験を持つ方も多いでしょう。
では、パンは賞味期限が切れてしまうと絶対に食べてはいけないのでしょうか。
基本的にパンは『消費期限』が設けられている
一般的に、パンは『賞味期限』ではなく『消費期限』が設けられています。賞味期限が「この日までならば美味しく食べられますよ」という期限を指すのに対し、消費期限は「この日までならば安全を保障できます」という期限を指します。
つまり、パンに設けられている消費期限を過ぎてしまうと、見た目ではわからなくても細菌が繁殖している恐れがあるため、安全を確保できなくなってしまうのです。
細菌や食中毒菌が繁殖したパンを食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐などの症状を引き起こし、脱水症状などの命に関わるリスクも考えられます。パンが消費期限を過ぎている場合は、もったいないと思いがちですが処分しましょう。
夏場や梅雨の時期は食べる前にパンの状態を要チェック
パン屋さんで販売されているパンの消費期限は1〜3日、市販されているパンは3日〜1週間の消費期限を設けている場合が多いです。
しかし、気温の高い夏場や湿度の高い梅雨の時期は、消費期限の日を迎えずにパンが傷んでしまうことも多いので、消費期限を過ぎていなくても食べる前に状態をチェックする必要があります。
消費期限を過ぎていないパンであっても、腐っているサインや傷んでいるサインを見せている場合は、健康上の安全面にリスクが伴います。残念ですが食べずに廃棄処分しましょう。
絶対に口にしてはいけないパンが出す4つのサイン
消費期限を過ぎていなくても、保存状態によってはパンが傷んでしまうケースはよくあります。ここでは、すでに腐っている可能性の高い絶対に口にしてはいけないパンの特徴を紹介します。
1.酸っぱい臭いを放っている
パンを嗅いだ時に、明らかにパンから発生する香ばしい匂いではなく、どこか違和感の覚える酸っぱい臭いを放っている場合は危険です。
すでに腐っているために臭いに異変が生じている可能性があります。見た目に異常が見られない場合であっても、中で細菌が繁殖している恐れがあるので処分しましょう。
2.カビが生えている
カビが生えているパンを見たら、多くの人が「食べるのをやめよう」と思うでしょう。実際、カビが生えているパンを食べてしまうと、腹痛や嘔吐、下痢などの症状を引き起こす恐れがあります。
また、同じ袋に入っている他のパンも同様です。他のパンにカビが生えていない場合でも、同じ袋にカビの生えたパンが入っている場合、カビ菌がうつっている可能性があります。
健康の安全を考えるならば、カビが生えたパンはすぐに処分し、同じ袋に入っているパンも同時に廃棄処分するべきでしょう。
3.ちぎった時に糸を引く
パンを食べようとちぎった際、スーッと糸を引く現象を見たことはありませんか。これは保存環境が悪かったり、消費期限を過ぎてしまったため、雑菌が繁殖して腐っているサインです。
表面に問題はなくても、中身に問題があれば体調を崩してしまう危険性が高まります。残念ですが、食べずに廃棄処分してください。
4.口に入れたときに味に違和感を覚える
ここまで紹介したサインがパンを口に入れるまで確認されなかった場合でも、口に入れた途端、「味がおかしい」「なんだか酸っぱい味がする」と違和感を覚えたのであれば、食べることを中断してください。
口に入れたときに味や食感に違和感を覚える場合は、目に見えずとも細菌が繁殖している可能性が非常に高いです。そのまま全て食べきってしまうと食中毒症状を引き起こす危険性があるので、その後は食べずに処分しましょう。
消費期限が切れたパンは食中毒の恐れも…食べずに処分して
いかがでしたか。消費期限が切れたパンは、たとえ見た目で異常が確認できなくても細菌が繁殖している恐れがあります。また、紹介した腐っているパンに見られる特徴が確認できた場合も同様です。もったいないと感じてしまいますが、これらのパンは食べずに処分しましょう。