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米びつには虫が湧くこともある。ベテラン主婦の方にとっては当たり前のことかもしれませんが、若い世代の新米主婦の方の中には、そもそも米に虫が湧くという事態にピンとこない方も多いのではないでしょうか。
しかし、米は保存性が悪いとコクゾウムシやコナダニなどの虫がわらわらと群がりトラウマ級な光景を目にしてしまう恐れがあります。
そうした悲しい事態を回避するためにも今回は、お米を虫から守るための対策3選を紹介します。
米びつ専用防虫グッズ
米の虫対策として定番中の定番なのが、米びつ専用の防虫グッズ。防虫といっても薬剤などによるものではなく基本的には天然成分を活用した商品が多め。唐辛子やワサビ、緑茶などがよく使用されます。天然由来なのでお米と一緒に米びつに入れても安心です。
市販の商品でなくとも、乾燥させた唐辛子や備長炭などでも代用可能です。ただし、防虫グッズだけでは虫の侵入を防ぎ切れないことも多いため、後述する対策と併用しましょう。
密閉容器に保存
密閉容器に米を保存するのも、有効な虫対策のひとつです。密閉性が高い保存容器に米を仕舞うことで、小さな虫が入り込むことを防いでくれます。シンプルですが、防虫効果は高め。前述した防虫グッズと組み合わせることで、より高い虫対策となります。
注意したいのが買い置きしておいた未開封のお米。袋を開けずに保存しておいたとしても、袋にある微小な空気穴から虫が侵入する恐れがあります。お米を買ってきたら必ず密閉性が高い容器にお米を仕舞いましょう。
冷蔵庫保存
より本格的にお米の虫対策を実践したい方は冷蔵庫保存をおすすめします。冷蔵温度で保存することで、虫が居座りにくくなります。確実に虫対策を実践したいのであれば検討するべきでしょう。
ただし、冷蔵保存にはひとつリスクが存在します。それは結露によりカビが発生する恐れがあること。何かの拍子に温度変化が起きた際、米に結露が生じ水滴が付着します。そうすると、カビ菌が繁殖。虫とはまた別の被害を被る可能性があります。
結露を避ける必要があるため、一度冷蔵庫保存した米を常温保存に切り替えることは避けましょう。
もしも米に虫が発生したら
万が一、お米に虫が発生してしまった場合、その米は食べられるのか?結論としては、虫を取り除きさえすれば食べることは可能です。ザルでふるいにかけたり、新聞紙などの上に広げ日陰干しをすれば、大半の虫は取り除けます。
ただし、衛生的な不安が取り除かれる訳ではありません。どれだけ気を付けて取り除いても微小な虫を完全に除去し切るのは困難。場合によってはアレルギー症状を起こす心配もあります。
基本的には、お米に虫が発生してしまったときは諦めて捨てる方が無難です。
今回の記事を参考にお米の虫対策を見直してみてはいかがでしょうか