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夏の風物詩であるセミ
夏といえば、外に出れば必ずといっていいほど耳にするセミの声。セミの声が聞こえてきたら夏を感じ、夏が終わることにセミも姿を消しますよね。では、どうしてセミは、あんなにも大きな声で鳴くのでしょうか?セミに関する豆知識を増やして、夏休みの自由研究の材料にしてみましょう!
セミに関する豆知識6選
セミにまつわる豆知識は、以下のものが挙げられます。
1.セミの寿命は1週間ではない!
セミといえば、羽化したら1週間で死んでしまうはかない命と思っている人が多いのではないでしょうか?セミは長寿とは言えない昆虫ですが、1週間以上生きることは可能です。では、どうして1週間しか生きられないという情報が出回ったのでしょうか?
- 飼育下のセミは1週間くらいで死ぬため
- 外敵が多く、命を落とす機会が多い…野鳥や野良猫、虫取り少年など
- 死んだセミが結構道路に転がっているため…早く死ぬから死骸も多いと思いがち
セミは、野生では1か月くらい生きるといわれています。上記のような情報がたくさん出回っているため、短命だと思いやすいのかもしれません。
2.セミは謎多き生き物
セミは人間につかまったり飼育されていると、1週間ほどで死んでしまいます。そのため研究がなかなか進まず、研究者の中でも謎多き存在なのです。まだまだ解明されていない部分が多いので、もしかすると自由研究の結果が大発見につながるかも…!?
3.オスだけが鳴く
セミは種類によって鳴き声や鳴く時間帯が異なりますが、大きな声で合唱しているのはオスだけです。求愛のため、毎日声を張り上げてメスを自分の元に引き寄せようと頑張っています。
あんなに頑張って鳴いていても、お嫁さんをもらえず息絶えていくオスのセミは4割ほどいるようです。残酷な現実に、オスのセミは日々立ち向かっています。
4.セミのおしっこの正体は水
セミは、樹液を吸って生きています。飛び立つときにかけるおしっこは、ほぼ水のような成分で、人間や動物などのおしっこのように有害な物質や細菌が豊富に含まれているわけではありません。
また、セミがおしっこをして飛び立つ理由はいくつか挙げられていますが、実際の理由はまだわかっていないとのこと。
5.セミはめちゃくちゃ目が悪い
セミは目が悪いので、とりあえず垂直に立っているものであればしがみつくために突進します。そのため、電柱でも木でも人間でも、近くにあるものには飛んでいきます。
セミがこちらを意図的にロックオンして飛んできているのではなく、人間であろうとなかろうと目に留まったから飛んで行っているのです。目が悪くなければ、自分たちに危害を加えてくる対象の人間には近寄らないでしょう。
6.セミファイナルがあるか、すでに死んでいるのかの見分け方
セミがひっくり返っていると、生きているのか死んでいるのかわからないですよね。近寄ったら暴れてこちらに掴みかかってこようとするセミファイナルは、トラウマもののセミが見せる暴挙です。
- セミファイナルがあるセミ…足が体から目いっぱい伸びた「パー」の状態
- 死んでいるセミ…足が体の真ん中に集まっている「グー」の状態
セミファイナルの有無は、足の状態でチェック可能なのです!
まとめ
セミには、いろいろな雑学があります。研究の余地が多く残されてる虫なので、ぜひ自由研究で取り上げてみてください。