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シンクのピカピカを掃除で取り戻そう!
錆にくく、汚れを落としやすいのが魅力のステンレスシンク。耐久性があるため多くのキッチンでステンレス製シンクが採用されていますよね。それでも実際に使っていると、思っていたより汚れが蓄積している…と感じる方も多いのではないでしょうか。
シンク(流し台)の汚れは水道の水に含まれるミネラルやカルシウムなどが付着し続けることで固まります。いつも食器洗いで使っている道具ではなかなか落ちないので、頑固な汚れ落としに必要な道具を使いましょう。
シンクがキレイだと料理も洗いものもワクワクしますよね!汚れをピンポイントで落とす技を身につけて新品だった頃のピカピカシンクを取り戻しましょう。
汚れ別!ステンレスシンクを掃除する方法
シンクにこびりつく3種類の汚れに合ったそれぞれの洗い方をご紹介します。
白い汚れを落とすには重曹を使う
白い汚れの原因は、洗剤の残りカスを放置してできたもので「金属石鹸」といわれるものです。
この金属石鹸を落とすには重曹が最適!
重曹は粒子の中に振れたものを磨き上げる性質があります。これを利用して、金属石鹸を重曹で引きはがすように洗いましょう。
また、重曹は油を吸着させる性質も持っています。小麦粉のように油にぴったりくっつくのです。金属石鹸を落とす以外に食品の汚れにも有効です。それではその手順を見ていきましょう。
- シンク全体を水で濡らす
まずはシンク全体を水で濡らします。水をかける理由は重曹をしっかり密着させるためです。汚れを落とすときは高温が良いと聞きますが、今回は重曹を使った「浸け置き式」なので水温は気にしなくてOK! - シンク全体に重曹を振りかける
水をかけたらシンク全体に重曹を振りかけましょう。まんべんなくかけてくださいね。汚れのひどいところは重点的にかけていきます。シンクはもちろん作業台もついでに洗っちゃいましょう。 - キッチンペーパーをかぶせる
重曹を全体的にまぶしたら、上からキッチンペーパーをかけてください。重曹をしっかり浸け置きしたいので、出し惜しみせずシンクが見えなくなるくらいペーパーで埋めます!汚れがあるところと無いところにムラがあると台無しです。 - ペーパーを貼り付けて3時間待つ
ペーパーをかけただけでは汚れに密着しにくいので、ペーパーの上から霧吹きを噴きかけてびしょびしょに濡らします。そのまま3時間浸けて待ちましょう。 - 仕上げにスポンジで磨く
3時間たったらペーパーを取ります。するとビックリ!重曹が金属洗剤や汚れをぎゅぎゅっと浮かしているはずです。最後にスポンジで軽く磨きながら汚れを落としましょう。そして水で流します。このときは熱いお湯の方が油汚れも落としやすいです。
重曹はサビ落としにも効果的
シンクにできる錆びの原因は他の金属と触れ合うことが主な原因です。これを「もらい錆び」と呼びます。空き缶や包丁などの金属をシンクで洗い流すと金属成分が溶け出してシンクに付着。これをすぐに落とさず放置する事で錆びができるのです。
もう一つの原因はシンク自体が錆びるパターン。シンクに傷ができるとそこに水分が入り込み、その部分が空気に触れ続けて錆びます。
フライパンや鍋など、硬い調理器具がぶつかることで傷がつくパターンがほとんどですね。それでは落とし方を見ていきましょう。使うのは重曹とメラミンスポンジの2つです!
- シンク全体を水で濡らす
錆びの場合全体を洗うのではなく、ピンポイントで錆びを落とします。そのためにまずはシンクをまんべんなく濡らしてください。お湯の方が汚れを落としやすいです。 - シンクをスポンジで洗う
次にシンク全体を普通のスポンジで洗います。シンクの汚れを落としたら、錆びた部分が浮き出てきましたね。 - 錆びた部分に重曹をかける
錆びた場所が分かったらその場所に重曹を振りかけます。浸け置きは必要ありません。 - メラミンスポンジで錆びをこすって落とす
重曹をつけたらすぐにメラミンスポンジで軽くこすって汚れを落としましょう。 - 水ですすいで拭き上げる
最後に水で洗い落とし、布巾やペーパーで拭き上げましょう。
頑固な汚れの落とし方
重曹を使ってもどうしても落ちない頑固な錆びや水垢汚れ。力ずくで落とそうと無理やりこすってもシンクが傷ついてしまうだけです。頑固な汚れを落とすときはより強力な洗剤を使用します。頑固な錆びを落とす手順、頑固な水垢汚れを落とす手順の2つを見ていきましょう。
頑固な錆びを落とす場合
頑固な錆びを落とすときは、「漂白剤」または「クレンザー」を使用します。
- 錆びた部分に直接漂白剤かクレンザーをかけます。表面に汚れがあると落としにくいので前もって表面の油汚れは落としておきましょう。
- 浸け置きせずにすぐにスポンジでこすります。
- 錆びが落ちたら、水で流します。錆びがキレイに流れないとシンク上か排水溝でまた錆びになってしまうので十分な水量で流してください。見える部分は拭き上げるとより安心です。
頑固な水垢汚れの落とし方
頑固な水垢を落とすときは「酸性洗剤」を使用します。酸性洗剤は非常に強力なのでこびりついた水垢を落とすのに有効です。しかし、その分触れるとお肌が荒れてしまうので、使用するときはゴム手袋を着用してください。
- 水垢に酸性洗剤を噴きかけます。決して汚れていない部分には噴きかけないでください。
- スポンジで酸性洗剤を伸ばしながらシンクを磨きます。汚れていない場所までに伸ばし過ぎないように注意してください。
- 酸性洗剤は長く浸けていると腐食が始まるので、水垢を落としたらすぐに水で洗い流します。
排水口の受け皿は「重曹+クエン酸」が効果的
排水口の受け皿がステンレスの場合、シンクと同じように重曹で掃除できます。ただし受け皿では、それにクエン酸をプラスして掃除するのがおすすめです。この2つを組み合わせることにより泡が発生し、より効率的に汚れを落とせます。
クエン酸がないときは、料理用のお酢でも代用可能です。シュワシュワと泡立ってくると有害な物質が発生していないか不安になりますが、重曹もクエン酸も有害な物質は入っていないので安心してください。
この方法では、使わなくなった歯ブラシとスポンジを使います。
- 歯ブラシでゴミを取り除く
まずは、受け皿に溜まった食べかすや野菜の切れ端など目に見えるゴミを歯ブラシで取り除きましょう。取り終わったらスポンジで磨き、全体をさっと軽く流します。 - 重曹をふりかける
取り外した受け皿に、重曹をふりかけます。もとのステンレスが隠れるくらい、たっぷりとふりかけるのがポイントです。 - クエン酸水をかける
クエン酸水(1カップに対してクエン酸小さじ2)を、受け皿にかけます。 - 30分程度置く
そのまま30分浸け置きします。重曹とクエン酸が化学反応を起こして、シュワシュワと泡が発生します。この泡が、受け皿にこびりついた汚れを浮かせてくれます。 - 歯ブラシでこすって水洗い
30分経ったら、歯ブラシでこすりながら汚れを落とします。最後に水で洗い流したら、排水口に戻しましょう。
ステンレスシンクを掃除するときのコツ
ステンレスシンクを洗うときの注意点です。これを守ればキレイなシンクを保てます。
錆びを落としたらしっかり水で流す
上で紹介したやり方で錆びを落としたら、必ずしっかりと水で洗い流してください。もしも錆びた部分を十分に流さないでいると、また錆びが復活してしまいます。
側面を洗うときは「横」に向かってブラシをかける
ステンレスシンクの側面をスポンジで洗う時は、「横」方向に向かって洗ってください。なぜかというと、ステンレスシンクの側面には光沢を出すためのラインが入っています。
縦方向やぐるぐると腕を回すように洗うと横のラインに傷がつくのです。傷がつくと光沢が消えるだけではなく、傷口から水分が入り錆びの原因となります。
ステンレスシンクの掃除に役立つ洗剤や道具
おすすめのシンク清掃グッズを2つ紹介します!これがあるだけでいつものお手入れがグッと楽になること間違いなし。
ACT スクラブクロス
水や洗剤を一切使用せず、拭くだけでシンクをキレイに出来る「魔法のクロス」です。
このクロスは表面にマイクロファイーバー素材がスクラブ状に集まっているので、こするだけで汚れを絡めとって落とすことができます。シンクをがっつり洗わなくても、このクロスでマメに拭き上げるだけでキレイな状態を保てるでしょう。
パックス重曹F
パックス重曹Fは基本は食品用の重曹として作られました。ですが、お菓子作りやシンクのお掃除、鍋にこびりついた焦げ落としと幅広く使える万能な重曹です。キメが細かいので水に溶けやすいのが特徴。調理時はダマにならず混ぜることができます。
また、汚れに振りかければしっかりと吸着するので汚れを残さず落とすことができるのです。シンクだけでなく、床の掃除やトイレ掃除など頑固な汚れにもしっかり対応してくれます。
クリームクレンザージフ
家庭用クレンザーとしておなじみの「ジフ」は、研磨剤と界面活性剤で頑固な錆や汚れを落とします。汚れよりも固いとされる天然成分を研磨剤として使用しているので、ステンレスを傷つけずに錆びや汚れを落すというわけです。
また研磨剤が入った洗剤には「粉末」と「クリーム」の形状がありますが、ジフはクリームタイプ。粉末よりも粒子が細かいので、粉末では落とせないような小さな汚れにまで効果を発揮するそうです。
キーラ
頑固なステンレスの水垢汚れには、酸性洗剤の「キーラ」がおすすめです。水垢をしっかりと落としながらも、ステンレスを傷めにくいのが特徴。大切なシンクを掃除するのにもってこいな洗剤です。
配合されているクエン酸は、水垢や石鹸カスを落とすのに効果的。また4つの洗浄成分がぬめりにも効くので、ぬめりやすい排水口の受け皿にも向いています。
ステンレスシンクの掃除頻度はどのくらいがいいの?
ステンレスシンクは「毎日洗う」のが理想です。汚れや錆びは放置するほどにどんどん強力にこびりつきます。強い汚れは汚れを落とすときにそれだけ強い道具・強い洗剤を使ううえに、手間暇がかかりますよね?
強力な道具を使うということは「シンクの劣化」に繋がるのです。シンクの劣化は汚れが付きやすくなったり錆びやすくなったり、傷だらけで見た目もみずぼらしくなってしまいます。そうなると、シンク全体を研磨剤で磨かない限り元のピカピカ状態に戻すことはできません。
食器を洗った後に軽くシンクを洗う習慣をつけましょう。軽い汚れなら、ちょっと重曹をかけてスポンジでこするだけで十分キレイになります。
さいごに
以上がステンレスシンクの洗い方3パターンと掃除のコツ、おすすめの清掃グッズでした。ステンレスシンクに付着する頑固な汚れの正体は水道水に含まれるミネラル分、空き缶や包丁を洗ったときの鉄分、食品を洗ったときの油分です。
それぞれの性質に合わせた洗剤と道具を使用してシンクをキレイにしましょう。汚れがひどくなると強力な洗剤が必要です。強力な洗剤は確かに頑固な汚れは落ちます。ですが肌やシンクにダメージを与えてしまうので多用はできません。
毎日シンクを清掃すれば、手間もかからず、シンクに余計なダメージを与えずに済みます。ピカピカのシンクでお料理や洗い物をするのってワクワクしませんか?新居に住んだ頃に戻ったように思えるでしょう。
反対に、汚れたシンクやキッチンでお料理しているとなんだか気持ちが落ちてしまいます。明るい気持ちで作る料理は絶品!真心を込めたお料理を作るためにも、シンクをキレイに保ちましょう。