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壁掛け時計の時刻がズレてしまう原因6つ!
壁掛け時計の時刻がズレてしまう原因を6つに分けてご紹介します。
1.電池切れ(電池の残量不足)
時刻がずれたり針の動きがおかしくなったら、時計本体の故障よりも電池切れや残量不足を疑いましょう。電池の寿命が原因の場合は、徐々に症状がでるというより、突然おかしくなるとのことです。
一般的に電池の寿命は2年程度で、完全に電池切れになると時計は止まってしまいます。秒針が数秒を一気に進んだ場合は、とりあえず電池交換をしてみましょう。
2.部品の経年劣化
電池を新しいものに交換しても動かない場合は、部品に関するなんらかの故障や不具合が考えられます。部品の中には経年劣化によって交換が必要なものも含まれているためです。購入先の店舗に修理が可能かどうか、または部品の在庫はあるのかなど確認してみましょう。
3.磁気の影響
パソコンや冷蔵庫、テレビなどの家電からは磁気が発せられていますが、時計は磁気の影響を受けることで、時間が狂ったり止まってしまうことがあります。歯車やぜんまいなど部品に繊細なものが多いため、いったん磁気を帯びてしまうと磁気が残り、精度に影響が出やすいそうです。
解決法は磁気を取り除く磁気抜きの作業が必要になります。修理に依頼すると短時間で作業してもらえますし、軽い磁気抜きは自分でも行えるケースもありますので、諦めずに対処してみましょう。
4.湿気の影響
防湿・防塵構造を備えた掛時計は別として、通常の掛け時計は湿気に弱いため湿度によって正常に動かなくなることも考えられます。お風呂・洗面所・キッチンなど水周りでの使用や、時計の真下に加湿器を長時間置いている、などは注意が必要です。
5.衝撃
壁から落下しなくても、地震などで壁掛け時計に衝撃が加わると、電池や針、文字盤、ムーブメントなどに影響が及んで時刻がズレてしまうこともあります。
常に数秒、数分狂っている場合は「針ズレ」という状況のため、『基準位置合わせ』が必要となります。多くが取扱説明書に「規準位置合わせの方法」が書いてありますので、時計の取扱説明書を見て確認してみましょう。
6.寿命
時計の寿命は、定期的なメンテナンスをしないで使っている場合、一般的に5~10年程度とされています。電池を交換しても時刻がくるってしまったり、針の動きがおかしい場合は、使用年数を確認してみましょう。寿命の可能性もあります。
直しても狂ってしまう時の対処法
直してもすぐに時計が狂ってしまう時は、時計に合った電池選びができているか確認してみてください。実は、時計にはそれぞれ合った電池のタイプがあり、メーカーが取扱説明書などに推奨電池を記載していることが多いです。
推奨電池を使用しないと誤動作が起こったり電池寿命が短くなったりする可能性も。また、2個以上の電池を使用する商品の場合は、新しい電池と古い電池を混ぜて使用するとトラブルが起きる可能性もあるため、電池は同じタイミングで変更するのがよいでしょう。
まとめ
壁掛け時計がすぐに狂ってしまう場合、電池の寿命や残量不足が原因のことがほとんどです。また、時計をかけている場所に問題がありすぐに止まってしまうこともあります。例えば、湿度の高い場所や家電の磁気の影響を受けやすい場所に設置しているケースです。
他にも、地震や何らかの衝撃によっても狂うことがあり、この場合は『基準位置合わせ』が必要となります。時計本体にも部品にも寿命はありますので、長く使う場合は定期的なメンテナンスを取り入れなが使用すると安心です。