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おでんのお肉は牛すじ以外でもOK?
おでんの具で肉系といえば牛すじ。牛すじはおでんの肉系具材の定番で、人気ランキングでもダントツの1位です。コンビニのおでんにも牛すじが入っていますが、おうちで作るおでんに牛すじは入っていますか?
おうちのおでんに牛すじを入れないという方に理由を聞くと「牛すじが苦手」「牛すじは高い」「牛すじの下処理が面倒」「いつも行くスーパーに牛すじが販売されていない」「他のお肉を入れている」などさまざまですが、おでんのお肉は牛すじ以外でもOKです!
おでんの肉具材は牛すじ以外にもたくさんありますので、スーパーに牛すじが販売されていない場合は代わりのお肉を買いましょう。
牛すじ以外におでんの肉具材になるものとしてよく使われるのはウィンナーやつくねなどですが、他にも鶏の手羽先、手羽元、豚バラ肉などさまざまな肉をおでんの具材にできます。次のブロックでは牛すじ以外の肉具材について具体的に説明します。
《 ポイント 》
- おでんの肉は牛すじ以外でもOK。
おでんのお肉で牛すじの代用となるもの12選!
ちくわ、はんぺん、がんもどき、さつま揚げ、ちくわぶなど練り物ばかりだとあきちゃいますよね。また、お肉から出る肉汁はおでんの旨味を濃厚にしてくれます。やっぱり牛すじ以外でもお肉は外せません!
ここでは牛すじ以外のおでんの肉具材を紹介します。
豚バラ肉
豚バラ肉はジューシーで、煮込むとの濃厚な肉汁が出て美味しくなります。
豚バラ肉は、スライスしたものとブロックのものがあります。スライスしたものは竹串などにくるくる巻き付けるか、ネギに巻き付けて煮込みましょう。
牛すじは長時間煮込む必要がありますが、豚バラ肉は牛すじより柔らかいので竹串に巻き付けた肉の場合は10分程度煮込めばOKです。もし、豚バラ肉の脂が気になる場合は下茹でしてから煮込みましょう。
豚ブラのブロックの場合、2~3cm程の厚切りにし、鍋に水と酒を少々入れて沸騰させたら豚バラブロックを入れて20分ほど下茹でします。
20分たったらザルにあけ、表面についたアクや汚れを水で洗い流すかキッチンペーパーで拭き取り、おでんのつゆで1時間程煮込みましょう。ブロック肉がやわらかくなったらOKです。
豚バラブロックをすぐ柔らかくしたい場合は圧力鍋を使うと時短になります。
スペアリブ
スペアリブは肉汁だけでなく骨から出る旨味がジューシーです。
スペアリブの場合、鍋に水と日本酒を入れて沸騰させ、スペアリブを入れて下茹でします。スペアリブをザルにあけ、表面についているアクや汚れを水で洗い流します。
ほとんどついていない場合はキッチンペーパーで拭き取るだけでもOKです。おでんのつゆに入れ、1時間程煮込みましょう。スペアリブが箸で切れるくらいになったら完成です。
鶏の手羽元や手羽先
鍋に水と日本酒を入れて沸騰させ、手羽先または手羽元を入れて20分ほど下茹でします。
鶏の手羽先または手羽元をザルにあけ、表面についているアクや汚れを洗い流します。おでんのつゆに入れて30分程煮込みましょう。手羽先または手羽元が柔らかくなったら完成です。
鶏のもも肉
鶏もも肉を加えることで、鶏のだしを入れたようなコクのある風味になります。
鶏もも肉を食べやすい大きさに切ります。鍋に水と日本酒、塩を少々入れて沸騰させ、鶏モモ肉を入れて4分程下茹でしたらザルにあけて水気を切ります。おでんのつゆに入れて30程煮込みましょう。
鶏肉団子
鶏肉団子はおでんのつゆが染み込みやすくしっかりした味付けになります。
ボウルに鶏ひき肉、卵白、ショウガ。塩を入れ、粘りがでるまでしっかり練ります。スプーンですくって丸め、おでんの汁に入れて3分程煮込めばOKです。
ウインナーソーセージ
ウインナーソーセージとおでんの相性はバツグンです。皮はパリッと、中がジューシーになります。おでんのつゆにウインナーを入れて煮るだけです。ウインナーに切り込みを入れると味が奥まで染み込みます。
ロールキャベツ
ロールキャベツから出る肉汁がおでんを美味しくします。ロールキャベツをおでんのつゆに入れ、30分程煮込めばOKです。ロールキャベツを作る時間が無い時は、市販のものや冷凍のロールキャベツでOKです。
スパム
スパムは洋食の食材として使われることが多いですが、ウインナーソーセージのようにおでんとの相性が良くと、おでんに入れるとスパムの旨味が溶けて美味しくなります。
豚足
豚足も牛すじ以外の肉としておでんに使うことができます。ただし、豚足はしっかり下処理してからおでんのつゆで煮込みましょう。豚足の下処理として、豚足の皮の表面を火で炙り、豚足の皮に残っている毛をしっかり洗い流します。
豚足は他の肉と違って水から茹でて沸騰したら10分間放置します。鍋にたっぷりの水、ネギの青い部分、ショウガスライス、豚足を入れて弱火で40~50分程弱火でじっくり茹で、竹串が通れば下茹でOKです。冷めたらおでんのつゆに入れて1時間程煮込みましょう。
牛肉
牛肉の表面をこんがり焼くことで肉の中の旨味を閉じ込めてジューシーで美味しくなります。カレー用の牛肉を食べやすいサイズに切り、フライパンを熱して牛肉の表面をこんがり焼きます。おでんのつゆに入れて30分程煮込みましょう。
ベーコン
厚切りベーコンの旨味がおでんのつゆに溶けだして香ばしい風味になります。厚切りベーコンを3cmの厚さに切り、おでんのつゆに入れて煮込みます。
ハラミ
ハラミというと焼肉のイメージがありますが、おでんに入れるとおでんの味がしっかり染みてぷりぷりした食感で美味しくなります。
鍋に水とお酒を入れて火にかけ、沸騰したらハラミ入れて20分程下茹でします。ザルにあけてハラミについているアクや汚れを洗い流し、おでんのつゆに入れて30分程煮込みましょう。
《 牛すじ以外のおでんの肉系具材 》
- 豚バラ肉
- スペアリブ
- 鶏の手羽元や手羽先
- 鶏のもも肉
- 鶏肉団子
- ウィンナー
- ロールキャベツ
- スパム
- 豚足
- 牛肉
- ベーコン
- ハラミ
おでんのお肉で牛すじの代用を使う時に気を付けること
おでんに牛すじ以外の肉を使う場合の注意点をご紹介します。
煮込み過ぎない
おでんに牛すじ以外の肉を使う場合、肉によっては煮込み過ぎると美味しくなくなるものがあります。ささみなどは煮込み過ぎるとパサパサした食感になりますので注意しましょう。
肉の表面を焼く
豚バラブロックは、フライパンを熱し、油をひかずに中火で肉の表面がこんがりキツネ色になるまで焼いてから下茹でします。肉の旨味を閉じ込めて肉を美味しくやわらかくします。
下茹でする
下茹でして肉のアクや汚れ、余分な脂を取り除きましょう。下茹でしても旨味は残りますし、アクや汚れや脂が取れると味が染み込みやすくなります。
《 ポイント 》
- 肉を煮込み過ぎない。
- 肉の表面を焼いて旨味を閉じ込める。
- 下茹でしてアクや汚れを取る。
最後に
おでんに牛すじ以外のお肉を使う場合、お肉を下処理をすることをおすすめします。
下処理をすることで肉のアクや汚れがとれますので、おでんの味が染み込みやすく肉の旨味も味わうことができます。
また、脂の多い肉を使う時は下茹でで余分な脂を落としてからおでんのつゆに入れて煮込みましょう。脂が多すぎるとおでんの他の具材に肉の脂が貼りついて具材の味を落としてしまいますので注意してください。いつものおでんに牛すじ以外の肉を入れて美味しく食べましょう。