服についた油汚れやシミを洗濯で落とす方法とコツ

服についた油汚れ

どんなに気をつけていても油汚れやシミは服にできてしまうものです。付着した汚れが気になるのかは人によって違いますが、やはり服は綺麗に着たいものです。一度ついた油汚れやシミを落とすのは難しいですが、きちんと処理をすれば十分に汚れは落とせます。洗濯前の処理の仕方と、汚れの原因に合わせた洗い方を知ることが大切です。ここでは、そんな汚れに合わせた処理の仕方などを紹介していきます。

服についた油汚れを落とすには

服についたシミを洗う

食べこぼしや油性ペンの汚れがついてしまった、メイクが服についてしまったなど服が汚れてしまう経験は誰にでもあります。汚れを落とす時に大事なのが、その汚れが油汚れなのか水溶性の汚れなのかを知ることです。

それぞれに対処方法が異なるため注意が必要となります。特にしつこいシミになってしまうのが油汚れです。油汚れはクリーニングしないと落ちないと思っている人も多いですが、自宅でもきちんと処理することで汚れは十分に落とすことができます。

油汚れを落とす時のポイントは2つあり、ある程度高い温度のお湯で洗うこと、中性洗剤などを使って手洗いすることがポイントです。

服についた油汚れを洗濯で落とす方法

洗濯機 血 シミ

上では大まかな汚れの落とし方についてご紹介しましたが、具体的にどういった方法や手順できれいにするのかを以下でご紹介していきます。

下処理・染み抜きの方法

洋服は一度油汚れがついてしまうと、汚れを落とすのに苦労してしまいます。油汚れといっても食用油やクレヨンや油性ペンなどの顔料が混ざっている油、口紅やファンデーションなどのメイク用品の油などの種類がありますが、基本的には汚れの落とし方はどれも一緒です。

手順1(※重曹など)

小さい汚れであれば中性洗剤を歯ブラシにつけてトントンと軽く叩くようにしてなじませます。優しく毛先で馴染ませることで繊維が傷むのを防げます。

範囲が広い場合には重曹を利用します。重曹に水を加えてペースト状にしたら、シミを覆うように塗り込んでいき、そのペーストの上から中性洗剤を数的垂らしてなじませるように揉み込みます。しばらくお湯の中に放置すると汚れがゆっくり分解されます。

手順2

お湯の中に放置した服は時々かき混ぜていきます。かき混ぜることで汚れがお湯に浮きやすくなり、30分以上つけたら汚れをすすいで洗濯機に入れて染み抜きは完了です。

頑固な油汚れの場合

染み抜きのイメージ

手順1

油汚れの中には黒いシミになってしまい、なかなか落ちないものもあります。これは油汚れの上に埃がついてしまっている状態です。そのため、汚れを落とすためには埃をとることから始めます。

これも中性洗剤を歯ブラシにつけて、優しく擦り落としていきます。力強く落とそうとすると繊維が傷みます。埃を落とすと徐々に色が薄くなっていくため、黄色くなったら弱アルカリ性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置きしてから洗濯します。

手順2

中にはファンデーションや口紅などの油汚れが落ちないというケースもあります。そんな時には、メイクを落とすためにあるクレンジングオイルを利用するのがオススメです。

濡れていない服にクレンジングオイルをつけて、優しく歯ブラシでなじませていきます。汚れが落ちたら水で洗い流します。

オイルが乳化すると水が白く濁るため、濁らなくなるまで水で洗い流します。水が綺麗になったらこれも洗濯機に入れて通常の洗濯を行います。

服についた油汚れにおける注意点

手洗い

汚れがついてしまった時は、ある程度の対処や応急処置が必要です。時間が経つと落ちにくくなるので、以下の方法で対処するといいでしょう。

時間が経った服の油汚れ

時間が経ってしまった油汚れは、一見どんな汚れなのかがわからなくなってしまいます。また、汚れが繊維の奥に入り込んでしまっていたり、シミの成分自体が変化している可能性もあります。

そんな時には、まずどんな汚れなのかを知ることから始めます。油汚れであればアルコールやベンジンなどに反応して落ちます。アルコールなどを使っても落ちない場合には水溶性の汚れですので、その性質に合わせた処理をしていきます。

服についた油汚れの応急処置

油汚れの応急処置は汚れを広げないことが基本です。汚れてしまうと慌てておしぼりなどで拭いてしまいますが、余計油汚れは広がってしまいます。それを避けるためにも、乾いたティッシュペーバーなどで抑えて水気や油分を吸い取ってから処理していくことがポイントです。

ナイロンの服についた油汚れ

ナイロンは昔から使われている化学繊維で弾力性や吸水性があります。衣類だけではなくバッグなどにも使用されている素材ですが、そんな素材についた油汚れも他の素材と同様に中性洗剤や歯ブラシを使って落とします。

ただし、ナイロンは熱に弱いため熱いお湯で洗うと生地が溶けたり、破れてしまうなどの問題が出てくることもあるため注意が必要です。

おすすめのシミ取り

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ザウトマン シミ取り用 液体洗剤

ザウトマン シミ取り用 液体洗剤 PRO 240ml

まとめ

服の汚れを洗う女性

油汚れを落とすにはできるだけ早く対処することが大切です。しかし、時間が経ってしまったというケースもあります。そんな時でも、丁寧に処理をすれば十分に汚れを落とせるものもあります。

悩みになってしまう汚れの種類や服の生地などを考えて対処することも汚れを落とす時には重要です。落とす時の洗剤などの性質なども知ることで、より綺麗に汚れは落とせます。

汚れの落とし方を知っておけば、大切な服や気に入っている服も綺麗に長く着ることができるようになります。

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よくある質問

  • 時間が経過した古いシミの落とし方は?

    時間が経ってしまったシミは、クレンジングオイルを使って落とすことができます。まず、シミができてしまった部分にクレンジングオイルを直接塗り、しばらく放置します。次に、シミの部分をやさしくもみ洗いし、ぬるま湯ですすぎ洗いをします。仕上げにいつも通り洗濯機で洗ってください。

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  • コーヒーシミの落とし方は?

    落としたいシミの下にタオルやティッシュを敷いてください。台所用中性洗剤をシミ部分に直接塗ります。次に、シミ部分を水で濡らし揉み洗いをします。ここまでの手順で、基本的にはコーヒーのシミは簡単に落とせますが、長い間シミがついたままになっていると、落ちないこともあります。その場合は、油溶性酸素系漂白剤でシミを落としてください。

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