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突沸ってどういう状態?
温めていた味噌汁が、いきなり爆発してしまうと驚きますよね。コンロの近くに居れば自分や家族がけがをする可能性が高いので非常に危険です。味噌汁が爆発する原因は、突沸が起こっているからだと推測されます。
突沸とは、沸点に達しているにもかかわらず気化せず気泡も出ないため、過加熱状態になって衝撃を与えると爆発する現象のことです。
味噌汁が爆発する『絶対NG行為』とは?
味噌汁を加熱することによって爆発が起きてしまう原因は、以下のものが挙げられます。
1.急激に熱を加えて温める
味噌汁をコンロの火にかけることによって急激な温度変化をもたらすと、突沸が起きて味噌汁が爆発のリスクを上げてしまいます。
- ガスコンロでの直接的な加熱
- IHクッキングヒーターによる急激な加熱など
上記のようなことを行ってしまうと、非常に危険です。直火ではなくても、急激に加熱するということが危険なので、IHクッキングヒーターを使用していても味噌汁が爆発する可能性はあります。
2.とろみの強い味噌汁を、そのまま温める
とろみが強い味噌汁は、液体の中に対流ができにくく、突沸が発生しやすいです。
- 豆乳入りの味噌汁
- なめこ汁
- 納豆汁など
上記のように、とろみが強い味噌汁を加熱するときは、十分注意しましょう。介護食のようなとろみがついているものも、爆発する可能性があるので注意してくださいね。
3.十分温まるまで電子レンジで加熱し、すぐに刺激を与える
電子レンジで味噌汁を温めれば安全なのかというと、そうではありません。
- 静止した状態で味噌汁が温められてしまう
- 味噌汁に熱が入りすぎていることに気づきにくい
- 加熱後すぐに動かすことで、刺激が加わり爆発しやすい
レンジで加熱している最中の味噌汁は、どれくらい温まっているのかが肉眼ではよくわかりません。おまかせコースで温めた場合、温めすぎてしまう可能性があります。
味噌汁を安全に温める方法
味噌汁を安全に温めるためには、以下の行動を心がけてみてください。
- 急激に味噌汁を温めない…中火以下の火加減で、じっくり温める
- かき混ぜながら温める…対流ができるので、爆発を防ぎやすい
- 電子レンジで加熱する場合は、あたため時間を短くする
- 自動あたためモードで味噌汁と温めてしまったら、加熱後すぐには触らず数分放置して冷めるのを待つ
味噌汁を温めるときは、時間をかけてゆっくりと行うことを意識してみてください。調理前に冷蔵庫から味噌汁が入った鍋を出しておき、常温近くになってから温め始めるという手もあります。常にかき混ぜながら時間をかけて味噌汁を温めると、爆発の危険度はかなり低下しますよ。
まとめ
味噌汁は、冷蔵庫から出してすぐに温めると爆発する可能性があります。回避する方法もあるので、ぜひ実践してみてください。