目次
カレーに合う味噌汁とは
カレーライスと「味噌汁」の組み合わせは、外食のランチメニューなどでよく見かけるメニューです。カレーに合う味噌汁は人それぞれと思われるかもしれませんが、カレーに合う味噌汁にはいくつかの特徴があります。
減塩味噌を使ったお味噌汁
カレーに合う味噌汁は塩分控えめです。カレー自体の塩分濃度はかなり高いので、カレーライスに合わせる味噌汁は、減塩の味噌を使うことをおすすめします。
手軽にもう一品追加したいときには、簡単な調理で済むお吸い物などが最適ですが、こちらも塩分控えめに越したことはありません。
ですが、塩分を減らした分、料理の味が薄くなるのではと心配になることもあるでしょう。
確かに調味料を減らすと、味気ない料理になりがちですが、出汁を使うことで、塩分に頼らないおいしい味噌汁を作ることができるのです。
例えば、カツオと昆布の合わせダシを使ってみましょう。それに塩分の少ない味噌を加えれば、うま味成分たっぷりのおいしい味噌汁ができあがります。
塩分の多い食生活の日本では、脳卒中や心臓病の原因とされる高血圧の予防にもつながります。
味噌汁はカレーと同じ具材を使わない
メインのカレーを引き立てるために、味噌汁はカレーの具材を同じにしないことです。味噌汁は具材を1~2種類にし、カレーとは異なる食感の野菜を使うなど、シンプルにすることがポイントです。
ジャガイモ、ニンジン、タマネギはカレーの主食ですよね。それらの食材を使ったカレーの付け合わせとして、レンコンやキノコなどの歯ごたえのある食材や、豆腐や油揚げなどを使うと、違った食感を楽しむことができますよ。
味噌汁を一品加えるだけで、食事の満足度が上がり、バランスも良くなります。カレーライスだけではマンネリ化してしまうという方は、さまざまな食材を活用できる味噌汁やスープをプラスしてみてはいかがでしょうか。
《 ポイント 》
- 食事の満足度が高まり、栄養バランスのとれた食卓になる。
- カレーの塩分量は高めなので、「塩分控えめ」の味噌汁がおすすめ。
- 味噌汁の具材はカレーに使用したものと異なる食感の野菜を使う。
カレーに味噌汁は合わない?
カレーと味噌汁の組み合わせに抵抗がある人もいる
カレーに合う味噌汁を紹介していますが、カレーと味噌汁は相容れないと考える人もいるようです。
サラダや漬物ならともかく、純和風の味噌汁に違和感を覚え、カレーと一緒に出された味噌汁をそのままにしてしまう人も少なからずいるようです。
また、最初は違和感を感じても、いつの間にか慣れて当たり前のように食べていることもあるかもしれません。
カレーライスは和食?
皆さんご存知のように、カレーはインドがルーツです。とはいえ、カレーライスと和食、特に味噌汁はとても相性がいいと思いませんか?
スパイスを多用する食文化が根付いているインドカレーに対し、日本のカレーはどうでしょう。
カレーに小麦粉を加えてとろみをつけ、多くの種類のスパイスの代わりに、日本人の好みに合わせて簡略化した「カレー粉」が作り出されました。
その後、日本人の口に合うように材料が改良され、ニンジン、ジャガイモ、タマネギが主な材料として使われるようになりました。
市販のカレールーを使って家庭で調理されるようになった頃から、日本人の和食好きに合った日本独自のカレーライスが定着したのです。
市販のカレールーを使って各家庭でカレーが作られるようになった頃から、和食好きの日本人に合った日本独特のカレーライスが定着したのです。
《 ポイント 》
- カレーと味噌汁の組み合わせに違和感を持っている人もいる。
- 日本人に合った日本独特のカレーライスが定着した。
カレーに合うスープ献立
今回ご紹介したカレーに合うお味噌汁のほかにも、あと一品欲しいというときに便利な人気のスープをご紹介します。
カレーの味を邪魔しない優しい味わいのスープをプラスすることで、より満足度の高い献立に仕上がりますよ。
カレーに合う「卵スープ」
卵スープは、老若男女に好まれるスープの定番です。溶いた片栗粉を入れるタイミングにさえ気をつければ、簡単に濃厚でふわふわの卵スープを作ることができます。
卵スープの優しい味わいはクセがなく、カレーの味を邪魔しないので、お好きなカレーと一緒に食べれば満足すること間違いなしです。
カレーに合う「コンソメスープ」
コンソメスープは黒コショウの辛さがポイントで、カレーとの相性は抜群です。
ミルクベースのスープもおいしいですが、家庭で作るなら、キャベツなどの野菜とベーコンを入れたコンソメベースのスープがカレーの付け合わせにおすすめです。
コショウで適度に味付けをし、塩分過多にならないように塩分濃度を調整しましょう。
カレーに合う「中華風コーンスープ」
丁寧に下ごしらえする必要がなく、インスタントコーンスープを使い、中華風にアレンジした人気のスープです。
コーンの甘みとカレーの相性がよく、沸騰したスープに溶き卵を回し入れると、インスタントスープを使っているとは思えない、ふわふわの卵スープが出来上がります。
カレーに合う「きのこたっぷりの中華スープ」
えのき茸をふんだんに使った、きのこの旨みたっぷりの中華スープはいかがでしょうか。
水で溶いた片栗粉でスープにとろみをつけた後、溶き卵を加えています。卵のふんわりとした食感が、ひき肉入りのキーマカレーによく合いますよ。
カレーに合う「春雨入りスープ」
白菜や春雨などを使用して、ボリューム満点に仕上げた和風でも中華でも作れるスープです。白菜のまろやかな食感と、さっぱりとしながらも食べ応えのある味わいのスープは、手軽に作れて朝食にもおすすめです。
カレーに合う「野菜スープ」
カレーライスだけでは栄養バランスが悪いと感じる方は、具だくさんの野菜スープを用意してみてはいかがでしょうか。
先にお伝えしたように、メインのカレーを引き立てるために、味噌汁の具材がカレーの具材と重ならないようにし、食感の異なる野菜を楽しみましょう。
カレーに合う「オニオンスープ」
普通のオニオンスープでもいいのですが、玉ねぎを丸ごと入れると、見た目も豪華なスープになります。やわらかい新玉ねぎだと、とろとろした食感になって美味しいですよ。
《 カレーに合うスープまとめ 》
- ふわとろ卵スープ。
- スパイシーな黒コショウが決め手のコンソメスープ。
- インスタントのコーンスープを中華風にアレンジした中華風コーンスープ。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけたきのこたっぷりの中華スープ。
- ボリューム満点の春雨入りスープ。
- カレーの具材と異なる食感の野菜を楽しめる野菜スープ。
- 新玉ねぎを使ったとろとろした食感のオニオンスープ。
カレーに合う付け合わせ
カレーライスだけでは食卓が寂しいと感じたら、カレーに合う味噌汁だけでなく、別皿料理を添えて品数を増やしてみてはいかがでしょうか。
カレーライスのお供といえば、「サラダ」と「漬物」が定番ですよね。特に福神漬けやらっきょう漬けなどの漬物は、カレー皿の片隅に置くよりも、小皿に盛った方が上品な印象になります。
カレーの付け合わせのサラダは何がいい?
カレーに合うサラダを作るなら、マヨネーズ味がおすすめです。カレーにマヨネーズや生卵を混ぜると、甘みが増しておいしく感じますよね?
それと同じように、サラダのドレッシングもマヨネーズ味にすると、甘みが出て、スパイシーなカレーによく合うというわけです。
〈コールスローサラダ〉
カレーの辛さに合うサラダといえば、まず定番のコールスローサラダでしょう。
キャベツ、ハム、スイートコーンをマヨネーズやレモン汁で和え、さっぱりとした味わいに仕上げます。多めに作って、サンドイッチの具材にすることも出来ますよ。
〈ツナサラダ〉
ツナを使ったサラダは、子どもたちにも人気です。野菜サラダにツナをトッピングするだけで、栄養のバランスが良くなり、マヨネーズとの相性も抜群です。
カレーの付け合わせにマッチする漬物
〈らっきょうの甘酢漬け〉
カリカリとした食感と甘酸っぱさが、ちょうどいい箸休めになります。
〈ピクルス〉
スパイシーなカレーには、スパイスを抑えた甘めのピクルスがよく合うでしょう。
〈水ナスの浅漬け〉
ナスはどんな料理にも合うのでオススメです!
〈青じその実〉
鮮やかな色合いとシソの爽やかな風味で、食が進みます。
《 カレーに合う付け合わせまとめ 》
- さっぱりした風味のコールスローサラダ。
- 子供に人気のツナサラダ。
- カリカリした食感のらっきょうの甘酢漬け。
- スパイスを少なめにして甘めに仕上げたピクルス。
- どんな料理にも合う水ナスの浅漬け。
- さっぱりして食が進む青じその実。
最後に
カレーに合う味噌汁をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
みんなが大好きなカレーには、いろいろな種類があり、人それぞれ好きな食べ方があると思います。カレーはご飯やおかずと一緒に盛って食べられる料理で、大人も子供も楽しめるメニューですよね。
カレーライスと味噌汁の組み合わせは外食でもよく見かけますが、この2つは相容れないものとして違和感を覚える人も少なからずいるようです。
一皿のカレーだけでも十分満足できる食事ですが、カレーだけでは物足りないと感じる方は、副菜として味噌汁やサラダ、漬物などを添えると、食卓が華やぎ、食欲もそそられますよ。
サラダやピクルス、スープなどバリエーションも豊富なので、塩分を取り過ぎない組み合わせを選んで、楽しんでくださいね!