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普段使っている日本語、もしかして間違えているかも!
普段何気なく使っている単語の意味を、すべて正しく把握しているという人は少ないものです。中には、間違った使い方をしている耳慣れた単語もあるので要注意!
今回は、間違って認識してしまいがちな日本語をご紹介します。自分が知っている単語がないか、チェックしてみてくださいね。
実は意味が異なる『間違っている日本語』8選
普段使用している単語の中には、間違った意味で解釈しているものが含まれている可能性があります。
1.敷居が高い
敷居が高いという単語は、「高級なお店」「格の高い家」などの意味を持っていると思われがちです。辞書にもこのような意味を含むと記されるようになりましたが、以前までは「自分に負い目があり、相手の家に行きにくい」という意味で使われていました。
2.元旦
元旦といえば、1月1日のことを指していると思う人が大半です。しかし、本来は1月1日の夜明けから明け方までのことを指します。
カレンダーなどに元旦という文字が入っているため、1月1日が丸1日元旦と思いやすくなっているのかもしれません。
3.小春日和
小春日和と聞くと、冬の終わりの春の陽気を感じるぽかぽかとした日のことを指すイメージがあります。しかし本来は、秋の終わり、冬の初めの春を思わせるような陽気の時に使われる言葉です。
4.煮詰まる
いろいろと議論を重ねたり八方手を尽くしたけれど解決の糸口が見つからず困ってしまうことを、煮詰まるという言葉で表現することは多いものです。しかし、本来の意味としては、議論などを重ねて答えが出る手前という意味を持っています。
5.微妙
微妙という単語は、仕上がりなどがなんとなくイマイチだったときに使いやすいですよね。本来は、趣深い、言葉では表現できない美しさを感じたときに使う単語です。使う機会の多い単語なので、豆知識として正しい意味を把握しておきましょう。
6.潮時
潮時というと、なにかの終わりや引き際などといった少し寂しい意味合いを含んでいるケースが多いものです。本来は、一番よいタイミング、最善の時期という意味を持っています。
7.辛党
辛党といえば、辛いものが好きという意味を思い浮かべがちです。しかし、本来の意味は辛いもの好きではなく、甘いものよりお酒を好むという意味を持っています。辛いものを食べたり頼むときに、辛党だからといってしまうのは実は間違っているのです。
8.姑息
姑息といえば、卑怯者や卑怯な行動や言動を指しています。本来の意味は、その場しのぎの言動や行動を指します。一時的なしのぎ文句や行動を指す言葉なので、姑息な手段をとるという使い方は正しい使い方なのです。
美化語の正しい使い方
日本語の中には、「お」や「ご」をつけることで丁寧な言葉になるものがたくさんあります。しかし、どんなものにも「お」や「ご」をつければいいというわけではありません。
- 外来語
- 公共施設
- 果物
- 役職
- 天候や天災など
上記のものは「お」や「ご」をつける必要がない単語です。「お」や「ご」を乱用してしまうと、聞き取りにくく、失礼に当たりこともあるので要注意!意味を間違えて認識しやすい単語と一緒に、正しい日本語をそつなく使いこなすために知っておきたいポイントといえます。
まとめ
日本語は毎日使っているからこそ、雰囲気で意味を把握してしまいやすいところがあります。日本人だからこそ間違えた日本語を使わないよう、注意しましょう。