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レモン鍋がまずいのは具材が原因?
テレビで紹介されたのがきっかけで知られるようになったレモン鍋ですが、さっぱりしていて食べやすい反面、レモン鍋がまずいと言う人もいるようです。
インスタグラムに投稿されているのを見ると、輪切りのレモンがぎっしり敷きつめられたインパクトのあるレモン鍋を見て、酸っぱいイメージが強くて敬遠してしまう方もいるのではないでしょうか。
ですが、ちょっと違ったお鍋を楽しみたい方や女友達との鍋パーティーなどには喜ばれるなとってもおいしい鍋料理の一つなのです。
酸味が苦手な人の食わず嫌い
まずいと思っている人の中には「レモン=酸っぱくて苦手」というイメージによって、敬遠して食わず嫌いになっている方もいるようです。もし、食わず嫌いでいるのでしたら、おいしいレモン鍋を一度試してみてはいかがでしょうか。
鍋の素によっては淡白な具材と一緒だと味が薄すぎることがある
使う具材が淡白な食材だけだと全体的な味が薄くなりすぎるので、レモン鍋の素によってはちょっと物足りないかもしれません。豚バラ肉やウインナーなどの脂っぽい食材と組み合わせることで、レモン風味が活かされます。
《 ポイント 》
- 「レモン=酸っぱくて苦手」というイメージがある。
- 淡白な具材だけだと味が薄くなりすぎて物足りないかもしれない。
レモン鍋が苦い時の解決方法
さっぱりしていて食べやすそうなレモン鍋ですが、確かにその時によってレモン鍋が苦く感じる時があるようです。なぜ苦く感じるのか、その原因にはレモンの皮が関係しています。
レモンの皮を長時間煮込むことによってエグ味が出てしまうのです。酸味や苦味が苦手な方はレモン汁の量を減らしたり、レモンの輪切りを煮込まないようにするなど、工夫次第でいくらでもおいしく食べることができるでしょう。
《 ポイント 》
- 長時間レモンの皮を煮込むことによってエグ味が出てしまう。
レモンを皮付きで使いたいときに注意すること
皮付きのレモンを入れて煮込まないようにする
レモンの輪切りをどうしても入れたい場合は、レモンを薄切りにスライスしたものを使い、短時間でさっと取り上げます。先にお伝えしたように、最初からレモンを入れて煮込まずに、飾りとして食べる直前にレモンの輪切りを置くようにしてください。
このようなちょっとした工夫で、苦味のないおいしいレモン鍋を食べることができるでしょう。大根おろしの上にレモンの輪切りを置くという方法もおすすめですよ。
果物の皮にはワックスや農薬が付着している
レモンだけでなく皮がついた果物を使う際に気をつけたいのが、ワックスや農薬が付着している皮の問題です。
国内産のものだと、農薬の種類や使用量など厳しく決められているのでそれ程心配はないのですが、レモンは外国産を使う場合もありますよね。
表面の皮がピカピカ光っているものは、ワックスがしっかり付いていると思って間違いありません。よって、レモン鍋に皮つきのまま輪切りにして使う場合には、調理前の下処理としてよく洗ってから使うようにしましょう。
レモンなどの柑橘類の皮に付着しているワックスや農薬を落とすためには、塩を使ってこすり洗いをします。または、国産のレモンや無農薬表示のあるものを選ぶようにするのもおすすめです。
《 ポイント 》
- 煮込まずに飾りとして食べる直前にレモンの輪切りを置く。
- ワックスや農薬が付着しているものは塩でこすり洗いをする。
レモン鍋の美味しい作り方
レモン鍋におすすめの具材
意外に簡単にできそうなレモン鍋を調理する場合、どんな具材がおすすめなのでしょうか?
さっぱりした味のレモン鍋は、白菜やキノコ類、鶏肉など淡白な味の具材との相性は良いのですが、淡白な具材だけだと味が薄すぎることがあるようです。
しっかり目の味が好みでしたら、豚バラ肉やウインナーなどを入れるとコクが出て美味しくなります。その一方で、よりあっさりとさせたい場合には、摂り皿に大根おろしを加えてみましょう。
基本的なレモン鍋の作り方
【具材(2~3人分)】
- チキンベースのレモン鍋の素:1袋
- 豚肉または鶏もも肉:200g
- 白菜1/4:350g
- 人参1/2:70g
- もやし1/2:100g
- 豆腐1/2丁:200g
その他お好みで、しめじ、えのき、ほうれん草、ウインナーなど輪切りにしたレモン1個(出来上がった鍋の上に飾りとして載せる)
【作り方】
- レモン鍋の素が沸騰したところに肉を入れ、火が通ったら野菜を入れて煮込みます。
- 風味と見栄えを良くしたい場合には、仕上がった後にスライスしたレモンを載せます。
レモン鍋のおすすめの食べ方
【豚バラのネギ塩レモン鍋】
長ネギをたっぷり入れた塩風味のレモン鍋です。レモンの爽やかな風味とネギ塩の旨味の相性が抜群です。仕上げにゴマ油を加えると風味が広がり、ごはんのおかずにもぴったりの一品が楽しめます。
【キャベツと豚バラのレモン鍋】
麺つゆをベースにしたスープに、キャベツと豚バラと入れます。スープが煮立ったら具材を入れるだけで手軽に作ることができますよ。レモン汁とめんつゆだけのシンプルなスープなので、大根おろしや唐辛子、青ネギなどのお好みの薬味をプラスしていただきましょう。
【塩レモンの豚おろし鍋】
さっぱり感を強調したいなら、塩レモンと大根おろしでダブルのさっぱり感を楽しめます。豚肉のコクを活かしながらも、しつこさがないすっきりした味わいは、夏の暑い時期にも美味しくいただけます。
【餃子と豚肉のレモン鍋】
レモン鍋に冷凍餃子を入れて煮込んだ鍋です。モチっとした餃子の食感と肉汁の旨味は、レモン風味と相性がいいようです。ニラや豆腐など具だくさんにして食前にブラックペッパーを振れば、ぴりっとした風味がアクセントになります。
【鶏肉の塩レモン鍋にパクチーを入れる】
シンプルな鶏肉の塩レモン鍋にパクチーを入れるとアジアンテイストに変身です。酸味のある鶏ベースのスープなので、エビなどトムヤムクンに入っていそうな具材とも相性がいいようです。
【輪切りしたレモンは飾り程度に】
もともとの鍋つゆにレモンの味がしっかりと付いているので、さらにレモンを入れると酸味が強くなってしまいます。レモンはスライスして飾りとして載せる程度でちょうど良いのではないでしょうか。
出来上がったつゆの味を確認してみて、レモン風味が足りなかったら適量を絞って加えてみてくださいね。
シメの美味しい作り方
いつもとちょっと違ったレモン鍋を楽しんだ後の〆には、次のようなレシピをおすすめします。
- とろけるチーズとご飯を入れたリゾット風。
- パスタを入れて粉チーズをかければ洋風パスタスープに。
- 冷凍うどんを加えてさっぱりとした味の〆に。
- ラーメンの麺を入れてあっさりとした塩ラーメン風に。
レモン鍋の素おすすめ3選
美味しく手軽にレモン鍋を食べるのでしたら、レモン鍋の素で作るのがおすすめです。このところ、色々なレモン鍋の素が販売されていますので、その中から選りすぐりのレモン鍋の素3つをご紹介します。
カルディ 塩レモン鍋つゆ
ヘルシー志向の方やグルメな方からも、高い評価を得ているカルディの鍋つゆストレートタイプです。レモンの爽やかな酸味と香りが具材を引き立ててくれる、チキンベースの鍋つゆです。
お肉や野菜、キノコなどお好みの具材を入れ煮込むだけの簡単な料理です。実物はお近くのKALDIのお店で確認してくださいね。
モランボン 糀レモン鍋用スープ
糀の旨みを閉じ込めた「とろみスープ」とレモンの香りが爽やかに広がる、癒しの鍋スープです。コクのあるスープとすっきりとした酸味が野菜のおいしさを引き立てる新感覚のお鍋が楽しめます。
よしの味噌 広島レモン鍋
テレビ番組でも紹介された「広島レモン鍋」の素は、塩こうじとさわやかなレモンの風味がクセになる一品です。
こちらは、生産量日本一の香り高い「広島レモン」を丸ごと贅沢に使用しています。5倍希釈で簡単に調理できるので、年間を通して食べたくなるフルーティーなお味です。
最後に
レモン鍋がまずいと感じる原因と、美味しく食べるポイントについていかがでしたでしょうか?
さわやかな見た目とあっさりした風味のレモン鍋は、寒い冬でも暖かい季節でも具材を変えれば1年中楽しめるお鍋です。
酸味が苦手な食わず嫌いの方も一度食べてみてください。きっとレモン鍋のイメージが変わるはずです。いつもとはちょっと違ったお鍋を楽しみたいと思っている方は、ぜひ試してみてくださいね!