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夢ってなに?
心理学では、夢とは「記憶の整理整頓」と言われています。夢は単なる空想ではなく、これまで体験したことや見たり聞いたりしたことの情報が、眠っている間に整理されている、ということです。
これまで何らかの形で、触れた情報がつなぎ合わさりストーリーのように作られるものなので、これから起こることを予測するということはありません。
また、繰り返し考えていることが、夢になって出てくることもあるそうです。また、悪い夢を見ると、何かよくないことのお告げのような気がして心配になることもあります。
しかし、悪い夢は記憶の整理整頓していく中で、ネガティブな情報を適切に片付けていくため見るという説もあります。つまり、悪い夢=縁起が悪い、という訳ではないので安心しましょう。
『死んだ人が夢に出てくる』4つの心理状態や意味
死んだ人が夢に出てくる場合は、関係性やシチュエーションで意味が変わってくるそうです。ここからは、状況別に夢占いで言われている死んだ人が夢で出てくる意味などをご紹介します。
1.両親が出てくる
もし亡くなった両親が何度も夢に出てくる場合は、両親の死を悲しくつらい現実として、まだ受け入れることができていないなど、心に葛藤があることが多いでしょう。
ただし、死後何年も経っている場合や、夢の中で両親があなたに対して何かを言っていれば、メッセージ性があるとも考えられます。
父親が夢に出てくる場合は「幸運」を意味していることが多いとのことです。穏やかで幸せそうにしていたり、笑顔だったりする場合は、より大きな幸運が訪れる暗示とも受け取れるでしょう。
また、亡くなった母親が出てくる夢は、深い愛情を意味しているそうです。ただし、母親の表情が明るい表情ではなく心配そうな表情であった場合はトラブルの暗示であるとも言われています。
2.祖父母やご先祖が出てくる
亡くなった祖父母や先祖が出てくる場合は、故人の表情によく注目しましょう。もし険しい表情であれば、今あるものをすべて手放し、新たな人生を始めないとよくないことが起こる、など縁起が悪い意味合いを持つそうです。
その場合は、生活環境だけでなく、内面的な性格や考え方までも見直す必要があるとも言われています。一方、嬉しそうな表情は運気が上昇していく暗示ともとれるそうです。亡くなった祖父母の夢を見た時は、表情まで思い出してみましょう。
3.友人が出てくる
死は再生と復活の象徴であることから、亡くなった人の夢は、新しい状況への変化という意味を持っていると考えられています。
親しかった友人が夢に出てきた場合、故人である友人は夢のなかでは応援団のような存在とのことです。そのため、今後の活躍を伝えてくれるような吉夢であると捉えてよいでしょう。
4.亡くなった人が死ぬ夢
亡くなった人が夢の中でも亡くなるというのは、自分自身の「復活・更生・返り咲き」などの意味が強いそうです。一度あきらめたことに再挑戦する、人生の再出発を始める、など人生の転機が訪れる暗示と受け止めても良いでしょう。
夢の中でも死んでしまうなんて、と不吉な意味合いにもとらえられますが、亡くなった人が死ぬ夢は、未来に対して前向きな夢であると考えられます。
最後に
夢は前述した通り、脳が記憶を整理するメカニズムの一部であると言われています。このことは、研究の結果でも明らかになっていることだそうです。そのため、夢によって自分の行動や思考を変える必要は無いと言ってよいでしょう。
しかし、大切だった故人の夢は心の中でどう受け止めてよいか分からないこともありますよね。そのような時は、ご紹介した夢占いの意味を照らし合わせ、ご自身の人生に役立つ情報として受け入れてみるのがおすすめです。