目次
日本では1年に2回衣替えの時期がやってくる!
日本は春夏秋冬と季節の移り変わりに対して、気温がグッと変わります。そのため、主に年に2回、春〜夏と秋〜冬に衣替えを決行する人が多いです。服の多さによっては、春、夏、秋、冬と毎シーズン衣替えするご家庭もあるでしょう。
衣替えは、その季節にあった服を出し、この先の季節に着なくなる服を収納保管することを指します。その際、誤った方法で衣類を収納してしまうと、次に取り出す際、虫に食われてしまったり、湿気で衛生状態が悪くなったりします。
衣替えに大切なポイントは、「除湿」「防虫」そして「清潔」です。この3点を重視した収納を意識しましょう。
衣替えの時にしてはいけない『絶対NG行為』5選
では、具体的に衣類をダメにしてしまう衣替えのNG行為には、どのような収納方法が当てはまるのでしょうか。以下の行為は衣替えをした際、保管中に衣類をダメにしてしまう恐れがあるため、絶対にやめましょう。
1.洗濯せずに収納してしまう
多くの人は衣類をクリアボックスなどに収納する際、一通り選択をして清潔な状態に戻してから収納します。しかし、中には「あまり使っていないからいいか」と洗濯せずに収納してしまう服はありませんか。
使っていない服でもホコリや花粉などが付着していたり、湿気が含まれていたりする可能性は高く、全く洗濯せずにそのまま収納してしまうと、保管中にカビが生えたり雑菌の温床となったりすることがあります。
2.クリーニングカバーをかけたまま収納する
衣類によってはクリーニングに出す人もいるでしょう。しかし、クリーニングに出した衣類にかかっているカバーをかけたまま収納していませんか。
クリーニングカバーをかけたまま収納することで、ホコリなどから衣類を守ってもらえると考える人もいますが、実際にはカバーの中で湿気や付着したホコリが蓄積されてしまい、型崩れや虫食い、カビの発生の原因となります。
クローゼットやクリアボックス、タンスなどに収納する際はもちろん、クローゼットにハンガー出かける場合も、必ずクリーニングカバーを取り外しましょう。
3.少しでも湿った状態のまま収納する
衣替えシーズンに使わない衣類として収納する服は、保管する前に洗濯をし、その後しっかりと完全に乾ききった状態で収納しなければいけません。少しでも湿った状態のまま収納してしまうと、雑菌を繁殖させたりカビが発生したりする原因となります。
シーズンではない服を収納する場所には、多くの服が収納されます。密集率の高い場所に少しでも湿気を持ち込んでしまうと、収納場所の中で湿気が充満してしまうことになります。
服の衛生状態が悪くなるだけでなく、湿気によって服がよれてしまう原因にもなるため、必ず乾かしきってから収納してください。
4.違う種類の防虫剤を一緒に使う
衣替えシーズンに収納した服の上に、市販の防虫剤を置く人は多いですよね。大切な衣類を虫から守るためにも、防虫対策は必須です。
しかし、防虫対策に使う防虫剤を何種類も一緒に入れてしまうと、防虫剤の成分同士がぶつかり合い、液漏れしてしまう恐れがあります。漏れ出た液体が衣類に付着してしまうと、知らぬ間に衣類に染みこんでしまい、落とせないほど濃厚なシミになってしまう恐れがあります。
したがって、絶対に違う種類の防虫剤を一緒に使うことはせず、必ず一種類の防虫剤をそれぞれの収納ボックスやクローゼットハンガーの隙間に使うようにしましょう。
5.ギュウギュウに衣類を詰め込む
収納する服が多い場合、1つの収納ボックスにギュウギュウに押し込んで無理やり保管していませんか。ギュウギュウになるほど多くの服を一箇所に収納してしまうと、型崩れや湿気によるカビの発生など、様々なトラブルを起こします。
また、収納ボックスやタンスへの保管だけでなく、クローゼットにハンガー掛けする場合も同様です。あまりにもコート同士を密着させてギュウギュウに収納してしまうと、空気の通りが悪くなり、こちらも臭い移りやカビの温床、虫食いなどの被害に遭いやすくなります。
衣替えをする時に意識したいポイントは?
上記で紹介したNG行為は、服を様々なトラブルによって劣化させてしまう恐れがあります。「たかが衣替え」と思わず、正しい衣替え方法を意識して行うことが大切です。衣替えをする際は、ぜひ以下のポイントを意識して実行してください。
- 必ず清潔な状態にしてから収納する
- 防虫剤や除湿剤を使用する
- 収納は収納ボックスの8割を意識する
- カラッとした晴れの日に衣替えを行う
- クリーニングから戻ってきた衣類はカバーを外す
防虫対策や湿気対策はもちろん、必ず清潔な状態に戻してから収納することを忘れないでください。また、湿気や型崩れを防ぐためにも、収納する服は、収納場所の8割を目安に余裕を持って収納するようにしましょう。
そして、衣替えに適しているのは、カラッと湿度の低い晴れた日です。雨の日は室内の湿度も上がるため、衣替えをすると同時に、収納する服に湿気が含まれてしまう恐れがあります。
そのため、カラッと晴れた日に衣替えを行うことで、余計な湿気を寄せ付けずに衣替えを完了することができます。
衣替えの時は収納する衣類の保管状態に気をつけよう
いかがでしたでしょうか。衣替えの時は、収納する服の状態や防虫・湿気対策、さらに収納方法のポイントなどを意識して実行するようにしましょう。必要に応じてクリーニングに出すことで、消臭・除菌効果のある仕上げをしてくれることもありますよ!