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共感性羞恥心とは
共感性羞恥心とは、他人が恥をかいているのを見ると、自分のことのように恥ずかしい気持ちになってしまうことです。
少し恥ずかしくなる程度ではなく、その場にいるのが耐えられないくらいに恥ずかしさを感じる人もいます。テレビ番組を見ていても、共感性羞恥心を覚える人もいますよ。
共感性羞恥心を覚えやすい『4つのシチュエーション』
共感性羞恥心を覚えやすいシチュエーションとは、どのような場面が挙げられるのでしょうか。具体的な例をご紹介します。
1.芸人さんが滑ったとき
芸人さんが滑ってしまったとき、スタジオ内が一瞬シンとしますよね。あのなんとも言えない静寂と、滑ってしまった芸人さんの気持ちを思うと、芸人さん以上に恥ずかしさを感じてしまいやすくなります。
芸人さんが恥ずかしそうな顔をしていると、さらに恥ずかしさを感じやすくなるかもしれません。
2.人が恥をかいたとき
自分の友人や家族はともかく、通りすがりの人であっても、恥ずかしさを感じる場面に遭遇すると恥ずかしさを感じやすくなります。
恥のかき方により、恥ずかしさを感じる度合いにも差が出やすい傾向です。周囲の人から注目を浴びるような恥のかき方を目の当たりにしてしまうと、恥をかいた人を直視できなくなるほど恥ずかしくなってしまいます。
3.他人の失敗を自分のことのように受け取り、全く笑えないとき
過去、自らの失敗でとても恥ずかしい思いをしてしまった経験があると、他人の失敗でも恥ずかしさを感じやすくなります。周囲の人が笑っていたとしても、笑えないほどの恥ずかしさを感じるケースもありますよ。
4.友人の発表や同僚にプレゼンに緊張する
友人の発表の場や同僚のプレゼンなど、一人対大勢という場面に直面したら自分が発表するような気持になって恥ずかしくなりやすいものです。発表やプレゼンが終わるまで気が気ではなく、終了したら発表をしていた本人よりもどっと疲れてしまうほど恥ずかしさを感じる人もいます。
共感性羞恥心はどんな人が受けやすいの?
共感性羞恥心を覚えやすい人には、以下のような特徴がみられやすい傾向です。
- 繊細で相手の立場に立って物事を考えやすい
- 他人との境界線が明確ではない
- 過去恥ずかしい体験をして、心が傷ついて経験がある
共感性羞恥心を覚えやすい人は、性質だけでなく過去の経験などが関係している可能性がります。
共感性羞恥心は病気ではないため、無理に克服しなければならないものではありません。他人への共感力の高さを活かし、カウンセラーや相談員などの職に就いて、いろいろな人の心を救うこともできます。
まとめ
共感性羞恥心を覚えやすい人には、いくつか特徴があります。共感性羞恥心を覚えやすいシチュエーションを把握し、自分の心をある程度コントロールしましょう。