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冷蔵庫が壊れる前兆6つ!
1.よく冷えない
冷蔵庫の冷えが悪くなる原因はいくつかあります。使い方や設置方法を直せば改善されることもあるため、まずは庫内の温度が上がる使い方をしていないか確認をしてみましょう。それでも、改善されない場合はファンやコンプレッサーなど庫内を冷やす冷却装置の故障が考えられます。
冷えが悪い時に確認すべきこと
- 冷蔵庫と壁の隙間を開け放熱スペースを十分取っているか
- 冷蔵庫側面にポスターなどを貼っていないか
- 食品を詰め過ぎていないか
- ドアの開けっ放しや、温かいものを入れていないか
- 吹き出し口を塞いでいないか
- ドアパッキンが劣化して本体と扉に隙間ができていないか
などをチェックしてみてください。
また、冷蔵庫は周囲の温度が高すぎたり低すぎたりしても、正常に冷やせなくなることがあるそうです。周囲の温度が30℃以上など高くなっている場合は、換気をしたり風通しをよくして温度をできるだけ下げ、温度が10℃以下の場合は、暖房などで室内の温度を上げるようにしましょう。
2.冷えすぎる
冷えが悪くなることとは逆に、冷蔵室なのに凍ってしまうほど冷えすぎる、という場合も故障の可能性があります。これは、「ダンパーサーモ」という冷蔵室の温度制御を司る部分に問題があることが多いそうです。
設定を変えていないのに、冷蔵庫の中のものが通常より冷えていると感じる時も見過ごさないようにしましょう。
3.異音が続き庫内も冷えていない
冷蔵庫は、庫内の温度を最適に保つのに自動運転をしているため、異音のような運転音が発生することは不自然なことではありません。他にも、給水タンクの水を製氷皿に送り自動製氷を行っているや周囲の環境や使用状況でも異音が発生することもあります。
ですが、異音が続き、さらに庫内が冷えていない状態になると、故障の可能性が高いでしょう。いつもと違う音や異音がなかなかおさまらない時は、庫内の冷えの状態も気にしてみてください。どちらも該当する場合は、早めに対処しましょう。
4.冷蔵庫側面が高温のままになっている
冷蔵庫は庫内を冷やすために熱を放出するので、冷蔵庫の側面は熱くなりやすいです。ただし、常に高温でずっと熱を持ったままになっている場合は、冷却機能の不調が原因のこともあります。
コンプレッサーなどが故障した場合、数万円で修理できることもありますが人件費や出張費など含めると冷蔵庫本体を買い替えたほうが割安になるケースもあります。
5.水漏れをしている
冷蔵庫で水漏れが発生する原因は、霜取りで出た水を排水する「ドレンホース」にゴミがつまり、水が排水できず冷蔵庫内に逆流するケースが多いです。この場合はドレンホースの詰まりを解消すれば水漏れは直ります。
それでも水が漏れてしまう場合は、コンプレッサーの故障が考えられますので、場合によっては修理ができず買い替えとなることもあるでしょう。
6.氷ができにくい、できるまで時間がかかる
自動製氷機で氷ができない時やできるまで時間がかかり過ぎる場合も、冷蔵庫本体の故障の可能性があります。製氷機で氷がきちんと作れない時は次のことを確認してみましょう。
- 冷凍庫の温度設定が「弱」になっていないか
- タンクが製氷皿にきちんとセットされているか
- 氷や何らかの異物が貯氷ケースの上についている検知レバーに接触していないか
以上の3つを確認しても製氷機に何らかの異常がみられる場合は、故障の前兆かもしれません。
買い替え時期の目安
冷蔵庫の寿命は10年前後が一般的な年数です。早いと6、7年で故障することもあるようです。使用頻度や環境によっても変化しますが、国税庁が定める耐用年数では6年とされています。
また、発売から9年を超えると、冷蔵庫の部品は手に入りにくくなり修理ができなかったり、修理ができても高額になってしまうと言われています。
冷蔵庫は余裕を持って買い替えを検討しておこう!
冷蔵庫が故障して突然使えなくなると大変不便です。そのため、ご紹介した故障の前兆が見られた場合や、寿命が近くなっている場合は、早めに買い替えの準備をしておきましょう。
メーカーや機種によって性能も価格もさまざまです。大きな買い物になりますので、余裕を持って次に買う機種などを検討しておくことをおすすめします。