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最も親しい友人が亡くなったら自分に何ができるだろう
最も親しい友人が亡くなったとき、気が動転してしまう人は多くいます。親しかったからこそ自分に何かできないか、どのように振る舞うべきかと悩む人も多いでしょう。
基本的に、葬儀の手配などはご遺族や親戚が全て執り行うため、友人であれば葬儀に参列し、故人を偲ぶ行いが求められます。
他にもどのようなことができるのか、またどのような点に注意すべきなのか、友人という距離感で踏まえておくべきマナーについても確認しておきましょう。
一番親しい友人が亡くなったときにあなたがすべきこと
親しい友人が亡くなったときは、まずご遺族の気持ちに寄り添うような行動を心がけてください。ここでは、最も親しい友人が亡くなったときにあなたがすべきことを紹介します。
1.落ち着いてお悔やみの言葉を伝える
訃報を聞いたり届いたりしたときは、まずパニックに陥らずに気持ちを落ち着けて状況を把握することから始めましょう。電話連絡ならば、その場で気持ち落ち着けて冷静にお悔やみの言葉を伝えてください。
手紙で訃報が伝えられた場合は、わざわざ返信を書いたり電話連絡を入れてしまうと、葬儀の準備などに追われているご遺族の負担となってしまうため、葬儀当日にお悔やみの言葉を伝えましょう。
2.葬儀へ参列可能か尋ねる
手紙で訃報が届いた場合は、手紙に葬儀を執り行う会場の場所や日時などが記されています。もしも家族だけで執り行う場合は、その旨が記載されているため、無理に参列しようとせず、落ち着いてから弔問してよいかご遺族に尋ねると良いでしょう。
電話で連絡が来た場合は、連絡をくださった方に直接葬儀へ参列可能か尋ねてみましょう。その際、参列可能ならば会場の場所と日時を尋ねてください。
ご遺族だけで執り行う場合は、ご遺族の決定を素直に受け入れ、「後日、落ち着いたらお家にお線香をあげに行きたいのですが」と負担にならないように伝えます。
3.手伝えることはあるかご遺族に尋ねる
最も親しい友人だった場合、何か自分にできることはないかと考える人も多いでしょう。その場合、ご遺族の負担にならない範囲で葬儀などで手伝えることはないか尋ねてみてください。
葬儀当日、ご遺族のお話しする機会があるならば、「今後何か自分にできることがあれば遠慮なく言ってください」「お手伝いさせてください」と伝えておくことで、故人の気持ちを汲み取り、ご遺族に寄り添うことができるでしょう。
4.参列できない場合は弔電や香典、供花を送る
葬儀に参列できない場合、どうしても故人を悼む気持ちを伝えたいと考えるならば、ご遺族に弔電や香典、供花を送っても負担にならないか尋ねてみましょう。
こちらも葬儀の規模によっては「送られても飾るスペースがない」という状況も考えられます。ご遺族の意思には素直に寄り添う対応を心がけてください。
5.通夜振る舞いでは故人の良い思い出話を
通夜では「通夜振る舞い」が参列者に振る舞われることもあります。通夜振る舞いにおけるマナーは多数ありますが、故人に関係のない話をすることは原則マナー違反です。
通夜振る舞いは、故人の生前の思い出話を皆ですることで偲ぶという意味があります。ご遺族に寄り添う意味合いも強いので、故人にまつわる素敵な思い出話を伝え「これほど皆に愛されていましたよ」とご遺族に伝えることも親友のあなただからできることです。
友人の葬儀や弔問で覚えておくべきマナー
友人の葬儀に参列する場合や、故人のご自宅に弔問する場合、以下のマナーを覚えておきましょう。
- 訃報を聞いたら葬儀に参列できるか尋ねる
- 参列できない場合は弔電や香典、供花を送って良いか尋ねる
- 参列する場合は適切な服装で香典を持参する
- 弔問の際はシックな普段着を選び、お供え物を持参する
- ご遺族にはお悔やみの言葉や生前お世話になったことを伝える
- 通夜振る舞いは誘われたら基本的に参加する
- 通夜振る舞いでは故人とは関係のない話は控える
- 通夜振る舞いで出る料理に必ず一口は口をつける
- 故人の死因や死亡時のことを聞くことは絶対に避ける
- 葬儀や弔問では長居や長話しすぎないように気をつける
原則として、ご遺族に負担にならないような配慮をすることが重要です。参列や弔問、送る品物など、あらゆる場面でご遺族の負担にならないか、悲しませるようなことにならないか配慮しましょう。
親しい友人が逝去したときは故人を偲びご遺族に寄り添って
親しい友人が逝去したときは、ご遺族だけでなく周囲の人は皆悲しみに暮れています。故人を偲びつつ、故人の意思を受け継ぐ気持ちでご遺族に寄り添いましょう。