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出産祝いは「赤ちゃんの誕生祝い」と「お母さんへの労い」
知人に赤ちゃんが生まれた連絡を受けた時、出産祝いに何を贈ろうと悩む人は多いですよね。かわいい赤ちゃんのことを考えると色々なものを贈りたくなってしまいますが、同時にお母さんの負担になってしまっては元も子もありません。
出産祝いには、赤ちゃんの誕生をお祝いするという意味と、出産という大仕事を無事に終えたお母さんへの労りの気持ちを込められています。出産祝いを贈る際は、この2点を踏まえたプレゼントを贈りたいですね。
出産連絡があってから7日後〜1ヶ月が理想のタイミング
出産祝いは、基本的に出産連絡があってから贈ります。「無事に出産しました」という報告がないうちに贈ってしまうと、万が一、出産時に問題が生じていた場合、相手をより悲しませてしまう恐れがあるからです。
また、お母さんへの労いの気持ちもあるため、基本的には出産してから約1ヶ月以内に贈るのが良いとされています。そのため、出産祝いを贈る最適なタイミングは、出産連絡があってから1週間後〜1ヶ月くらいと考えられます。
最近では、出産直後に渡す機会がなかった人は、育児に疲れているお母さんを労う意味を込めて「出産祝い」を贈ることもあります。
出産祝いに贈るべきではない『NGなもの』5選
赤ちゃんが誕生したお祝いとお母さんへの労いの気持ちを込めた出産祝い。伝統的な風習だからこそマナー違反となる可能性のある贈り物もあります。ここでは出産祝いに贈るべきではないNGなものを紹介します。
1.日本茶
日本茶は、一般的に香典返しなどのネガティブな印象を連想させると言われているため、出産祝いなどのおめでたいイベントの贈り物としては不適切とされています。
飲み物を贈りたいという場合は、日本茶は避け、フレッシュなフルーツジュースなどを贈ると喜ばれることが多いです。
2.包丁やハサミなどの刃物
出産祝いにと考える人はあまりいないと思いますが、包丁やハサミといった刃物類を贈る行為もNGです。刃物は「縁を切る」ことを連想してしまうため、お祝い事に贈る品物としては不適切だと言われています。
赤ちゃん用品の中には、赤ちゃんの爪を切る爪切りバサミがありますが、こちらはすでに先方が用意していることが推測されますし、刃物類に含まれるため「あると便利かも」という理由で選ぶのは避けるべきでしょう。
3.アルコール類やカフェイン飲料
「お母さんの息抜きになれば」という親切心から、アルコール類やカフェイン飲料を贈ってしまう人がいますが、これは絶対にNGです。
出産直後のお母さんの多くは、赤ちゃんに授乳しています。アルコール類やカフェイン飲料を摂取してしまうと、母乳に悪影響を及ぼし、赤ちゃんの健康にも悪い影響を与えてしまう恐れがあります。
先に紹介したように、アルコール類やカフェイン飲料ではなく、果物を使ったジュースなどを贈ると喜ばれるでしょう。
4.ハンカチ
実は出産祝いのマナー違反として、ハンカチを贈る行為が含まれることをご存知でしょうか。意外とハンカチがマナー違反になることを知らない人も多いと思いますが、ハンカチは別れや涙を連想させるアイテムとして避けるべきだと言われています。
しかし、最近では明るい柄物や赤ちゃんに使う小さめのタオルなどは問題ないと見られる傾向が強いため、白いハンカチ以外のハンドタオルなどであれば喜ばれることも多いです。贈る相手の性格などに合わせて慎重に決断しましょう。
5.脂っこい食べ物
産後、体型が崩れてしまったことを気にしているお母さんはとても多いです。そのため、脂っこい食べ物を良かれと思って贈ってしまうと、「せっかくダイエット中なのに…」と困らせてしまうことがあります。
また、脂っこい食べ物の多くは調理が必要なため、消費期限内に使い切らなければいけないという点も踏まえると、慣れない育児に大忙しなお母さんを考えると適しているとは思えません。
ダイエット中のお母さんに喜ばれる食べ物として、低カロリーなスイーツなどが挙げられるので、ぜひその点を踏まえて探してみてください。
意見が分かれる慎重に選ぶべき贈り物も
マナー違反ではありませんが、意見が分かれる出産祝いもあります。
- ベビー服
- サイズの大きいおもちゃ
- キャラクターもの
- 新生児用のオムツ
ベビー服はサイズによってはすぐに着られなくなってしまったり、親の好みがハッキリと表れるアイテムだったりするため、人によっては困らせてしまうこともあります。キャラクターものも同様に、人によっては好みが分かれることがあります。
また、サイズの大きいおもちゃは「置く場所に困った」という意見がありますし、新生児用のオムツは生後1ヶ月を迎えるか否かという時期に終わってしまうため、使い切れなかったという意見もあります。
「うれしかった」の声多数!喜ばれる出産祝いの事例は?
出産祝いに贈るべきではないアイテムを紹介してきました。もらった贈り物はどれも気遣いが嬉しいですが、中には「正直、使わなくて困った」という意見も多々あります。
では、具体的にどのような贈り物が喜ばれるのでしょうか。多くの人に選ばれ、喜ばれるアイテムとして、以下のようなアイテムがあります。
- カタログギフト
- ギフト券
- スタイ
- おむつケーキ
- ママ用のスキンケアアイテム
カタログギフトやギフト券であれば、相手が好きなものを選ぶことができます。また、スタイはよだれが多くなってくる生後5ヶ月頃から大活躍しますし、デザインも豊富なので「何枚あっても困らない」という声も多いです。
最近では、海外の風流を取り入れておむつケーキの人気も高まっています。おむつがケーキの形に積み重なっているものなので、実用的ですよね。おむつケーキを選択するときは、贈るタイミングに合わせたサイズを選ぶようにしましょう。
出産祝いはお母さんが喜ぶものを選ぼう
いかがでしたでしょうか。出産祝いは赤ちゃんが誕生したことを祝う物ですが、同時にお母さんを労う意味も込められています。お母さんの負担にならないような喜んでもらえる贈り物を吟味するようにしましょう。