白湯の効果とは?正しい作り方を紹介|簡単アレンジレシピ5選

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白湯を飲んで体をいたわりたい、健康になりたいと思っている方は多いのではないでしょうか。この記事では白湯を飲むメリットや作り方、正しい飲み方やアレンジ白湯について解説します。白湯を飲んで少しでも健康的に過ごしたい方は、ぜひ読んでみてください。

白湯を飲むことで期待できる効果効能7つ

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美や健康に関心のある人たち、特にモデルや芸能人の中には、白湯を飲んでいると話す人も多くいるようです。また哺乳瓶に粉ミルクと白湯を入れてミルクを作り、子供に飲ませる人もいます。

実際に白湯を飲む習慣をつけると、どんな効能が期待できるのでしょうか。白湯を飲むと体が温まり、血流が良くなると言われています。それによって色々な効能が期待できるでしょう。ここでは7つの効果について説明します。

白湯に期待できる効果1:デトックス効果・便秘解消

白湯を飲む1つめの効果は、デトックス効果があり便秘の解消が期待できる点です。白湯を飲むと体内の温度が上がります。

内臓、特に腸の動きが活発になることで腸内環境が良くなり、体内に残っている悪いものや余分な水分を排出しようとします。また水分を多く摂取することで、固まっていた便を柔らかくし排出しやすくします。

腸が動くことで、便通が良くなり、結果的にデトックス効果が期待できます。

白湯に期待できる効果2:冷え性改善

白湯を飲む2つめの効果は、冷え性の改善です。冷たいものばかり食べたり飲んだりしていると、体が冷えてくるのを体験した人は多いのではないでしょうか。

白湯を飲むと内臓が温められ、血流も良くなり末端まで血が通うようになります。またストレスやダイエットなどでホルモンのバランスが崩れ、自律神経が乱れることでも、代謝は悪くなると言われています。

熱い屋外から涼しい室内へ、またその逆でも体はストレスを受けています。白湯を飲むことでそれらが改善され、冷え性にも効果が期待できるでしょう。

白湯に期待できる効果3:肩こりや腰痛の緩和

白湯を飲む3つめの効果は、肩こりや腰痛の緩和です。ご存知のように肩こりや腰痛は、長時間同じ姿勢を取って血の巡りが悪くなると、起こりやすくなります。

白湯を飲んで内臓が活発に動き出すと、全身の血液の循環も良くなり、肩こりや腰痛の改善が期待できます。

白湯に期待できる効果4:ダイエット効果

白湯を飲むと期待できる4つめは、ダイエット効果です。ダイエットでは摂取するカロリーよりも消費カロリーを増やすことが大切ですが、運動だけでなく基礎代謝をあげることが成功への近道です。

内臓が温まって血流が良くなると、基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼効果が期待できます。また血液の流れが良くなるとリンパの流れも良くなり、余分な水分を排出しやすくなりますので、むくみ防止の効果も期待できます。

白湯に期待できる効果5:美肌効果

白湯を飲んで期待できる5つめのメリットは、美肌効果です。肌はおよそ28日~35日周期で新しい肌が作られています。しかし血流の巡りが悪ければ、ターンオーバーも正常には行われません。

白湯を飲むことで血流が良くなれば、肌のターンオーバーも正常になります。老廃物を体外に排出できれば、肌に活力が戻り美肌効果が期待できます。

白湯に期待できる効果6:花粉症の緩和

白湯を飲むことで期待できる6つめのメリットは、花粉症の緩和です。花粉症は体内に入ってくる大量の花粉やほこりなどに、免疫が過剰に反応することで引き起こされると言われています。

白湯を飲むと内臓の温度が上がり、免疫力が上がると言われています。免疫力は体温と密接にかかわっており、体温が1℃上がると、免疫力も5~6倍に上がるともされているので、花粉症の緩和も期待できるでしょう。

白湯に期待できる効果7:偏頭痛の緩和

白湯を飲むことで期待できる7つめのメリットは、偏頭痛の緩和です。偏頭痛の原因は一概には言えませんが、ストレスなどで血流が悪くなり、引き起こされている場合があります。

白湯を飲むことで、免疫力が上がり血流が良くなれば、偏頭痛が改善される可能性があります。

白湯の効果を生かす!正しい飲み方のコツ4つ

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白湯をただ、やみくもに飲んでも効果が出るわけではありません。体を温めたり冷え性を改善するなどの効果が期待できる、飲み方のコツがあります。

タイミングや温度、飲む量など、知っておいて損はありません。詳しく説明しますので参考にしてみてください。

正しい飲み方のコツ1:タイミングと量

基本的に白湯を飲むのは、日中のいつでも構いませんが、適しているタイミングは何度かあります。特に効果が期待できるのは、朝の起床直後です。

就寝中は汗をかいていて、起きたときには体は脱水状態になっています。睡眠中は体温も下がっているので、白湯を飲んで体温をあげ、水分補給をしましょう。

一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯程度をゆっくり、日に何度かに分けて飲むのが良いでしょう。朝以外には、食前30分前や食事中、就寝前などもおすすめです。

正しい飲み方のコツ2:温度は50℃前後

白湯を飲むのにも、適した温度があります。熱ければよい、というものではありません。白湯を飲むのに適した温度は50℃前後で、飲んで少し温かいかな、という程度が適温です。

ぬるすぎると白湯を飲む効果が薄れますし、熱すぎても体には負担となります。コップ1杯程度の量を、ゆっくりと飲むようにしてください。沸かしたての白湯を早く冷まそうと、氷を入れるのはおすすめできません。

正しい飲み方のコツ3:1日700ml~800ml

飲めば体に良い効果がある白湯ですが、一日にどれぐらい飲めばよいのでしょうか。一日の目安は、700~800mlです。1回に飲むのはコップ1杯程度、200mlぐらいを数回に分けて飲むのが良いとされています。

あまり多くの量を飲んでも内臓の負担になりますし、むくみの原因にもなります。また大量の白湯は、食事で取り入れた必要な栄養分を流してしまうこともあり、注意が必要です。

食事からもある程度の水分は補給できるので、白湯として飲むのは800mlぐらいにとどめるのが良いでしょう。

正しい飲み方のコツ4:一日3回朝昼晩

いつ飲んでも効果が期待できる白湯ですが、どのタイミングで飲むとより効果があるのでしょうか。おすすめなのは一日3回、朝昼晩と飲むことです。時間をある程度、決めてしまうことで飲み忘れることもなくなりますし、飲む間隔を適度に空けることにもなります。

一度に大量の白湯を飲むことは、胃液を薄め体の負担となるので避けた方が良いでしょう。

朝の飲み方

朝、起きたらまず白湯を1杯飲むと、体が目覚める感覚を味わえます。一息に飲みたくなるかもしれませんが、10分程度かけてゆっくり飲む方が良いでしょう。

朝に白湯をゆっくり飲むことで、就寝中に減ってしまった水分を補給できます。また内臓が温まることで血流が良くなり、体が動きやすくなるのを実感できるでしょう。朝から体が良く動くと、効率の良い一日を送ることができるでしょう。

昼の飲み方

昼に白湯を飲む場合は、食事中に半分程度を飲み、食後30分以上たってから残りの半分を飲むと良いでしょう。食事中に適度な水分を取ると、消化が良くなる効果があります。

白湯で体の中から温めれば更に効果が上がるでしょう。しかし飲みすぎるとかえって内臓の負担になってしまうので100ml程度に抑え、残りは食後30分以上たってから飲むようにしてください。満腹状態で白湯を飲むと消化が悪くなってしまうので、直後は避けた方が無難です。

夜の飲み方

夜も昼と同様、食事中に半分を飲み、残りは食後30分以上たってから飲むようにしましょう。食事中に大量の水分を飲むと胃液が薄まり、消化を遅らせる原因にもなります。適度な量の白湯を飲むことで消化を助けるので、飲みすぎには注意しましょう。

また就寝の30分ぐらい前にもコップ1杯程度の白湯を飲むと、睡眠中に失われる水分を予め補給できるのでおすすめです。

白湯を飲むときの注意点3つ

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白湯を飲むときの注意点は何があるのでしょうか。白湯は、基本的には日中のいつ飲んでも構いません。しかし、食後30分以内と寝る前は避ける、沸かし直しをしない、などいくつかの注意点があります。ポイントについて詳しく解説します。

白湯を飲むときの注意点1:食後30分と寝る前は控える

食後、おなかがいっぱいの状態で白湯を飲むと、胃に水分が多く入りすぎて消化の妨げになります。食後は30分程度、間隔をあけてから飲むようにしましょう。

また寝る前に白湯を飲むことは睡眠中の脱水を防ぐためにも良いことですが、寝る直前に飲むとトイレに行きたくなって目が覚めてしまうので、避けた方が無難です。

白湯を飲むときの注意点2:沸かし直しはNG

白湯を飲むときの注意点の2つめは、沸かし直しをしないということです。まとめて大量に沸かしておくと時短になって便利ですが、その場合は保温できるポットや水筒に入れて保存するようにしましょう。

また作った白湯は、必ず当日中に飲み切るようにしましょう。

白湯を飲むときの注意点3:多めに作る

白湯を飲むときの3つめの注意点は、多めに作るということです。白湯の作り方には色々な方法がありますが、やかんやケトルで作るときには10~15分、ふたを開けたまま沸騰させる必要があります。

その場合、沸騰させている間に水分が蒸発し減ってしまうので、少し多めに作ることをおすすめします。

白湯の正しい作り方3つ

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白湯は、ただ水を沸騰させれば良いというものではありません。やかんや電子レンジ、ウォーターサーバーなど、何で作っても構いませんが、正しく作る方法があります。白湯の簡単な作り方を説明しますので、参考にしてみてください。

白湯の正しい作り方1:やかんで白湯を作る

やかんまたは鍋と水を用意します。やかんに水を入れ火にかけ、沸騰したらふたを開けて10~15分程度グラグラと沸いた状態をキープします。15分ほどたったら火を止め、コップに入れて50度ぐらいになるまで冷まして飲みましょう。

白湯に氷を足して冷ますのは避けた方が良いでしょう。水道水で作る場合はカルキが抜けるように、しっかりと沸騰させましょう。ミネラルウォーターで作る場合は、軟水を選ぶと胃腸に負担がかからず、おすすめです。

また南部鉄器などの鉄瓶を使うと、鉄分も補給できるので試してみてください。

白湯の正しい作り方2:電子レンジで白湯を作る

時間がない方は、飲みたい分だけを電子レンジで作ることもできます。電子レンジで作る場合は、マグカップに水を入れ、500Wで1分半~3分程度、温めましょう。

このときにラップをする必要はありません。ミネラルウォーターを使用すると、カルキ臭もなくおいしい白湯ができるでしょう。

白湯の正しい作り方3:ウォーターサーバーで白湯を作る

ウォーターサーバーを使っている方なら、白湯を作ることはとても簡単です。ウォーターサーバーは冷水と温水が両方、すぐに使えるので温水を水で割るとすぐに飲み頃の白湯が作れます。

温水の設定はメーカーによっても違いますが、80~90℃というメーカーが多いので、コップに7割程度の温水を入れて、少しずつ冷水を入れて調節するのが良いでしょう。

アレンジ白湯の作り方5つ

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味のない白湯を飲み慣れなかったり、飲み続けていると飽きてくることがあります。そんなときに試して欲しいのが、アレンジ白湯です。レモンやミント、生姜など簡単に作れるものを5種類、紹介しますので、試してみてください。

アレンジ白湯の作り方1:レモン白湯

レモン白湯は、出来上がった白湯の中に、薄切りレモンを1枚、またはレモン果汁を数滴入れるだけです。レモン果汁は市販のものでも大丈夫です。香りが良くすっきりした白湯でリフレッシュできるでしょう。

レモンにはビタミンCやクエン酸が含まれており、風邪の予防や疲労回復が期待できます。ビタミンCには肌にも良いと言われていますが、日に当たる直前に摂取すると、日焼けを促進してしまうとも考えられています。気になる方は、朝ではなく夕方以降に飲むと良いでしょう。

アレンジ白湯の作り方2:生姜白湯

生姜白湯は、作るときにスライスした生姜を1~3枚入れ、沸騰させて作ります。生の生姜がない場合は、チューブやパウダーでも代用できます。この場合は白湯を作ってから混ぜるようにしてください。

チューブの生姜なら小さじ1杯、パウダーなら大さじ1杯を目安に入れてください。生姜には生の状態ではジンゲロール、加熱した生姜にはショウガオールという体を温める成分が入っているので、白湯だけよりも更に血流が良くなる効果が期待できます。

アレンジ白湯の作り方3:ミント白湯

ミント白湯の作り方は、ミントの葉を2.3枚入れたカップに沸かした白湯を上から注げば完成です。爽やかなミントの香りは、気持ちをリフレッシュさせてくれます。

またミントの香りを嗅ぐとすっきりして、詰まっていた鼻が通った感じがする方もいるでしょう。花粉症などのアレルギー症状で悩んでいる方は、試してみるのも良いでしょう。

アレンジ白湯の作り方4:オリーブオイル白湯

オリーブオイル白湯は、沸かした白湯にオリーブオイルを小さじ1杯程度、入れるだけで完成です。

オリーブオイルをそのまま飲むことに抵抗がある方もいるかもしれません。しかしオリーブの生産地であるイタリアやスペインでは、毎日スプーン1杯のオリーブオイルを飲む健康法もあります。

オリーブオイルには腸の働きを良くするとも言われていて、便秘の解消も期待できます。白湯が冷めるとオイルが膜を張ってしまうので、温かいうちに飲むようにしましょう。

アレンジ白湯の作り方5:はちみつ白湯

「白湯に味がなくて飲みにくい」という方には、はちみつ白湯がおすすめです。カップ1杯の白湯にティースプーン1杯程度のはちみつを溶かして飲みましょう。お好みでレモンを加えて、はちみつレモン白湯にしても良いでしょう。

はちみつには炎症を抑えたり、むくみ予防の効果があると言われています。しかし1才未満の赤ちゃんにはちみつを与えると、乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあるので、気を付けましょう。

知っておきたい白湯の基礎知識

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沸騰したお湯をある程度まで冷ましたものを、湯冷ましという言い方があります。白湯と湯冷ましは、どう違うのでしょうか。また白湯はアーユルヴェーダが起源となっている、という説もあります。ここでは白湯の基本的な事柄について、詳しく説明します。

白湯と湯冷ましの違い

白湯は、水を沸騰させて飲みやすい適温まで冷ましたものです。白湯の適温は、50~60度ぐらいです。湯冷ましの方は50~60度ぐらいから常温ぐらいまでとしている場合もありますが、基本的には白湯と湯冷ましは同じ、と考えて良いでしょう。

本来は何も加えず無味無臭のものですので、水道水で作る場合はカルキ臭が取れるよう、10~15分程度、煮沸するのがおすすめです。

白湯の起源はアーユルヴェーダ

白湯が体に良い、とされる起源はアーユルヴェーダにあります。アーユルヴェーダとは、インド・スリランカに古くから伝わる医学・哲学です。

アーユルヴェーダでは、全てのものにヴァータ(風元素)・ピッタ(火元素)・カパ(水元素)という元素があるとされています。白湯を作るときに、やかんのふたを開けて空気に触れさせながら水を火にかけて沸かすことで、3元素全てを含んだ飲み物になります。

アーユルヴェーダでは白湯を、バランスのとれた魔法の飲み物と呼ぶこともあるぐらい、体に良いとされています。

健康のために白湯を飲もう

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簡単に作れる白湯は、デトックスや冷え性改善、肩こりや便秘の解消など、様々な効果が期待できます。なかでも朝、起きてすぐに飲む1杯の白湯は効果が抜群です。

レモンやはちみつを加えるなど、アレンジも数多くできます。食後30分以内や就寝の直前を避けて、一日に数回飲むことを習慣づけてみましょう。

ぜひ白湯を飲む習慣をつけて、健康に過ごしましょう。

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