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タンスのカビを落とす前に確認することやコツ
タンスにカビが生えているとわかったら、そのカビが衣類にも付着していないかどうかを確認します。もし、衣類にもカビが付着してしまっている場合には、タンスからそっと取り出します。カビが付着してしまった衣類はすぐに洗濯する、もしくはベランダや庭などの外に出しておきましょう。ゴミ袋でも良いので、大きな袋に入れておくと良いです。
なぜそのようにするのかというと、衣類に付着したカビが部屋中に舞ってしまわないようにするためです。カビが部屋中に舞って拡散してしまうと、その部屋にいるだけでカビを吸ってしまうことになるので注意しましょう。
タンスのカビを落とすために必要な道具
- エタノール
- マスク
- ゴム手袋
- ぞうきん(未使用)
- サンドペーパー(必要に応じて)
エタノールはドラッグストアで買うことができます。スプレーボトルに入っているものが使いやすくて良いのですが、スプレーボトルタイプのものが売られていなかった場合には、100均のスプレーボトルに入れ変えて使うと良いです。カビを吸ってしまうとよくありませんので、必ずマスクをしてからカビの除去を行ってください。
タンスのカビの落とし方
- タンスまたは引き出しを移動する
タンスを移動することができる場合には、外に移動しましょう。重くて運べない場合には、引き出しだけでも外に移動させましょう。どうしても外に移動することができない場合には、しっかり換気を行いながらカビの除去をしましょう。部屋にカビが舞ってしまわないようにするためです。 - カビを拭き取る
ぞうきんにエタノールをつけ、タンスについたカビを拭き取っていきます。エタノールはタンスの塗装面を傷つけてしまうことがありますので、先に目立たない部分で試し拭きなどをしておくと良いです。 - サンドペーパーで削り取る
拭くだけではカビを取り除くことができなかった場合の手順です。エタノールをつけたぞうきんで拭き取ろうとしても、カビの色が黒く残ってしまうことがあります。染みついてしまったものはどんなに拭き取ろうとしても完全には除去することができません。
そんなときはサンドペーパーをつかってタンスや引き出しの表面を削り取るしかありません。ついてしまったカビだけを削り取るようにするのがポイントですが、少なからずともタンスや引き出しの表面も削らなければならなくなってしまうと思います。 - 乾燥させる
タンスや引き出しを外に移動することができた場合には、太陽の光に当てて殺菌と乾燥をします。紫外線には殺菌作用があるので、日干しすることで殺菌と乾燥が同時にできます。室内でタンスのカビの除去を行った場合には、部屋の風通しをよくし、十分に乾燥させましょう。扇風機やドライヤーを使って乾燥させても良いです。
タンスのカビの防止対策
タンスの中は湿気がこもってしまいやすいため、カビが生えてしまうのです。あまり開けることのないタンスもこまめに確認しましょう。引き出しを少し開けておくなどし、タンスの中の空気を入れ替えてあげると良いです。湿気の多い時期には、除湿乾燥機を使用し、湿気がこもってしまわないようにすると良いです。
対策1:脱いだばかりの服をタンスに入れない
あまり汚れなかったからという理由で、脱いだばかりの服をすぐにタンスにしまうことがあるかもしれません。汚れてはいないかもしれませんが、湿気やニオイはあります。タンスにしまう場合は必ず洗濯をしてからにしましょう。洗濯しない場合はタンスにはしまわず、ハンガーにかけておきましょう。
対策2:タンスの置き場所を考える
湿気の多い部屋、湿気の多い場所、空気の通りが悪い場所など、湿気がこもってしまいやすい場所にはタンスを置かないようにしましょう。
タンスと壁の間を10cmほど離して風の通り道を作ると、湿気がうまく発散できるようになります。ホコリなども後ろにたまりにくくなるので、掃除も楽になります。
対策3:防カビ剤や除湿剤を入れておく
防カビ剤や除湿剤をタンスの中に入れておき、こまめに取り換えると良いです。除湿剤に溜まった水分を見ると、こんなに湿気があったのかと驚くほどです。
長期収納の場合は防虫・防カビアイテムを一緒に入れておくと大切な衣類をしっかり守ってくれます。いらない新聞がある場合、タンスの下段に敷いておくだけでも除湿+防虫効果になります。
まとめ
タンスのカビの除去方法と防止対策をご紹介しました。あまり使用しない衣類をタンスにしまっておくことがありますが、定期的に確認しているでしょうか。季節に関係なくタンスの中は湿気がこもりやすいため、何もしないでおくとカビだらけになってしまうかもしれません。生えてしまったカビはすぐに除去し、こまめにタンスの中の空気を入れ替えるなどし、タンスにカビが生えることを予防しましょう。