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ママ友は子供を持つ者同士助け合える協力者
世間的に取り上げられやすいママ友ネタは、いわゆるトラブル系が多いですよね。しかし、実際はお互い助け合ったり、相談しあったりと協力者として心強い味方となるケースが多いです。
最近は、お仕事をしているワーママさんも増えているため、以前ほど付き合いが深くなることも少なく、保育園や幼稚園、学校によっては保護者会も共働き家庭に寄り添い、回数が減っている園や学校も増えてきています。
そのため、お互いに助け合える時は助け合い、適度な距離感で楽しく会話をすることを心がけている人が多い傾向にあります。
「怖いママ友がいたら…」と子どもの進級・進学に伴い不安を感じるママさんも多いと思いますが、意外と気軽な付き合いができる良い関係のママさんと出会うことができることも多いですよ。
ママ友は年代も価値観もバラバラ
しかし、そうは言っても、ママ友は他の友人とは違います。同じ子どもを持つ者同士という共通点以外は、年齢や出身地、価値観など、すべてがバラバラです。そのため、不必要な言動をしてしまうと、距離を置かれてしまうことも珍しくありません。
また、大切な子どもが主軸となって集まっているため、どうしてもお互いライバル視してしまう人が出てきます。すると、子どもに関する話題であっても、お金や家庭環境が見え隠れする話題はトラブルの火種となることもあります。
新たに出会ったママ友さんとは、こうした話題を極力避けつつ、適度な距離感で気軽にお付き合いするのが望ましいでしょう。
ママ友に絶対言ってはいけない『NGワード』7選
普段、何気なく友人としている会話であっても、ママ友同士ではNGとして捉えられるがあります。ここではママ友に絶対言ってはいけないNGワードを紹介するので、この春、新たな出会いのある人は参考にしてくださいね。
1.「男の子は大変そうだね」
一般的に、女の子よりも男の子の方が大変…という考えが横行している傾向にありますが、それは一般論に過ぎません。男の子でものんびりとしていて手のかからない子はいますし、反対に女の子でも活発でやんちゃな子はいます。
それぞれ個性があるにも関わらず、男の子というだけで一括りにし「男の子は大変そうだね」「男の子は育てられないや」などと発言してしまうと、言われた側はなんとなく見下されたような感覚になる人もいます。
反対に、女の子を持つお母さんに対して「女の子は手がかからなくていいな」も厳禁です。前述の通り、女の子であっても様々な面で苦労はあります。それにもかかわらず「あなたの育児は楽でいいわね」というニュアンスを含むような発言は避けるべきです。
2.「今の仕事が楽しくて…」と自分の仕事に関する話題
最近は仕事をするお母さん、いわゆるワーママさんが増えてきています。しかし、もちろん専業主婦のママさんも多いため、仕事に関する話を持ち出すと、たちまちワーママさんvs専業主婦ママさんという構図が出来上がってしまう恐れがあります。
仕事をしているママさんに対して、専業主婦のママさんが「働けていいな」「自分の時間を持てていいな」と思っているケースも少なくありません。そのため、仕事のやりがいやちょっとした自慢話であっても、大きな反感や妬みを買ってしまうことがあるのです。
自分が仕事をしている立場で、相手のママ友さんが専業主婦である場合には、極力仕事の話題は持ち出さないのが無難です。聞かれた場合には、自分の仕事を深掘りするような会話の流れは避け、さらりと受け流すようにしましょう。
3.「仕事しなくていいなんて羨ましい」
専業主婦のママさんに対して「仕事をしなくても家計が潤っているなんていいな」と思うワーママさんもいるでしょう。しかし、だからと言って「仕事しなくていいなんて羨ましい」といった発言は避けてください。
このような発言をされた側は「なんだか見下されている」「マウントを取られている?」と思ってしまい、不快に感じてしまいます。中には仕事をしたくても子どものことを考えてできないというママさんもいます。
言った側としては、単純にそう思っていたり、自身の憧れや理想といった意味合いが強く、悪気がないケースもあるでしょうが、受け取った側は悪気があるようにしか思えない発言です。気をつけましょう。
4.「うちの子〇〇ができるようになって」
ママ友は子どもを主軸に集まっている友人です。そのため、子どものことが話題に上ることが大半でしょう。同い年の子を持つママ友同士ならば、お互いの子どもの成長を比較したり、情報交換したりすることも珍しくありません。
その中で「うちの子〇〇ができるようになって」という発言は、一見問題ないように見えますが、人によっては反感を買ってしまったり、傷つけてしまったりする恐れがあるNGワードです。
子どもの発達は、人によって差が大きいです。その子が当たり前のようにできていることであっても、他の子は発達が少々遅く、まだできていない…ということも多いです。比較することはないと頭ではわかっていても、不安に駆られてしまうのが親心でしょう。
「なんだかうちの子は発達が遅いな」と感じている時に、同じ年の子を持つママ友にこのような話を持ちかけられてしまうと、笑顔で対応していても「どうしよう」「やっぱり何か問題があるのでは」と不安を増幅させている可能性があります。
また、できたことが金銭面の関わってくる事柄(習い事など)であれば、「習い事ができていいわね」「自慢?」などと反感を買ってしまうケースもあります。したがって、こうした子どもに関する自慢と取られかねない話題は避けるべきでしょう。
5.「かわいそう」
学生時代や同僚との会話であれば「かわいそう」というワードは何気なく日常会話に出てくるフレーズです。しかし、ママ友同士では、少しナイーブなワードとして受け取られかねません。
「旦那さんが協力的じゃないなんてかわいそう」「イライラしていると子どもがかわいそうだよ」など、何気なく発した「かわいそう」でも、相手は「見下されている」「上から目線で否定されても…」と不快感を覚えたり、不安を煽ってしまう恐れがあります。
「かわいそう」という言葉は、相手に共感したり同情したりといった意味合いで使う人が多いですが、意外と使われる側は「なんだかモヤモヤする」と受け取りやすいです。このワードはなるべく避けるようにしましょう。
6.「まだ〇〇してないの?」
こちらも子どもの発達や教育に関して使われやすいワードです。「まだ歩いてないの?」「まだオムツが外れてないの?」「まだ何も習い事してないの?」など、相手の子どもに関する状況を非難するような発言はNGです。
家によって子育て方針は大きく違います。教育に力を入れている家もあれば、のびのびと子育てする家もあります。自分の家の方針を軸に考え、それを他人の家に土足で踏み込むように指摘する発言は、反感を買いやすいですし、相手を傷つけてしまう恐れがあります。
相手の状況を非難したり指摘するよりも、相手に状況に寄り添った発言を心がけると、ママ友さんと友好的な付き合いを続けていくことができるでしょう。
7.「こうしたほうがいいよ」などの決めつけ
2人目のママさんや年上のママさんなど、先輩ママと呼ばれるママさんに多い発言です。
相手の何気ない日常会話に「それはやめたほうがいいよ」や「こうしたほうがいいよ」など、善意でアドバイスしているつもりでしょうが、言われた側からすると「上から目線だな」「高圧的だな」と感じてしまうことがあります。
アドバイスを求められた時や、善意で相手に「こうしたほうがいいのにな」と思うことがある時は、まずは相手に共感し寄り添った反応を見せた後、「私はこうしたら上手くいったよ」と1つの手段として提示する程度にとどめましょう。
決めつけるのではなく「こういう方法もあるみたいよ」「うちはこうしたら上手くいったよ!よかったらやってみて」というように、優しくフォローを入れてあげましょう。
何気ないワードがNGに…常に寄り添う姿勢を心がけて
いかがでしたでしょうか。ママ友は、他の友達と違い、あらゆる面で気遣いが必要になります。お互い悩みを持つ子どもの親同士であることを理解し、常に寄り添う姿勢で友好的に接することが望ましいでしょう。