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ネクタイにクリーニングは必須!
ネクタイは色が濃いものであったり、いろいろな柄が付いていたりするものが多く、その色に紛れて汚れに気付かずそのまま保管してしまうことがあります。また、食べこぼしや飲みこぼしの他、空気中の埃やチリ、皮脂など様々な汚れが多く付着しています。
ネクタイは多くの場合、シルク100%などのとてもデリケートな素材でできているため、家の洗濯機で洗うと毛羽立ってしまったり、ヨレてしまったりしてうまく仕上がらない可能性が高いです。
面倒がって家で洗ってしまうと、そのネクタイが使えなくなってしまうことがあるので、汚れが気になった場合は悩まずクリーニングに出しましょう。
ネクタイをクリーニングに出す頻度
ネクタイをクリーニングに出す頻度としては、3~4ヶ月に1回のペースで出せば十分です。1シーズンに1回と覚えておくといい目安になるのかもしれません。
ネクタイは普段通り使っていれば、食べこぼしや飲みこぼしがない限り頻繁に汚れてしまうアイテムというわけではないので、スーツやワイシャツのように短いスパンで、クリーニングに出す必要はありません。
むしろネクタイはデリケートな素材でできているため、何度もクリーニングに出してしまうと、生地を傷めてしまう原因になります。
ネクタイのクリーニングの価格相場
ネクタイのクリーニング料金は、1本当たり400円程度です。もちろん、お店によって値段も変わってくるところもあり、安いところでは300円台で価格が設定されています。
また、ネクタイの素材や汚れの種類、その程度によっては600円から700円ほどになることも少なくありません。
さらに、高級ブランドのものであったり、シミ抜き加工は追加料金がかかることもよくあるので、クリーニングに出す前にしっかりと確認しておくことが重要です。
ネクタイのクリーニング仕上がり日数
最速のところだと即日に対応してくれるところもあります。その他のところでも大体2営業日から7営業日以内でクリーニングを仕上げてくれます。
中には仕上がりが早いと値段も高くなってしまうのではないかと不安に思う方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
しかし、早いからといって必ずしも値段が高くなる訳ではなく、上記で挙げた価格帯が一般的なのでお財布にもとても優しいです。
ネクタイのクリーニングから仕上がりまでの工程
ネクタイをクリーニングに出してから仕上がるまでの工程で、そもそもどのように洗われているのか。クリーニングに出したネクタイはドライクリーニングという専門的な方法で洗われています。
ドライクリーニングとは、水の代わりに石油由来の特殊な溶剤に浸すことによって丸洗いする方法になります。これによりシルクなどの水に弱い素材も痛めることなく汚れを落とすことができます。
しかし、実際にネクタイだけをクリーニングに出すために、わざわざお店に行くことは面倒だと感じる方もいるかもしれません。そこで便利なのが宅配クリーニングと呼ばれるサービスです。
宅配クリーニングはお店ごとに仕上がりの日数が分かるので、ネクタイが必要なタイミングに合わせて、クリーニングをして受け取ることができます。
ネクタイをきれいに使う方法
クリーニングに出したことで綺麗になったネクタイ。やはりその綺麗な状態をできるだけ長く保ちたいと思いますよね。ネクタイは普段からの使い方であったり、ケアの仕方で汚れの蓄積自体を防ぐことができます。その方法は大きく2つあるので、ここからご説明します。
数本のネクタイを使い回す
ネクタイを1本だけ長い期間使い続けるのではなく、数本用意することによって使い回しができます。このようにネクタイをローテーションで使用することによって、ネクタイを伸ばした状態で干す時間を定期的に確保でき、シワがあまりつきにくくなります。
アイロンのスチームを当てる
もしネクタイの匂いが気になってきた場合には、アイロンのスチームをしっかりと当てましょう。スチームには、汗などのニオイ成分を分解する力があるので、スチームをかけて一晩ほど干しておくことによって、次の日には気になっていたネクタイのにおいもスッキリと取れているはずです。
ネクタイの正しい保管方法
ネクタイには様々な色や柄があるので、着けるネクタイによって個性を出したり、TPOによってネクタイを使い分ける人も多いと思います。
なので、ネクタイを複数本所持している方がほとんどでしょう。ここではシワを増やさず、綺麗にネクタイを保管するテクニックを3つ紹介していきます。
平置き
まず一つ目の方法は平置きにして保管することです。ネクタイを二つ折りまたは四つ折りにして平らな場所に並べて保管をしましょう。
この時のポイントはキツめに折るのではなく、余裕を持たせた折り方をすることが重要です。ふわっとさせることによって、シワになりにくく、生地を傷めにくい状態で保存することが可能になります。
丸めて保管
二つ目の方法は、ネクタイを丸めて保管することです。実際の巻き方としては、小剣の方からくるくると巻いていき、仕切りのある引き出しなどに入れて保管します。
ネクタイを巻く際にきつく巻いてしまうとシワになってしまい、それが型崩れの原因にもなりかねないので、優しくふわっと巻いてあげることがポイントになってきます。
吊るして保管
三つ目の方法は、ネクタイを吊るして保管することです。ネクタイ専用のハンガーが市販されているので、それを使うことによって省スペースでの保管が可能になります。
ただし、ここでの注意点はニット素材のネクタイなど、素材によってはネクタイ自身の重みで伸びてしまうものもあるということです。ネクタイを干して保管する際には、必ずその素材が何なのかを確認しましょう。
日陰で干してから収納する
1度使用したネクタイには、自分が思っているよりも汗が染み込んでしまっています。なので、ネクタイを外したらすぐに収納するのではなく、半日から1日程度風通しの良い日陰で干してから収納するようにしましょう。そうすることで更にネクタイをきれいに保つことができます。
まとめ
ネクタイは普段スーツを着る際にも、まず注目されるくらい重要なものになります。しかし、ネクタイは想像している以上にデリケートな素材で作られているので、自宅で手入れをするのはなかなかに難しいことです。
なので、数ヶ月に1度でいいのでネクタイをクリーニングに出してみてはどうでしょうか。プロに頼むことによって、綺麗になったネクタイは買った時のような色合いや肌触りを取り戻します。
清潔感あふれるネクタイを身に着け、気持ちの良いひと時を過ごしてみてはどうでしょうか。