目次
壁紙(クロス)の掃除の手順
壁紙(クロス)の汚れの原因は、手垢やホコリ、油、ヤニなどです。付着したばかりの汚れであれば、台所用または住宅用の中性洗剤を使って落とすことができます。その他、雑巾を3枚ほど用意しておきます。
1.壁に付いているホコリを落とす
水拭きする前に、壁に付いているホコリを落とします。毎日見ていると気づきにくいですが意外とホコリなどが付着しています。水拭きする前にハンディモップや掃除機を使ってホコリを取り除いておきましょう。
2.中性洗剤を使って水拭きする
水に濡らして固く絞った雑巾に中性洗剤を数滴たらし全体になじませます。そして、壁の上部分から下に向かって全体的に拭いて汚れを落としていきます。
3.水拭きと乾拭きで仕上げる
洗剤を付けた雑巾で汚れを落としたら、別の雑巾を水に濡らして固く絞りもう一度壁の上から下へ向かって全体的に拭きます。最後に、キレイな雑巾や布で乾拭きをして仕上げます。
4.コンセント周りは歯ブラシを使う
コンセントの周りは特に汚れやすく細かい部分が雑巾では拭きにくいです。そこで、歯ブラシなどに水で薄めた中性洗剤をつけて汚れをかきだすように優しく擦ってみましょう。最後は水拭きと乾拭きで仕上げます。
5.目立つ汚れは消しゴムで落とす
一通り掃除をして全体的にキレイになっても、目立つ汚れがあったら消しゴムを使って落としてみましょう。壁紙(クロス)を傷めないよう、端から優しくこすりながら汚れを落とします。鉛筆などの落書きも消しゴムで落とせるでしょう。
汚れがひどい壁紙(クロス)には重曹を使うのが効果的
基本的な壁紙(クロス)の汚れは中性洗剤を使った水拭きで落とせますが、タバコのヤニなどで茶色くなっている汚れや、落ちない手垢で黒ずんでいる汚れには重曹を使うのが効果的です。
重曹水スプレーでタバコのヤニ汚れや手垢を落とす
- 空のボトルを用意して水100mlと重曹小さじ1杯程度を入れてよく混ぜ合わせます。
- ホコリを取り除いた壁を水に濡らして固く絞った雑巾で水拭きします。
- 壁の表面の汚れをある程度きれいにしてから、汚れが気になる部分に重曹水をスプレーし水拭きと乾拭きで仕上げます。
頑固な油汚れ部分には重曹ペースト
キッチンなどの壁紙(クロス)についた頑固な油汚れには重曹水スプレーよりも重曹多めの重曹ペーストを使うと落とせます。
- 少量の水に重曹を混ぜペースト状にしたら、油汚れの部分に直接塗ってください。
- 上からラップをしてパック状態にしたまま10分程度放置します。
- 最後に水拭きと乾拭きで仕上げます。
重曹で落ちない黒ずみにはカビ取り漂白剤を使う
中性洗剤や重曹を使っても落ちない黒ずみ汚れや黒い斑点はカビの可能性が高いです。元のように戻すには、市販のカビ取り漂白剤を使うのがおすすめです。
塩素系漂白剤は色柄の壁紙(クロス)には使うことができませんので気を付けましょう。必ず、壁紙(クロス)に対応している漂白剤を用意して説明書通りに使ってください。正しく使わないと色落ちや傷めてしまうこともあります。
最初は目立たないところで試してから使うと安心です。消しゴムで落とせないクレヨンやボールペンの汚れも漂白剤を使うと落とせることがあります。
ゴシゴシと力いっぱい拭かないように注意!
壁紙(クロス)の汚れを落とす時、気力いっぱいゴシゴシこするのはNGです。力を入れ過ぎると凹凸がつぶれてしまったり、壁紙(クロス)が傷ついてしまうこともあります。
どうしても自分では落とせない汚れは、専門のクリーニングにお願いするのがおすすめです。プロの技術で効率よく汚れを落としてもらえるので安心です。また、汚れが目立つ前に、定期的にホコリを取り除き水拭きと乾拭きで壁紙(クロス)をキレイに保つよう心がけましょう。