室外機への「すだれ」の付け方!失敗しない正しい手順と注意点

すだれ

すだれを室外機につけて直射日光を遮断する一番の目的は「節電」です。室外機の温度が上がると室外機のファンが空気を放出するために稼動し続けその分電機代があがります。室外機へのすだれの付け方はとても簡単ですのでこの記事を参考にして「節電」してくださいね。

室外機への「すだれ」の付け方

室外機

直射日光から室外機を守るすだれの付け方として重要なのは、直射日光をしっかり遮断することです。室外機がすだれで日陰になるように設置しましょう。

すだれの付け方のポイントは5つです。

  • 風通しをよくする
  • 直射日光を遮断する
  • 室外機に直接触れない
  • 室外機の吹き出し口はふさがない
  • すだれが飛ばない

<用意するもの(共通)>

  • すだれ
  • ひも
すだれは100均でも購入することができます。室外機へのすだれの取り付け方にあわせて必要なサイズを測ってから買いに行きましょう。

室外機の正面に「すだれ」をたらす

<用意するもの>

  • ワイヤーのカゴ

室外機の横の長さにあわせてカゴを用意しましょう。室外機の横が60cm、カゴが1つ30cmの場合、カゴは2つ用意します。

<手順>

  1. 室外機の上にカゴを乗せます
  2. すだれとカゴを紐で結びます
  3. すだれをたらします
  4. たらした先にブロックを紐で結びます
  5. すだれを斜めにして室外機の間に1m以上の空間を作ります

ブロックですだれを固定していますので飛ぶことはありません。

室外機の上にすだれで屋根を作る

<用意するもの>

  • ワイヤーネット

ワイヤーネットの長さは室外機の幅の2倍以上の長さのもの

<手順>

  1. 室外機の上にワイヤーネットを置きます
  2. ワイヤーの上にすだれを置いて屋根を作ります
  3. 室外機と屋根を紐で縛ります

すだれで屋根の軒下をできるだけ長くしましょう。

ベランダで室外機にすだれを吊る

マンションのベランダの天井や窓の張りなどからすだれを手すりに紐で結ぶだけです。天井や建物の一部に紐を縛り付けてたらす・つるす方法が一番簡単です。

専用フックを使ってすだれを付ける

すだれ専用マグネットフックはホームセンターや通販で購入でき、とても簡単に取り付けられます。マグネット式なので本体に傷をつけることなく、賃貸の方にも安心して使用できます。取り付けも簡単でマグネットでつけるだけなのでおすすめです。

「すだれ」を付ける際の注意点

室外機のサイズを測る

室外機とすだれの間を広く開ける

室外機とすだれの間に1m以上空間を作りましょう。風通しをよくしないと熱がこもりやすくなり熱風の排出がスムーズにできなくなる可能性があります。

吹き出し口をふさがない

エアコンの運転中は部屋の熱を外に出すため室外機のファンが回っています。吹き出し口をふさいでしまうとせっかく外に出した熱風を再び吸い込んでしまいますので、冷却効果が低下してエアコンの効きが悪くなり電気代も上がってしまいます。

日差しの方向を確認する

太陽の差し込む角度によって、すだれが役に立たない場合があります。必ず日差しの方向を確認してからすだれを取り付けましょう。

室外機のサイズを測る

すだれを買う前に、室外機のサイズを測りましょう。室外機のサイズが大きいと、日除けが十分にできなくなります。横幅、奥行き、高さなどを測りましょう。

しっかり固定する

すだれは軽く空気を通しますので風で飛ばないようしっかり紐で結びましょう。

冬場は外す

冬場は室外機の日差しを遮断し温度を下げると暖房効率が下がり、暖房が効きにくくなりますので電気代も上がってしまうため外しましょう。

室外機に「すだれ」を付ける効果やメリット

すだれ

暖房効率

エアコンの室外機のカバーで、室外機全体を包むタイプは日除けで節電効果が得られず電気代が高くなる場合があります。

カバーをすれば室外機本体には直射日光はあたりませんが、放熱ファンや熱交換フィンまで覆ってしまうと、室外機本体の温度が高くなり排熱性が低下します。

そのためファンやフィルターをふさがないことが大事です。すだれは日光を遮り通気性もあるのでとても暖房効率には効果的です。

節電効果

エアコンの室外機は、すだれで日陰にするだけで室外機周辺の温度が低くなり、排熱効率が高くなりますのでその分節電することができます。

すだれをつけた場合、すだれをつけない時より約5~10%の節電効果があると言われています。

すだれ以外の室外機の日除け方法

グリーンカーテン

グリーンカーテン

おしゃれな日除けとして、グリーンカーテンは最適です。室外機を日差しから守るだけでなく風通しもよく緑がいやしにもなります。

<付け方>

  1. プランターに支柱を立て、室外機が隠れる角度にネットを張ります
  2. つる性の植物の苗や種をまきます
  3. ネットにつる性の植物を這わせます

グリーンカーテンに適した植物の条件は

  • 育てやすい
  • 背が高い
  • 成長が早い
  • 虫が付きにくい
  • 病気に強い

この条件にぴったりなのは「アサガオ」です。アサガオの生長は早く、1m以上は伸びます。5月くらいに種まきをすれば6月下旬頃には成長してしっかり日除けになってくれます。

サンシェード

室外機のすだれの替わりとして、サンシェードを使いましょう。

<付け方>

サンシェードを窓の上部から、ななめにたらして固定するだけです。風通しもよく、日除けとして使えます。エアコン専用のサンシェードも販売されています。

おすすめサンシェード

山善エアコンガード

山善 エアコン室外機用アルミエアコンガード(ひさし付き) 【マグネットタイプ】 電気代削減 WAAG-8360MCS

第一ビニール

第一ビニール エアコン室外機用日よけのシート 幅102cm×奥行62cm×高さ22cm

最後に

室外機

室外機へのすだれの付け方として、簡単な方法を紹介しました。

すだれの替わりに「よしず」を利用するのもいいと思います。すだれの原料は主に竹で吊るすのに適していますが、よしずの原料はアシで立てかけて使用します。一軒家の場合は「よしず」もおすすめです。

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